文字数が140字を超えてしまったのでツイッターではなくブログに書きます。

 小泉環境大臣、萩生田文部科学大臣、衛藤一億総活躍担当大臣、高市総務大臣が靖国神社に参拝したことに対して中国が批判しました。

 私が大学生だった頃、小泉純一郎首相が靖国神社に参拝するか否かが話題となっていましたが、当時、首相の靖国参拝賛成派と反対派が次のように主張していました。

 

反対派「日本政府と中国政府の間で、首相・外相・官房著官は靖国神社に参拝しないという密約が結ばれているから、首相・外相・官房著官は靖国神社に参拝してはならない。」

 

賛成派「日本政府と中国政府の間で、首相・外相・官房著官は靖国神社に参拝しないという密約が結ばれているという説があるが、中国は将来、靖国神社への参拝を禁止する政治家・国会議員の範囲を拡大するだろう。そのような説に従ってはならない。」

 

 十数年前の靖国参拝賛成派の予言が遂に現実のものなったということです。

 7月31日から東京地下鉄株式会社が「東京メトロクラウドガイド2020」をスタートしました。この企画は東京メトロの41駅の周辺に存在するスポットを、スマートフォンの案内に従って辿るものです。

 私は、上野駅周辺スポットの

・コース選定

・説明文執筆

・8箇所中6箇所の写真撮影

を担当しました!

 

 ↓東京メトロのプレスリリース

https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews200731_g19.pdf

 

 ↓スマートフォンのスクリーンショット

                                                                                                                                

 ここ数箇月、COVID-19で公演の類(演劇、コンサート、DVD発売記念イベント等)が中止になる一方、盛んに開催されているのがインターネットサイン会、即ち、芸能人がサインを書いている様子をインターネット上で配信し、サインを書いた商品を購入者に郵送するという催しです。新しい生活様式ならぬ新しいイベント様式といった感じでしょうか。COVID-19が流行する前からインターネットサイン会を開催していた芸能人はいらっしゃいましたが、COVID-19の流行により、インターネットサイン会の開催も増加しました。私も開催に気付いた時には参加してみた次第であります。以下に3名のインターネットサイン会で戴いた商品をご紹介致します。

 

 ↓女優・歌手・声優の福原遥さんがサインを書いてくださったCD

 

 ↓歌手の古城紋さんがサインを書いてくださったCD

 

 ↓AV女優の羽生アリサさんがサインを書いてくださったチェキとコスプレブロマイド

 

 福原遥さん、古城紋さん、羽生アリサさん、ありがとうございました!!

 金券ショップに行ったところ、貴重なテレフォンカードと日本国有鉄道(国鉄)のオレンジカードが売られていたので購入しました。定価で売られていたので、私は「定価では申し訳ない。本当に定価で良いのか」と申し上げたところ、店側は「うちは一律で定価です」とのことでした。という訳で、以下のテレフォンカードとオレンジカードを購入しましたのでご紹介致します。

 

 ↓1994年の読売ジャイアンツ優勝記念テレフォンカード(未使用)。1994年といえば、かの有名な10.8決戦によって巨人が中日ドラゴンズを降して優勝したシーズンであります。

 

 ↓読売ジャイアンツの長嶋茂雄監督のテレフォンカード(未使用)。背番号が3なので、2000年または2001年に発行されたものです。

 

 ↓国鉄秋田によるスキー専用列車「シュプール蔵王」のオレンジカード(未使用)。国鉄がシュプール号の運行を開始したのが1986年、国鉄がJRになったのが1987年なので、1986年または1987年に発行されたものです。

 

 ↓国鉄秋田による「秋田の雪まつり」(横手かまくら、湯沢犬っこ祭り、なまはげ柴灯まつり)のオレンジカード(未使用)。恐らく元の所有者は「シュプール蔵王」のオレンジカードとセットでお土産用として購入したと思われる。

 

 ↓オレンジカードを入れる袋。国鉄と書かれているバージョンと書かれていないバージョンがある。

 2020年5月30日、AV女優・水卜さくらさんによるネットサイン会が開催されました。ネットサイン会というものは、以前から開催する女性芸能人が多少はいましたが、頻繁に開催されるようになったのは最近のことです。言うまでもなくCOVID-19(俗称=新型コロナウィルス)により対面してのサイン会・握手会を開催できなくなったので、その代替案としてインターネット上でサインを書く様子を生配信し、更にはコメント欄で視聴者と交流しているのです。水卜さくらさんがネットサイン会を開催するのはこの時が初めてでした。

