2021年11月4日、川嶋辰彦・學習院大学名誉教授がお亡くなりになりました。

 私が學習院大学政治学科に在学していた頃、川嶋氏は経済学部教授を務められていました。或る時、川嶋教授が主催して外部から講師を呼び教室で講演会を行ったことがあり、私も拝聴しました。講師によるお話の後の質疑応答タイムで私は質問をしたのですが、講演会の全プログラムが終了した後、何と川嶋教授の方から私に握手をして下さるという光栄な出来事がありました。あの出来事は貴重な思い出であります。どうもありがとうございました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。

 広島カープの古葉竹識元監督がお亡くなりになりました。実は私の生年月日は、古葉監督率いる広島カープが日本一になった日であり、母親は病院で日本シリーズを見ていたそうです。そういう因果で、私は少年時代から古葉監督の物真似を得意としていました。その後、マスターズリーグの試合を東京ドームで観戦した時、同リーグで監督に復帰された古葉監督のお姿を生で拝見しましたが、古葉監督率いる球団が攻撃している時、古葉監督はずーっとグラウンド上に立っていらっしゃいましたので、”私が物真似をした古葉監督の姿”を生で拝見することはありませんでした。古葉竹識監督に謹んで哀悼の意を表します。合掌。

 2021年11月11日(木曜日)~11月14日(日曜日)に東京都荒川区東日暮里にある劇場・日暮里d-倉庫でVACAR ENTERTAINMENT(劇団オモテナシ)による演劇『碧い湖に住むニーナ』が公演されましたので鑑賞致しました。

 主演は舞台女優のきみと歩実さんです。きみとさんが出演される演劇を観劇するのは劇団アルファーによる公演『五・五合目の海』(於いてシアターグリーン BIG TREE THEATER。開催日2018年9月12日(水曜日)~2018年9月17日(月曜日))以来です。実は『五・五合目の海』の終演後にきみとさんのチェキを撮影した(今回の公演では物販はありませんでした)時に

「チェキをブログに載せていいです。公演期間中にブログを書いてください。」

と言われたのに3年経っても書いていないのでお詫びに『碧い湖に住むニーナ』についてのブログを執筆する次第です。

 

 会場となる日暮里d-倉庫は住宅街にあり、私は夜に真っ暗になってから訪問したので、どこから敷地内に入ればいいのか分かりませんでした。

 

 本作の粗筋は、以下の通り。

 人間の間で「誰も立ち入ってはならない」と言われている深い森の中の湖に住む人魚の少女・ニーナは人間に変身して正体を隠しながら高校生活を送っていた。或る日、急病で倒れたクラスメイトに対し、人魚しか持っていない薬の水で治療したことがきっかけとなり、「この町に人魚がいるのではないか」という噂が広がり、騒動となってしまう・・・。

 

 人魚役のきみとさんは、人魚の姿の時は下半身が魚となって湖に浸っているのですが、本当に水槽に浸ってピチャピチャやっています。演劇的には水槽に浸らなくても「見立て」で湖にできそうですが、敢えてリアリティーを追求するところが立派であります。

 この人魚の姿なんですが、流石きみとさんは長年に亘ってコスプレイヤーとして活躍されているだけあって、見事なクオリティーでした(私が初めてきみとさんのコスプレ姿を拝見したのは2015年~2016年のどこかでした)。きみとさんがコスプレイヤーとして活躍されているからこういう役が回ってきたのか、それとも偶然なのかは不明ですが、きみとさんに相応しい配役であったと言えます。

 無論、外見だけが立派なのではなく、「人間が人魚の話をしていると人魚の名誉の為に反論したくなるが、しかしあまり具体的に反論すると自分の正体がバレてしまう」というジレンマを抱えた姿が観客の胸に迫ってまいりました。

 

 ところで私は大変申し訳ないことに開演直前ギリギリに入場するという失態を犯した為、前説している最中に入場したのですが、前説によれば、公演中、合図をしたら観客はスマートフォンで公演中の様子を撮影しハッシュタグを付けてインターネット上に投稿せよと言うのです。演劇の或る場面で公演中の様子を撮影しハッシュタグを付けてインターネット上に投稿せよと言われた事例は、劇団コレカラクルーズによる公演『魔紅蛇螺城の悪姫』(於いてシアター風姿花伝。開催日2017年4月13日(木曜日)~2017年4月23日(日曜日))以来です。

