ツキイチカウサスペシャル7月 | 遊歩の未確認非行落語

遊歩の未確認非行落語

社会人落語家として活動する川崎亭遊歩の
日々つれづれ・・

小倉駅北口側にある

知る人ぞ知る、知らない人は知らない(笑)

「CafeCausa」

 

ここの2Fのスペースを活用して開催されている「ツキイチカウサ」

ジャンルの垣根を超えて様々なパフォーマーが

出演するという実に興味深い会ではあります(^^)

てなわけで7月の会に行って来ました~♪

 
「高木政則(タカキキカク)」・・・「お盆、令和版」
 おそらく今の時代に合わせて
リモートとかpaypayネタなんか入れてるんだと思うけど
元のやつも見たくなるような内容
見えない相手を想像させる一人芝居の力業に引き込まれました。
それを言うなら落語も同じじゃないかと思いがちだけど
落語の場合は見えない相手に喋るものの、すぐその相手に切り替わって
反応を返せる安心感があるけど、
一人芝居って、そこの答えは客にゆだねたまま最後まで突っ走る
よほど強い信念が無いと出来ない芸だと思う。
 
「江口隼人」・・・キネマおじさん
これは、とにもかくにも最高に面白かった♪
BGMの各箇所にきちんと合うように台詞の長さも構成もよく考えられてて
言葉のチョイスや絶妙な行ったり来たり感。
一見適当に遊んでやっている風に見せながら実はよく計算されている💦
そしてそういった陰の頑張りや準備を全く感じさせない空気感(笑)
もし仮にこれを本当に適当にアドリブでやっているとしたら天才(笑)
いや、いいものを見させてもらった♬
 
「劇団C4」・・・この、ついのすみか
演劇ってそこまで見に行った事は無いけど
何気ない日常の中に着目点を見つけてメッセージ色を添える物を
ほんとよく見る気がする(^^)
自分らも体現している日常こそ実は一番ドラマチックだったりするのかもね。
 このリーディングって手法は何回か見たけど、通常の演劇のように
舞台や衣装全てをセッティングしてガチで演じるのと違い基本台詞(あと表情もね)しか
無いので、残りの背景や状況などを観客が想像する余地が多分にあり
ある意味落語に通じるものもあるなーなんて思いながら見てました。

 

僕は基本耳がちと不自由なので、大きなホールでマイク通してやる公演より

こういった小さな劇場公演の方が聞きやすいし

また演者の伝えようとする気持ちがダイレクトに当たってくる気がして

「CafeCausa」はほんとに居心地が良い♬