 

 因みに私はお恥ずかしいことに行動スピードが異常に遅くなって全然ブログが更新できておらず、ご協力戴いた皆様には大変申し訳ありませんが、昨年の1月23日の話題でブログの更新が止まっております。水卜さくらさんについても去年の9月18日に現実世界でのサイン会に参加し、その時に撮影した写真をブログに掲載する許可を戴いたにも拘らずまだレポートを書けておりません。去年9月18日のレポートは後日必ず書くとして、今回は、今年5月30日のネットサイン会をご紹介致します。

 

 さて巷では、弘化3年に肥後の国に出現したアマビエという妖怪が「病が流行するので、私を写し人々に見せ候え」と呼び掛けたという瓦版が話題になっており、アマビエを描き写し人々に見せる人が続出しています。ネットサイン会では水卜さくらさんもこの故事に基づき、色紙にアマビエを描き写してくださいました。

 

 ↓こちらは2020年5月30日に開催された水卜さくらさんによるネットサイン会の様子

 

 

 ↓無事、水卜さくらさんによるサイン色紙が拙宅に届きました。水卜さくらさん、どうもありがとうございました!!

 

  2011年3月11日14時46分、東日本大震災が発生しましたが、私は2011‎年‎3‎月‎15‎日19時48分、一市民の立場から、庶民が置かれた当時の状況を記録し、2011年3月16日14時51分にインターネットサイト「おたくま経済新聞」上で発表しました。この度、「おたくま経済新聞」内を検索したところ当該記事は見つかりませんでしたが、ライブドアニュースに残っていました。

 ↓こちらがURLです。

https://news.livedoor.com/article/detail/5418958/

 この度、歴史の記録として、上記の手記を改めて以下に掲載致します。東日本大震災時、どんな問題が起こったのか、何が人々の助けになったのか、1人の経験者の生の声を後世に残すことで、教訓となれば幸いであります。

 

 以下、2011‎年‎3‎月‎15‎日19時48分の手記

 

 2011年3月11日午後2時46分、三陸海岸沖を震源とするマグニチュード9.0の地震が発生し、気象庁はこの地震を「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」と命名しました。地震の被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げると共に、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

 

 さて、本稿では、震災時にインターネットメディア、とりわけツイッターが果たした役割を見つめ、今後の教訓としたいと思います。論考にあたっては、一般的観点から見たものと、私の個人的観点から見たものを申し上げ、問題点も指摘したいと思います。

 

 まずは一般的観点から。この度の地震によって、建物の倒壊、火災、津波などの災害が生じ、多くの方々が避難しました。避難した方々が必要とする情報(例えば避難場所はどこであるか等)はマスコミや役所などが人々に知らせましたが、情報の周知に一役買ったのがツイッターです。マスコミや役所はツイッター上において、避難した方々が必要とする情報をリアルタイムで流し続け、それを見た人がリツイート(ツイッターの会員ではない方に一言で説明すると、リツイートとは、他人が書いた文を拡散させることです)することで、より多くの人に情報が伝わりました。

 この他、人々を元気付けるためにツイッター上で広められた美談も多くあります。例えば、日本の無事を祈る外国人の書き込み、日本の無事を祈る外国人の姿を映したユーチューブ上のビデオ、現場で見聞きした美談、救出活動をする自衛隊員の写真、罹災者を勇気付けるために漫画家やイラストレーターが描いたイラスト等々。公的機関による情報発信においても、個人による情報発信においても、ツイッターは威力を発揮した訳です。

 但し、ツイッターによる情報の拡散に限度があることもまた事実です。ツイッターを閲覧するためには情報機器が必要ですから、情報機器を使用不能になっている方や、情報機器に接する機会のない高齢者は、ツイッターによって情報を得ることが困難です。

 また、いわゆる非公式リツイートによって情報が拡散した結果、同じ情報が大量にツイッター上に溢れ、他の情報が埋もれることがあり得た、という問題もあります。いわゆる公式リツイートというのは、ツイッター上におけるリツイート機能を用いたもので、同じ情報は画面上に1つしか表示されないのですが、情報をコピペして引用者が一言付け加えたもの(いわゆる非公式リツイート)は画面上に同じ情報が重複して表示されることになります。ツイッターを使う時の問題点の1つが明らかになったと言えましょう。