 ↓という訳で、こちらが撮影タイムの写真であります。

 女優陣が観客に向かって手を振っているのは、決して撮影タイムだからではなく、ストーリー展開の中で手を振る場面だからです。恐らく撮影タイムの為に観客席に向かって手を振るストーリー展開にしたのでしょう。一石二鳥を実現した上手い脚本です。

 ↓こちらは湖畔で水鉄砲を発射し盛り上がっている場面。

 帝国劇場のような巨大な劇場で水を使った作品があるという話は聞きますが(私は観劇したことはありません)、小劇場でこんな大掛かりな仕掛けを施した例はないのではないでしょうか。流石前売り9800円だけあって仕掛けに予算が投入されています。

 因みにこの場面は、登場人物が湖で溺れるというシリアスな場面の次の場面です。さっきまで登場人物が湖で溺れていたのにこれだけびしょ濡れになって盛り上がっているというのは、ストーリー展開の整合性よりも観客を楽しませる娯楽性を重視していることであり、これはつまりインド映画の作劇手法です。つまり本作はインド映画と同じ手法で作られた作品であったと言えます。

 最後に余談ですが、脚本家の言葉遣いの中で、「盥回し」という言葉の意味を間違えて使っているのではと思い、ちょっと気になりました。

 2021年10月31日に衆議院議員総選挙が行われました。この選挙に於いて立憲民主党・共産党・国民民主党・社会民主党(社民党)・れいわ新選組の5党が野党統一候補を擁立しました。その結果はどうだったのでしょうか?野党が共闘しなかった2017年の衆院選と比較してみます。

 まず小選挙区から。2017年の衆院選では、立憲民主党・希望の党(≒国民民主党)・共産党・社民党の小選挙区での当選者数は合計38議席でした。それに対して2021年の衆院選では、立憲民主党・共産党・国民民主党・社民党・れいわ新選組の小選挙区での当選者数は合計65議席です。これは間違いなく候補者を1本化したことで共倒れを防いだ効果です。

 一方、比例代表はどうでしょうか?2017年の衆院選では、立憲民主党・希望の党(≒国民民主党)・共産党・社民党の比例代表での当選者数は合計81議席。それに対して2021年の衆院選では、立憲民主党・共産党・国民民主党・社民党・れいわ新選組の比例代表での当選者数は合計56議席。何と比例代表では獲得議席が激減しているのです。これは一体どうしたことでしょうか?

 恐らく、比例代表の獲得議席が激減した理由は野党が共闘したからです。

 例えば2017年の衆院選では、A選挙区とB選挙区があると仮定して、両選挙区にそれぞれ立憲民主党と共産党が立候補しました。するとA選挙区で立憲民主党候補は「小選挙区では私に、比例代表では立憲民主党に投票してください!」と演説し、共産党候補は「小選挙区では私に、比例代表では共産党に投票してください!」と演説します。同様にB選挙区では立憲民主党候補は「小選挙区では私に、比例代表では立憲民主党に投票してください!」と演説し、共産党候補は「小選挙区では私に、比例代表では共産党に投票してください!」と演説する訳です。

 しかし2021年の衆院選では、A選挙区では立憲民主党が、B選挙区では共産党が立候補しました。するとA選挙区で立憲民主党候補が「小選挙区では私に、比例代表では立憲民主党に投票してください!」と演説し、B選挙区で共産党候補が「小選挙区では私に、比例代表では共産党に投票してください!」と演説することになります。

 ということは、A選挙区では「比例代表では共産党に投票してください!」と演説する候補者は不在となり、B選挙区でも「比例代表では立憲民主党に投票してください!」と演説する候補者は不在となります。これでは比例代表の獲得議席が激減するのは当然です。つまり、野党が共闘したせいで野党の比例代表における獲得議席が激減したということです。

 

 ↓立憲民主党の福山哲郎

 ↓共産党の志位和夫と比例代表候補

 ↓自民党の木村哲也

 ↓立憲民主党の田島要 

 ↓立憲民主党の矢崎堅太郎

 ↓立憲民主党の黒田雄

 ↓日本維新の会の椎木保

 ↓日本維新の会の林智興

 

 

