お茶事体験!和の世界~優権~お茶事に参加してみませんか? -101ページ目
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優権の路地に咲く花

狭い庭に300種ほどの草木茶花を植えています。

今咲いている花の姿を、お届けします。


銀木犀

※ 銀木犀

金木犀より一足遅く咲き、香りも少し優しい感じです。

葉っぱが柊に似ているので、柊木犀とも呼ばれています。

ほととぎす(桃源) ほととぎすと小菊

※ ほととぎす(桃源)

ほととぎすの中で一番早く咲き始め、小型の花が先のほうだけにつくので、活けやすく重宝しています。

黄釣船草

※ 黄釣船草

ぶら下がって咲く変わった花です。今盛り!!

吉野草 吉野草のアップ

※ 吉野草

素敵な名前に惹かれて、花の無い小さな苗を植えてどんな花が咲くのかたのしみに3年、やっと今年花芽が出ました。

毎年出ていた葉から連想していたよりずーーと小さな花でちょっとがっかり。

でもよーーく見ると、面白いかな?

姫芙蓉

※ 姫芙蓉

私の好きな花の1つ姫芙蓉も、まだ頑張って咲いています。


ぺらぺら嫁菜 秋明菊(ピンク)

※ ぺらぺら嫁菜                    ※ 秋明菊(ピンク)

秋明菊(白) 蔓人参

※ 秋明菊(白)と大葉升麻           ※ 蔓人参

白山菊と糸薄 藤袴

※ 白山菊と糸薄                 ※ 藤袴

竜胆 つるそば

※ 竜胆                     ※ つるそば

* 本日のお稽古場 *

月3回のお稽古ですので、今日は10月の3回目のお稽古。


風炉も今月でお終い。

そして、今月は<名残のお茶

お茶も今では保存技術の発達によって、通年変わらぬ味を楽しいむこともできますが、昔でしたら茶壺のお茶も残り少なくなっているはずで、名残という趣向が成立するわけです。

お茶の世界では、来月の11月が正月というべき、炉開き・今年採れたお茶を詰めた茶壺の口を開く口切りが行われます。

それで1年もやっているとお道具の方も底をつき、お道具の方も名残の取り合わせ、侘びた取り合わせとなるわけです。


05-10-17炭手前

さて、今日はそんな名残のお席で、久しぶりに炭手前のお稽古をいたしました。

釜は中置きですから、実は初めて。

中置は、10月少し火が恋しくなる時期ですので、少しばかり釜をお客さん寄りに、畳の中央に据える10月だけの置き方ですので、いつも逃しておりました。

基本的にな手順は風炉の炭手前を変わらないんですが、ちょっとばかり置き方が違ったりします。


そして、お香が<名残>ですから、寄せ集めになります。

昔は(今もですが)お香はとても貴重なものですから、少しずつ香木から削り取り、小さな欠片も大事にとっておきました。

10月、この小さな欠片を膠などでくっつけた<付干香(つけぼしこう)>というものを使います。

また、香合の中には3つお香を入れますが、それら3つもいろいろな余りのものを合わせます。

すべて最後まで大切に使う心が、ここにありますね。

瓢箪の香合と付干香

香合・瓢箪 と 付干香


濃茶手前もやりましたが、薄茶の方は、流し点て を。

05-10-17流し点

流し点ては、通常は釜正面に向いてのお手前ですが、親しい方をお招きした時など、顔を見ながらおしゃべりしながらお手前できるよう、風炉の場合、炉のお手前のように客に対して斜めに向かって座り、水指は貴人畳の隅に置き、茶碗と薄器も釜に向かうように斜めに置きます。

裏千家では、14代の円能斎の創案だそうです。


05-10-17茶箱・月

そしてもう一席は、茶箱にて<月手前>を。


今日の道具組は…

05-10-17床の間

・軸…・・『春夏冬二升五合』(建仁管長 益州 筆)

 一般的に隠語として読まれている「あきないますますはんじょう」では、ありません(笑)

 そのまま素直に読んでください。

 人が暮らすのには、秋に収穫されたお米を一年2升5合でまかない、あるものでやりくりするということです。

05-10-17a 05-10-17b

・花・・・・・天の川ほととぎす、フジバカマ、黄釣船草

・花入・・・優権釜(花映 作)


先生が、先週北海道へ行かれたそうで、お菓子はお土産のものでした。

一力屋本店の「大雪の蔵 酒まんじゅう」ロイズのチョコレート


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本日もお相手は、sakae@管理人でした。

久しぶりに炭手前をやると、ドキドキします!