 

 次に、私個人の観点から、ツイッターの利点を申し上げます。地震による倒壊、火災、津波などの災害にはとても胸が痛みますし、罹災地に親族や知人がいる方の心中はいかばかりかとお察し致します。私は倒壊、火災、津波などの災害には遭わなかったので、前述のような情報をツイッター上で得る必要性はなかったのですが、福島第一原子力発電所と計画停電の報道を見る上で、ツイッターの恩恵を受けました。

 12日午後3時半頃、福島第一原発1号機が爆発したというニュースは多くの人々に衝撃を与えました。私もその1人です。テレビを注視し、詳しい情報を待ちましたが、官房長官が記者会見を行ったのが午後5時45分頃、原子力安全・保安院が記者会見を行ったのが午後6時頃、首相が記者会見を行ったのが午後8時半頃ということで、情報を待ち侘びる私は恐怖のあまりガクガク震えていました。しかしツイッター上で知人(と言っても実際に会ったことはないんだけれども)とコミュニケーションをとり続けられたことは、大変心強いことでした。私はツイッター上の皆さんに感謝しています。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 次にツイッターの利点を感じたのは計画停電の件です。13日午後3時半頃、経済産業大臣は記者会見を行い、翌日以降、電力が不足する可能性があるとし、計画停電を実施する可能性があると述べました。続いて午後5時頃、テレビ局は、東京電力が、計画停電を正式に発表するため記者会見を予定していると報じました。午後8時半頃、東京電力が記者会見を実施し、テレビ局もそのことを報じましたが、この時点のテレビ報道では計画停電の全体像が分からず、東電のホームページもアクセスが集中して閲覧できない状態。しかも、この時、東電が発表した計画停電の資料は誤りを含んだものであり、再発表を待たねばなりませんでした。午後10時過ぎの時点でも、テレビ放送や新聞社のツイッターアカウントは、東電による計画停電の発表は訂正される可能性があると指摘し、いつになったら情報が確定するのか分からない状態が続きました。東電のホームページも相変わらず閲覧できない中で、公式の最新情報を得るのに役立ったのは、やはりツイッター上で他人がリツイートした公的な情報でした。ずっと報道を続けたテレビ局には申し訳ないものの、計画停電について、各視聴者が得たいと思った情報を得易かったのは、テレビ報道よりもインターネットであったろうと思います。但し前述のように、情報機器が使用不能になっている方や、情報機器に接する機会のない高齢者は、テレビ報道や紙媒体による新聞などに頼らざるを得ない状況でした。

 

 以上、ツイッターをはじめとするインターネットの功績を申し上げましたが、インターネットの弊害が生じたこともまた事実であります。というのも、ツイッターやインターネット上の掲示板などでデマも飛び交ったからです。具体例を2つ挙げ、それに対する考察を申し上げたいと思います。

 具体例の1つ目。或る者が、自身の住まいをツイッター上に書き込み、救助を求めました。そしてそれを見た人は次々とリツイートしましたが、実は救助を求める書き込みは嘘であることが判明しました。この出来事に関連し、その後、救助を求める書き込みをツイッター上で見かけた場合はリツイートせずに公的機関に通報するべきだ、と呼びかける人が現れました。言われてみればその通りでありまして、リツイートした人が善意でやっているのは分かるのですが、リツイートという、ボタンをちょっと押すだけでできる行為をしただけで世の為人の為になることをやったつもりになってしまう、という心理状況が生じたのではないでしょうか。勿論、私はリツイートした人を批判するつもりは毛頭ありません。

 具体例の2つ目は、「石油製油所の火災によって有害物質を含んだ雨が降る」というデマです。このデマも、電子メールやインターネット上の掲示板、ツイッターによって拡散しました。

 ではなぜ、このようなデマが広まるのでしょうか。理由は2つあると思います。1つは、人の善意を巧みに利用しているからです。善意でやっているからこそ、一気に拡散するのです。また、2ちゃんねるのような匿名掲示板と比べて、ツイッターや電子メールは誰が発言しているか或る程度はっきりしているので、信用してしまうのでしょう。上記2つのデマを拡散した人は善意でやっているのであって、決して責められるべきではありません。もう1つの理由は、特にツイッターに当てはまることですが、リツイート機能によって、ボタンを押すだけで簡単に情報を拡散できるからです。この機能は、前述のように、有益な情報の拡散に貢献しましたが、同時にデマの拡散を助長することになりました。インターネットが存在しない時代から流言飛語は存在しましたが、インターネットの存在によって、デマが広まるスピードや規模は飛躍したのではないでしょうか。

