秋の山里
Happy Monday と言われる月曜日の連休には、『お茶会ごっこ』と称して、社中の一人が亭主になり、自分でテーマを決め、道具組をし、濃茶・薄茶席と釜をかけ、その他の社中がお客さんをつとめます。
普段、箇々にお稽古をしているのを、本来のお茶事の流れに基づき、懐石を外した、寄付→席入→主菓子→中立→濃茶・薄茶という感じに進めています。
お客さんにも正客や末客の役割は、自分でつとめてみなければ分かりませんし、いつもあまり考えずにお稽古している動作も、何故ここでこういうことをするのか、ということがよく分かります。
本日、sakae@管理人は、正客をつとめて参りました。
なかなか写真を撮りながら…ということは難しく、すべてカメラに納めることはできませんでしたが、会記とともに、少しでも亭主の思いが伝わったらと思います。
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<寄付>
・掛け物・・・・・寸松庵 色紙 伝 紀貫之(咲き初めし やどしかはれば きくの花 いろさへに こそ うつろひのけれ)→写真に撮ると、全く読めませんね。
・煙草盆・・・鎌倉彫り「菊」
・火入れ・・・ススキと小菊(優権窯・優更 作)
<前席>
・軸・・・・・・・「了身」(臨済宗 金閣寺貫首 敬宗放光 筆)
・香合・・・・・「栗」
<本席・続き薄茶にて>
・軸・・・・・・・江戸時代物(納言 作)→すいません、上が切れちゃいました。姫がひとり、物思いに耽っている様子です。
・花・・・・・・・ほととぎす2種、白山吹の実
・花入・・・・・折れ笛(優権窯・花映 作)
・窯・・・・・・・雲龍窯(時代物)
・風炉・・・・・鉄風炉肩桐透かし(時代物)
・風炉先・・・網代
・棚・・・・・・・東雲棚(松月流好み)→上は、最後亭主が飾って帰った後の状態。
・水指・・・・・「鹿」染付(優権窯・花映 作)→蓋のつまみも鹿の角型になっています。
・茶入・・・・・肩耳付(優権窯・優更 作)→この茶入れの蓋、普通は象牙が一般的なんですが、これは鹿の角でてきています。
・仕服・・・・・弥左衛門間道(優更 作)
・茶杓・・・・・「命」(明道 作)
・茶碗・・・・・赤楽(桂楽 作)
・蓋置・・・・・時代物 (山里は 松の声のみ 聞きなれて 風吹かぬ日は 寂しかりけり)→普通は拝見に出されないんですが、何か文字が書いてある!と思ったので、拝見を乞いました。
・建水・・・・・唐銅
・濃茶・・・・・豊栄の昔(祇園辻利)
・主菓子・・・浮島(自家製)→栗と杏ジャムを、卵蒸しパンのようなふんわりとした生地でサンドしてあります。先生のお手製です。席中では倍の大きさでしたが、写真は花月のお稽古時用に小さくカットしたものです。
・棗・・・・・・・蔦もみじ(一星 作)
・茶碗・・・・・連月 作 (くずかずら くる人もなき 軒場より 霜降りかかる 秋の山里)
・干菓子・・・くるみすあま(自家製)→手前もの。この写真も、花月お稽古時のものです。
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お相手は、sakae@管理人でした。
こうやってみると、写真のつたなさが恥ずかしい限りです。
やはり正客とカメラマンの両方は難しいですね。
個々にお道具をゆっくり撮影できれば良かったんですが、この後、花月のお稽古をし、後片付けしたらすっかり日が暮れました。
亭主の方に、道具組するときに、撮影しておいて頂く方がいいかな、といろいろ反省点もございます。
徐々に進歩できたらな、と思っています。
どうして 『優権』 っていう名にしたかって?
昔々、まだ私が若かった頃、東京に珍しく雪が一杯降りました。
会社のお昼休みに、雪で雪だるまではなく、その頃、はやっていた怪獣を作って机に飾っていたら、みんな面白がって、それから何時の間にか、怪獣ユウゴンと呼ばれるようになりました。
もともと、ちょっと変わった娘と思われていたみたいなのです。
昔々、私がもっと若かった学生の頃、友人たちと、同人雑誌を作っていましたが その時の名前は、「権兵エさん」でした。
このときは、権兵エが種蒔きゃカラスがほじくる、三度に一度は追わねばならぬ。と言う文句から取ったものです。
へっぴり腰の権兵エとカラスの、ユーモラスなやり取りが目に浮かぶことと思います。
※ さあ素敵な権兵エさん方、この雑誌と言う畠に、考える種、話の種、笑いの種等々あらゆる種を蒔きましょう。
私たちが、互いに権兵エになりカラスになり、三度に一度は議論し、反省したりしませんか?
自分を見つめ、自分を良く知るよい機会だと思います。
カラスは種をほじくり返して食べ,きれいに消化して栄養分は全部吸収してください。あとはパッパと捨てられるカラスの糞の様に、この雑誌は青春の排泄物になると良いなあと思います。※
な~んて言ってましたっけ。
失礼、話が横にそれました。
優権は怪獣ユウゴンから来たのですが、漢字をあてるのに、優は私の名前から、権は倉崎権兵衛さんから頂きました。
※ 倉崎権兵衛
?年-元禄七年 出雲の国 樂山焼の創始者 延宝五年松江藩主松平綱隆に招かれ楽山焼に十八年間従事した。 作品は伊羅保、刷毛目を得意としました。
権兵衛さんは、自分の作品に落款を押さなかったそうです。
それでも一目で権兵衛さんの手による物だと判ったそうです。
窯を持ったとき、私たち(母と私)も権兵衛さんのように、一目で私たちの手と判るような作品が出来るようになりたいと、権の字をいただいて、優権窯と名付けました。
扁額の優権の文字は、星岡の井関宗脩先生が書いて下さったものです。
怪獣?の棲み処? 優権にどうぞお越しください。
* 今日のお稽古場 *
10月最初のお稽古日です。
着物も袷になり、釜の位置も少し客寄りになる<中置き>の配置へ。
床の間も秋の様相。
・軸・・・・・『山静如太古』(山静かなること、太古の如し) 前 大徳寺 宗興 筆
山はいつでもそこにあり、そのまま変わらずにある。
悠然とした静寂清涼なこころを表している。
・香合・・・くるみ
・花・・・・・蔓人参、猩々草・桜蓼
・花入れ・小壷( 優更作)
お手前は、中置の濃茶・茶箱で月手前のお稽古を。
主菓子は、紅茶のカステラ(先生が食べたかったそうです・笑)
干菓子は、先生お手製の「うさぎ」と「草紅葉」
長野は小布施堂の「栗落雁」でした。
お稽古が終わってから、このブログの立ち上げを思いついたので、今回は簡単に…。
写真も携帯カメラなので、イマイチです…。
来週は、日曜日の社中も集まって合同にて<お茶会ごっこ>です。
楽しみ♪
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以上 お相手は、sakae@管理人 でした。
質問・疑問 等は、ぜひコメントへどうぞ♪
私で無理なものは、先生に教えていただきます!