自分で釜をかえてお客さまを招いたりしない限り、炭手前を実際にやることは少ないんですが、やはり火がおきないことには湯も沸かず、お茶も点てれません。

やはり炭手前は、おもてなしの基本です。

いろんなお稽古場がありますが、実際のところ炭手前をやろうとするとお金もかかるので、なかなか教えてくださるお教室は少ないと聞きます。

『優権』では、炭手前用の綺麗な炭をくべることはありませんが、手順を覚え、割った炭でちゃんと湯を沸かしてお稽古しています。

どのようにくべたら勢いよい火がおこるか、これを学ぶのは非常に重要だと教えられました。


さて、来月はもう11月。

新しい月がやってきます♪

 





秋の山里

Happy Monday と言われる月曜日の連休には、『お茶会ごっこ』と称して、社中の一人が亭主になり、自分でテーマを決め、道具組をし、濃茶・薄茶席と釜をかけ、その他の社中がお客さんをつとめます。

普段、箇々にお稽古をしているのを、本来のお茶事の流れに基づき、懐石を外した、寄付→席入→主菓子→中立→濃茶・薄茶という感じに進めています。

お客さんにも正客や末客の役割は、自分でつとめてみなければ分かりませんし、いつもあまり考えずにお稽古している動作も、何故ここでこういうことをするのか、ということがよく分かります。


本日、sakae@管理人は、正客をつとめて参りました。

なかなか写真を撮りながら…ということは難しく、すべてカメラに納めることはできませんでしたが、会記とともに、少しでも亭主の思いが伝わったらと思います。


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<寄付>

紀貫之・色紙a 紀貫之・色紙b
・掛け物・・・・・寸松庵 色紙 伝 紀貫之(咲き初めし やどしかはれば きくの花 いろさへに こそ うつろひのけれ)→写真に撮ると、全く読めませんね。

05-10-10煙草盆

・煙草盆・・・鎌倉彫り「菊」

・火入れ・・・ススキと小菊(優権窯・優更 作)


<前席>

・軸・・・・・・・「了身」(臨済宗 金閣寺貫首 敬宗放光 筆)

・香合・・・・・「栗」


<本席・続き薄茶にて>

軸・納言

・軸・・・・・・・江戸時代物(納言 作)→すいません、上が切れちゃいました。姫がひとり、物思いに耽っている様子です。

05-10-10花

・花・・・・・・・ほととぎす2種、白山吹の実

・花入・・・・・折れ笛(優権窯・花映 作)

・窯・・・・・・・雲龍窯(時代物)

・風炉・・・・・鉄風炉肩桐透かし(時代物)

・風炉先・・・網代

05-10-10釜と棚

・棚・・・・・・・東雲棚(松月流好み)→上は、最後亭主が飾って帰った後の状態。

水指・鹿

05-10-10道具組

・水指・・・・・「鹿」染付(優権窯・花映 作)→蓋のつまみも鹿の角型になっています。

・茶入・・・・・肩耳付(優権窯・優更 作)→この茶入れの蓋、普通は象牙が一般的なんですが、これは鹿の角でてきています。

・仕服・・・・・弥左衛門間道(優更 作)

・茶杓・・・・・「命」(明道 作)

・茶碗・・・・・赤楽(桂楽 作)

・蓋置・・・・・時代物 (山里は 松の声のみ 聞きなれて 風吹かぬ日は 寂しかりけり)→普通は拝見に出されないんですが、何か文字が書いてある!と思ったので、拝見を乞いました。

・建水・・・・・唐銅

・濃茶・・・・・豊栄の昔(祇園辻利)

主菓子・浮島

・主菓子・・・浮島(自家製)→栗と杏ジャムを、卵蒸しパンのようなふんわりとした生地でサンドしてあります。先生のお手製です。席中では倍の大きさでしたが、写真は花月のお稽古時用に小さくカットしたものです。

・棗・・・・・・・蔦もみじ(一星 作)

・茶碗・・・・・連月 作 (くずかずら くる人もなき 軒場より 霜降りかかる 秋の山里)