 

 上記を纏めます。ツイッター等のインターネットサイトは、公的機関による情報を拡散することと、一般人同士による情報交換という2つの点で大いに貢献しました。しかしインターネットサイトは全ての人が閲覧できる訳ではないという点で万能ではないし、使い方を誤るとデマを広めることになってしまいます。故に、テレビ・新聞など他のメディアと併用して正しく使うことで大きな威力を発揮することになります。

 そして最後に、私はもう1回、ツイッター上で励まし合った知人達に感謝を申し上げたい。あなた方がいなければ私の心は折れていたでしょう。本当にありがとうございました。

 

 

 

 こちらは東京大学大学院理学系研究科附属植物園(小石川植物園)にある、関東大震災記念碑です。

 石碑の裏側には大正13年9月1日と刻まれています。同植物園は、大正12年9月1日の関東大震災の際に避難者が避難生活を送った場所であります。立て看板によれば最後の避難者が退去したのは大正14年1月とのこと。翻って東日本大震災の避難者は、今日の讀賣新聞によれば4万7737人いらっしゃるそうです・・・。皆様のご健康をお祈り申し上げます。

前篇 https://secret.ameba.jp/yuugekitai-21/entry-12578752789.html

中編 https://secret.ameba.jp/yuugekitai-21/entry-12578757032.html

後篇 https://secret.ameba.jp/yuugekitai-21/entry-12578759998.html

 

 第4位…『フラグタイム』
 3分間だけ時間を止められる高校生・森谷美鈴(声・伊藤美来)と、美鈴が時間を止めている時も唯一動き回れるクラスメイト・村上遥(声・宮本侑芽)の人間関係を描く。
 本作で私が重要だと思った点は、美鈴も遥も、そのアプローチは異なるけれども、他人に対してあまり信用せず、表面的に上手くやり過ごせばいいと考えている点です。
 美鈴が時間を止めた状況として、クラスメイトの小林由香利(声・安済知佳)に話し掛けられて面倒臭かったから時間を止めた、という場面がありました。つまり、その場しのぎのやり方でクラスメイトとのコミュニケーションを避けているのでした。
 一方、遥はクラスメイトから授業のノートをうつさせてと頼まれれば快く貸し出す、心優しく頼り甲斐のある人物です。しかし実は、遥は自我を押し殺した上で他人の望みに応えている人物であり、本心では、「自分は本当はこういう人間なんだ」と周囲に公表したいという願望を持っているようです。
 しかも、美鈴と遥もお互いに本心を隠していたのでありました。本作の後半で美鈴と遥がお互いに言いたいことをぶちまける場面があるのですが、この場面こそ、筆者が本稿の冒頭に申し上げた、本作における重要な点を解決に導く通過点と言えます。人間同士の真の信頼関係を築き上げる為には表面だけ取り繕ってなあなあでやっているだけでは駄目なのだ、そうやって得られた人間関係は、一見、友好的に見えるけれども、その実態は上辺だけの関係に過ぎないのだ、という痛烈な指摘が描かれているのです。そこで、美鈴と遥が本音をぶつけ合う場面が重要な意味を持ってきます。あのような激論を経験した上で成り立つ友情こそ本物なのですね。
 本作では、友情を考える上でもう一つ印象深い展開がありました。
 美鈴はクラスメイトの由香利から話し掛けられた時、面倒臭いので時間を止めて逃げていたのですが、或る時、きちんと受け答えをして以来、信頼できる友人関係になるんですね。このエピソードも、人間関係から逃げているだけでは人間関係は築けない、真っ正面から他人に向き合うべきだというメッセージを発しているように見受けられます。
 以上を纏めると、本作は、表面的な人間関係を続ける登場人物が、その状態を脱皮し、他人との信頼関係を築く過程を描くことによって、我々観客にもより良い人間関係構築の重要性を訴えている点に価値があると結論付けることができます。


<製作委員会>パンフレットに記載されず
<配給>ポニーキャニオン
<アニメーション制作>ティアスタジオ
<スタッフ>原作・さと、脚本・佐藤卓哉、キャラクターデザイン・須藤智子、音楽・rionos、監督・佐藤卓哉
<出演者>森谷美鈴・伊藤美来、村上遥・宮本侑芽、小林由香利・安済知佳、他

 第3位…『パンドラとアクビ』
 ゲーム『モンスターストライク』の登場キャラクター・パンドラ(本作では声・小倉唯)と、アニメ『ハクション大魔王』のアクビ(本作では声・天城サリー)が会社の垣根を越え、アニメとゲームというジャンルの垣根も越えて異色の共演!アクビだけでなく、歴代のタツノコプロ作品のキャラクターも何人も登場しています。

 私が個人的に印象深かったのは、『ヤッターマン』の敵キャラクターであるドロンジョ(本作では声・甲斐田裕子)です。ドロンジョは敵キャラクターでありながらも、昭和52年のアニメでは実は純情な心を持った乙女としても描かれました。本作では、ドロンジョのまた違う一面が描かれ、ドロンジョの魅力が深まっています。
 本作でドロンジョは、普段は面倒見の良い店員として正体を隠しながらも、自分のせいで悪人に捕えられたパンドラとアクビを助けに来るという義侠心に厚い一面も持った人物として描かれました。普段、店員をしている時も優しくていい人なんですけど、義侠心に厚い姿も超カッコ良かったです。


<製作>XFLAG
<配給>角川ANIMATION
<アニメーション制作>BAKKEN RECORD
<スタッフ>原作・XFLAG/タツノコプロ、キャラクターデザイン/総作画監督・大倉啓右、音楽・小畑貴裕、監督・曽我準
<出演者>パンドラ・小倉唯、アクビ・天城サリー、三船剛・吉野裕行、ルイーズ・甲斐田裕子、グズラ・江原正士、他

 第2位…『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 -永遠と自動手記人形-』
 テレビアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』とシリーズをなす一篇。
 第一印象として、美しい映像に目を奪われます。朝の日差しが一気に建物に差し込む描写や、木洩れ日の中を進む場面等は大変緻密で、まるで単独の絵画のようです。
 ストーリーの方は、手紙が重要な要素となっており、主要登場人物であるイザベラ・ヨーク(またの名をエイミー・バートレット。声・寿美菜子)がテイラー・バートレット(声・悠木碧)に手紙を送る場面と、テイラーがエイミーに手紙を送る場面があります。
 いずれも手紙の本文は短いものなのですが、この2通の手紙を見て私が改めて感じたことは、手紙は文字を運ぶものではなく思いを運ぶものなんだということです。つまり、文字情報だけを見れば、この2通はあまり多くを語っていないのです。しかし、これらの手紙に込められている情報量は文字数より遥かに多く、お互いがお互いのことを大事に考えているという愛情や思いやりが沢山詰まっています。私も、手紙を書く際は、手紙というものは単なる文字情報を伝達する手段ではなく、思いを伝達をするものだと意識していきたいものです。
 さて、本作を制作した京都アニメーションについては、事件の被害に遭われ、胸が痛みます。お亡くなりになった方々に哀悼の意を表すると共に、負傷された方々が心身共に健やかにお過ごしになれるようお祈り申し上げ、更には会社のご発展もお祈り申し上げる次第であります。


<製作委員会>京都アニメーション、ポニーキャニオン、ABCアニメーション、バンダイナムコアーツ、楽音舎

<配給>松竹
<アニメーション制作>京都アニメーション
<スタッフ>原作・暁佳奈、脚本・鈴木貴昭/浦畑達彦、キャラクターデザイン/総作画監督・高瀬亜貴子、音楽・Evan Call、監督・藤田春香
<出演者>ヴァイオレット・エヴァーガーデン・石川由依、イザベラ・ヨーク・寿美菜子、テイラー・バートレット・悠木碧、他

 第1位…『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』
 ゲームソフト『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』をアニメ映画化。かつてスーパーファミコン版ドラクエVをプレイした観客を、二段階で懐かしいドラクエVの世界に引き込みます。