05-10-10干菓子

・干菓子・・・くるみすあま(自家製)→手前もの。この写真も、花月お稽古時のものです。


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お相手は、sakae@管理人でした。

こうやってみると、写真のつたなさが恥ずかしい限りです。

やはり正客とカメラマンの両方は難しいですね。

個々にお道具をゆっくり撮影できれば良かったんですが、この後、花月のお稽古をし、後片付けしたらすっかり日が暮れました。

亭主の方に、道具組するときに、撮影しておいて頂く方がいいかな、といろいろ反省点もございます。

徐々に進歩できたらな、と思っています。

どうして 『優権』 っていう名にしたかって?

庭から

昔々、まだ私が若かった頃、東京に珍しく雪が一杯降りました。

会社のお昼休みに、雪で雪だるまではなく、その頃、はやっていた怪獣を作って机に飾っていたら、みんな面白がって、それから何時の間にか、怪獣ユウゴンと呼ばれるようになりました。

もともと、ちょっと変わった娘と思われていたみたいなのです。


昔々、私がもっと若かった学生の頃、友人たちと、同人雑誌を作っていましたが その時の名前は、「権兵エさん」でした。

このときは、権兵エが種蒔きゃカラスがほじくる、三度に一度は追わねばならぬ。と言う文句から取ったものです。

へっぴり腰の権兵エとカラスの、ユーモラスなやり取りが目に浮かぶことと思います。


※ さあ素敵な権兵エさん方、この雑誌と言う畠に、考える種、話の種、笑いの種等々あらゆる種を蒔きましょう。

私たちが、互いに権兵エになりカラスになり、三度に一度は議論し、反省したりしませんか? 

自分を見つめ、自分を良く知るよい機会だと思います。

カラスは種をほじくり返して食べ,きれいに消化して栄養分は全部吸収してください。あとはパッパと捨てられるカラスの糞の様に、この雑誌は青春の排泄物になると良いなあと思います。※

な~んて言ってましたっけ。


失礼、話が横にそれました。

優権は怪獣ユウゴンから来たのですが、漢字をあてるのに、は私の名前から、倉崎権兵衛さんから頂きました。


※ 倉崎権兵衛

?年-元禄七年  出雲の国 樂山焼の創始者 延宝五年松江藩主松平綱隆に招かれ楽山焼に十八年間従事した。 作品は伊羅保、刷毛目を得意としました。


権兵衛さんは、自分の作品に落款を押さなかったそうです。

それでも一目で権兵衛さんの手による物だと判ったそうです。

窯を持ったとき、私たち(母と私)も権兵衛さんのように、一目で私たちの手と判るような作品が出来るようになりたいと、の字をいただいて、優権窯と名付けました。


扁額
権兵エ-ユウゴン-優権窯-席名もそのまま優権なのです。

扁額の優権の文字は、星岡の井関宗脩先生が書いて下さったものです。


怪獣?の棲み処? 優権にどうぞお越しください

つくばい

* 今日のお稽古場 *

10月最初のお稽古日です。


着物も袷になり、釜の位置も少し客寄りになる<中置き>の配置へ。

05-10-03a

床の間も秋の様相。


・軸・・・・・『山静如太古』(山静かなること、太古の如し) 前 大徳寺 宗興 筆

       山はいつでもそこにあり、そのまま変わらずにある。

       悠然とした静寂清涼なこころを表している。


05-10-03c

・香合・・・くるみ


05-10-03b

・花・・・・・蔓人参、猩々草・桜蓼

・花入れ・小壷( 優更作)


お手前は、中置の濃茶・茶箱で月手前のお稽古を。


主菓子は、紅茶のカステラ(先生が食べたかったそうです・笑)

干菓子は、先生お手製の「うさぎ」と「草紅葉」

長野は小布施堂の「栗落雁」でした。


お稽古が終わってから、このブログの立ち上げを思いついたので、今回は簡単に…。

写真も携帯カメラなので、イマイチです…。


来週は、日曜日の社中も集まって合同にて<お茶会ごっこ>です。

楽しみ♪


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以上 お相手は、sakae@管理人 でした。

質問・疑問 等は、ぜひコメントへどうぞ♪

私で無理なものは、先生に教えていただきます!

       

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