 まずスーパーファミコンの画面が映し出され、観客をスーファミの時代にタイムスリップさせました。ただスーファミの画面を出したことで途中までのストーリーがすっ飛ばされてしまったので、ゲームをプレイしていない観客にはストーリーが分かりづらくなってしまいました。
 さてスーファミの画面を経て、いよいよ新たに制作された映像に突入します。画面がシネマスコープなので、一気に世界が広がる感じがします。ここから、ゲームで描かれた感動的な場面が次々と新たな映像となって甦ります。
 まず私が挙げたいのが、主人公・リュカ(声・佐藤健)が父親であるパパス(声・山田孝之)からの手紙を読む場面です。スーパーファミコン版ではこの場面で「哀愁物語」という泣ける曲が流れるのですが、映画版でもやはりここで「哀愁物語」が流れて場面を盛り上げています。
 次に挙げたいのが、リュカがタイムスリップして幼い頃の自分自身に会う場面です。大人になったリュカは、幼い頃の自分を励まそうとするのですが、逆に幼い頃の自分から励まされる展開が描かれました。とても勇気付けられる場面です。そして映画版におけるこの場面では、スーパーファミコン版にはなかった描写が登場するのですが、この追加描写が感動的なんですよ。映画版では、タイムスリップしたリュカが今は亡き父パパスの元気な姿を一瞬だけ目撃します。会話をする訳でもなく、一瞬だけ目撃するという展開に目頭が熱くなります。
 ここで本作の劇伴についても言及しておきます。本作ではゲーム版ドラクエVの劇伴が流れますが、それだけではなく、歴代ドラクエシリーズの劇伴が幅広く活用されています。他作品の劇伴でも絶妙な使い方をされていますので、幾つかご紹介致します。
 まず、プサン(声・安田顕)が魔王について語る場面で、ドラクエVIの劇伴「ムドーの城」が流れ、禍々しさを漂わせて観客の背筋を凍らせました。また、リュカとヘンリー(声・坂口健太郎)の友情を象徴する場面でドラクエVIの劇伴「精霊の冠」が流れ、2人の友情が確固とした厚みのあるものであると表現していました。喜劇的な場面ではドラクエVIの劇伴「空飛ぶベッド」が流れ、愉快なやり取りを盛り上げていました。そしてラストでは、ドラクエIIのエンディングを飾った名曲「この道わが旅」が流れました。もう感慨無量です。
 最後に、個人的に本作における最も感動的なポイントだと思っているのが、『ユア・ストーリー』というタイトルです。終盤にわざわざ口に出して言わなくてもいいことを登場人物が言っていたり、未来世界の描写が登場したのは蛇足であり、本作のマイナス面ではあったことは事実です。しかし本作で描かれたストーリーが、単なる架空の世界における架空の人物による冒険ではなく、観客が自ら体験した冒険であり、観客の血肉になっているということを『ユア・ストーリー』というタイトルは表現しています。筆者も、『ユア・ストーリー』というタイトルを名付けた思想に共鳴するものであります。

 余談ですが、意図的に並べた訳ではないものの2019年のベスト10は1位の『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』、2位の『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 -永遠と自動手記人形-』、5位の『ルパン三世 THE FIRST』とシネマスコープ映画が3本もランクインしました。ベスト10には入りませんでしたが『HUMAN LOST 人間失格』もシネスコ映画でしたので、2019年のアニメ映画はシネスコ映画が例年よりも多かったことになります。以前はシネスコのアニメ映画が世に出るのは数年に1本とか1年に1本とかのペースでしたので、驚くべきことですが、寧ろ歓迎すべき事態であります。やっぱシネスコはいいですよね!映画はやっぱりシネスコですね!

<製作委員会>東宝、日本テレビ放送網、アミューズ、スクウェア・エニックス、読売テレビ放送、白組、電通、ROBOT、阿部秀司事務所、KDDI、カルチュア・エンタテインメント、読売新聞社、LINE、GYAO、札幌テレビ放送、宮城テレビ放送、静岡第一テレビ、中京テレビ放送、広島テレビ放送、福岡放送
<配給>東宝
<アニメーション制作>白組、ROBOT
<スタッフ>原作/監修・堀井雄二、脚本・山崎貴、音楽・すぎやまこういち、CGスーパーバイザー・鈴木健之、監督・八木竜一/花房真、総監督・山崎貴
<出演者>リュカ・佐藤健、ビアンカ・有村架純、アルス・内川蓮生、サンチョ・ケンドーコバヤシ、パパス・山田孝之、マーサ・賀来千香子、他

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中編 https://secret.ameba.jp/yuugekitai-21/entry-12578757032.html

後篇 https://secret.ameba.jp/yuugekitai-21/entry-12578759998.html

 

 第7位…『空の青さを知る人よ』
 『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』に続く秩父アニメ。
 本作は、13年前に両親を事故で亡くして以来、2人で暮らしてきた姉妹・相生あかね(声・吉岡里帆)とあおい(声・若山詩音)を描くものです。
 私が本作の中で特に印象深かった場面は、あおいがあかねのノートを発見する場面です。そこには家事のやり方が詳細に記載されていたのでした。本作ではあかねが現在のあおいの年齢について、13年前の自分と同じ年齢になったと感慨深く語る場面があるのですが、私の推測によれば、あおいも13年前のあかねと同じ年齢になってしまったと感慨深く思っているのではないでしょうか。
 私事で恐縮ですが私も10年位前は、10歳位上の諸先輩方に色々と尻拭いをして戴いたものですが、約10年経って私の年齢も当時の諸先輩方と同年代になってしまいました。しかし現在の私が当時の諸先輩方と同様に後輩の面倒を見ているかと言うと全くそんなことはなく、現在の私は大変お恥ずかしいことに約10年前に現在の私と同年代だった諸先輩方のレベルには全く達しておりません。
 そんなことを思いながら、あおいがあかねのノートを発見する場面を見た訳でありますが、本作で胸を打つのは、あおいが、あかねが家事に苦労したことに思いを馳せ、だからこそあかねにはこれ以上の苦労をさせたくないという思いやりです。今までお世話になったことに対する恩返しの感情は、とても大切な気持ちだと思います。
 以上を纏めると、本作は、自分に負担を強いながらも妹の為を思う姉の有り難さと、姉に感謝する妹の気持ちが、とても美しい作品だったと結論付けることができます。


<製作委員会>アニプレックス、フジテレビジョン、東宝、STORY、KADOKAWA
<配給>東宝
<アニメーション制作>CloverWorks
<スタッフ>原作・超平和バスターズ、脚本・岡田麿里、キャラクターデザイン/総作画監督・田中将賀、音楽・横山克、監督・長井龍雪
<出演者>相生あおい・若山詩音、相生あかね・吉岡里帆、金室慎之介・吉沢亮、新渡戸団吉・松平健、他

 第6位…『ぼくらの7日間戦争』
 宗田理の小説のアニメ映画化。実写映画『ぼくらの七日間戦争』と同一の時間軸となっています。
 本作の面白さとしてまず挙げられるのは、理不尽な大人と、それに反抗する少年少女による攻防戦です。戦いは廃工場を舞台に繰り広げられますが、工場の設備を巧みに利用して大人を撃退する少年達の智慧は見事です。

 このような物理的な攻防戦も充分盛り上がるのですが、本作は2019年に制作されただけあって、現代に相応しい攻防戦を用意します。それは、大人と少年がお互いにインターネット輿論を有利に導こうとした点です。本作は、現実のインターネット空間で繰り広げられている醜い騒動を、かなりショッキングに映画の中で再現しています。即ち、インターネット空間で話題になった人物がいれば「あいつは何という学校に通う何という奴だ」と個人情報を暴露し、 憎悪に満ちた罵詈雑言を繰り広げる行為です。本作ではこのような行為を極端に描くことで現実社会の我々に警告を与えていると言えるでしょう。
 インターネット上の炎上から、登場人物の間にも不信感が蔓延しますが、インターネットから生じる憎悪を超克したのは、生身の人間同士による面と向かった対話でした。
 インターネットに端を発する炎上事件が日常茶飯事である現代社会人に対して、人間関係の再考を促した作品であったと結論付けることができます。
 最後に1点付け加えると、本作は理不尽な大人とそれに反抗する少年少女の戦いの物語でしたが、同時に、理不尽な大人に反撥する大人の戦いの物語でもあり、理不尽な目に遭っている世の大人達をも勇気付ける作品でありました。


<製作委員会>KADOKAWA、ギャガ、電通、グローバル・ソリューションズ、ソニー・ミュージックソリューションズ、亜細亜堂、GYAO、TBSラジオ、ユニバーサル ミュージック、読売新聞社

<配給>ギャガ/KADOKAWA
<アニメーション制作>亜細亜堂
<スタッフ>原作・宗田理、脚本・大河内一楼、キャラクター原案・けーしん、キャラクターデザイン/清水洋、総作画監督・清水洋/西岡夕樹、音楽・市川淳、監督・村野佑太
<出演者>鈴原守・北村匠海、千代野綾・芳根京子、山咲香織・潘めぐみ、緒形壮馬・鈴木達央、本庄博人・大塚剛央、阿久津紗希・道井悠、他

 第5位…『ルパン三世 THE FIRST』
 『ルパン三世』シリーズの最新映画。本作品には、歴史の裏を探るワクワク感と、アクション面のワクワク感という二つのワクワク感が同居していました。
 まず歴史の裏を探るワクワク感についてですが、本作のストーリーは第二次世界大戦中のフランスの場面から始まります。ナチス占領下の北フランスかビシー政権下のフランスのどちらかと思われますが、このフランスの歴史が現代のストーリーに繋がっているのです。劇中世界の現代では、何とナチス総統であるアドルフ・ヒットラーが生存しているという噂が流れているのです。因みに劇中世界で本当にヒットラーが生存していた昭和40年の映画『クレージイ.キャッツ結成十周年記念映画 大冒険』(本篇監督=古澤憲吾、特技監督=圓谷英二)という作品もありましたが、『大冒険』にしても本作にしても、フィクションであるが故に、現実世界とは全く異なる現代史が描かれ、「一体この作品の世界では戦後の歴史はどうなっているんだ!!」と観客に興味を抱かせています。
 ところで、本作の劇中ではヒットラーが生存しているという噂が流れ、銭形幸一警部(声・山寺宏一)が昭和1桁生まれだと指摘されていることから、時代背景は映画が公開された2019年ではなく昭和末期頃と推測されます。
 続いて本作のもう一つの魅力であるアクション面についてコメントします。本作は、画面の中の要素が縦横無尽に動き回り、軽快さや迫力を生んでいました。例えば、飛行機同士の空中戦。山崎貴監督と言えば実写映画『永遠の0』(本篇監督=山崎貴、VFX=山崎貴)で迫力溢れる空中戦を描きましたが、本作でも手に汗握る空中戦が描かれています。また、天変地異を発生させるエネルギーの描写でも、この世の終わりかのような絶望感に満ちていました。本作のアクションシーンは、上記のように観客にスリルを与えるものばかりではなく、喜劇的なアクションシーンもあり、観客に喜怒哀楽の感情を与える娯楽性の高いものとなりました。次元大介(声・小林清志)がルパン三 世(声・ 栗田貫一)を助けると思いきや助けなかった場面では笑ってしまいました。
 最後に、上記以外に印象深かったシーンと、私の一番好きなシーンをご紹介します。印象深かったシーンは、悪役に良心が残されていたシーンです。悪役が心の底から悪人であったならば、登場人物の1人はショックを受けていたでしょうが、その登場人物のショックも多少は和らいだことでしょう。
 そして私の一番好きなシーンをご紹介しますと、予告篇でルパン三世、銭形警部、次元、石川五ヱ門(声・浪川大輔)、峰不二子(声・沢城みゆき)がズラリと並んでポーズを決めるカットがありまして、それが凄くカッコ良かったんですよ。しかし、本篇に存在しないシーンが予告篇に登場することもあり得るので、私はもしかして本篇には出てこないんじゃないかと心配していたんですが、終盤にちゃんとこのカットが登場してとてもカッコ良かったです。映画館のグッズ売り場で売られていたクリア栞にもそのカットが含まれていますのでご紹介致します。右側の下から3枚目です。

 

<製作委員会>トムス・エンタテインメント、日本テレビ放送網、東宝、バップ、読売テレビ放送、白組、阿部秀司事務所、札幌テレビ放送、ミヤギテレビ、静岡第一テレビ、中京テレビ放送、広島テレビ放送、福岡放送

<配給>東宝
<アニメーション制作>トムス・エンタテインメント/マーザ・アニメーションプラネット
<スタッフ>原作・モンキー・パンチ、脚本・山崎貴、音楽・大野雄二、CGスーパーバイザー・荒川孝宏、共同監督・波田琢也/中嶌隆史、監督・山崎貴

<出演者>ルパン三世・栗田貫一、レティシア・広瀬すず、ランベール・吉田鋼太郎、ゲラルト・藤原竜也、他
 

 後篇に続きます。