 公約の冊子をくれた政党は立憲民主党と国民民主党だけでした。

 

 ↓立憲民主党の公約の冊子

 ↓国民民主党の公約の冊子

 ↓自民党の薗浦健太郎のチラシ(千葉県選挙管理委員会のシール付き)

 ↓立憲民主党の矢崎堅太郎のチラシ(千葉県選挙管理委員会のシール付き)

 ↓国民民主党の鴇田敦のチラシ(千葉県選挙管理委員会のシール付き)

 ↓日本維新の会の椎木保のチラシ(千葉県選挙管理委員会のシール付き)

 ↓日本維新の会の小野泰輔のチラシ(東京都選挙管理委員会のシール付き)

 ↓公明党の比例代表チラシ

 ↓共産党のチラシ。何と公職選挙法に基づくチラシではなく、赤旗の号外!

 衆議院議員総選挙の目玉の1つが、次期衆議院議長と衆議院副議長は誰が就任するかということです。ここで、次期議長と次期副議長の候補を見てみましょう。

 

<次期議長候補>

野田毅(当選16回)

麻生太郎(当選13回)

衛藤征士郎(当選12回・元副議長)

二階俊博(当選12回)

船田元(当選12回)

額賀福志郎(当選12回)

甘利明(当選12回)

石破茂(当選11回)

逢沢一郎(当選11回)

村上誠一郎(当選11回)

細田博之(当選10回)

石原伸晃(当選10回)

森英介(当選10回)

山口俊一(当選10回)

中谷元(当選10回)

 

<次期副議長候補>

小沢一郎(当選17回)

中村喜四郎(当選14回)

菅直人(当選13回)

岡田克也(当選10回)

 

 議長候補は一杯いるのに、副議長候補はこれで大丈夫かとちょっと心配になりますね・・・。

 立憲民主党と共産党がブレまくっています、

 立憲民主党・国民民主党・共産党・社会民主党(社民党)・れいわ新選組の5党は連合政権樹立を目指しました(立憲民主党・共産党・社民党・れいわ新選組の4党が連合政権樹立を目指したという説もあってこの時点でブレている訳ですが)。

 上記5党が野党統一候補を擁立した小選挙区が213区。上記5党は互いに選挙区を譲り合い、

・立憲民主党が野党統一候補となった小選挙区

・国民民主党が野党統一候補となった小選挙区

・共産党が野党統一候補となった小選挙区

・社民党が野党統一候補となった小選挙区

・れいわ新選組が野党統一候補となった小選挙区

が存在します。

 

 一方で自由民主党(自民党)・公明党・日本維新の会は、立憲民主党と共産党の政治思想のうち、天皇・自衛隊・日米安全保障条約に対する政治思想が全く異なっている点に着目し、立憲民主党と共産党は政策が一致していないにも拘わらず連合政権を樹立しようとしていると強く批判しています。

 

 この批判にムキになった枝野幸男・立憲民主党代表は日本記者クラブ主催による9党党首討論会で立憲民主党による単独政権を目指すと宣言。日本記者クラブによる質疑応答タイムで突っ込まれた志位和夫・共産党委員長もやはりムキになって、立憲民主党との共闘は自公政権を打倒する選挙戦に限定したもので、自民党と公明党を野党に突き落した暁には、与党・立憲民主党が提出する法案に反対することもあり得ると予告してしまいました。つまり、立憲民主党も共産党も心の中では連合政権なんか樹立したいとはこれっぽっちも思っていなかった訳であります。

 

 しかし前述の通り213選挙区で立憲民主党・国民民主党・共産党・社民党・れいわ新選組の5党は選挙区を譲り合っており、外見上はどう見ても5党連合政権を樹立しようとしているようにか見えない訳です。

 一方で上記5党のうち複数の政党が議席を争う小選挙区も存在し、

・立憲民主党が国民民主党と激突する小選挙区

・立憲民主党が共産党と激突する小選挙区

・立憲民主党がれいわ新選組と激突する小選挙区

が存在しています。ということは、枝野代表による単独政権を目指すという発言は必ずしも嘘でありません。

 

 上記を纏めると、現時点では立憲民主党と共産党は野党連合政権を樹立する気が本当にあるのかないのか有権者にはさっぱり分かりません。有権者は分からないものに投票することは出来ません。立憲民主党と共産党は有権者に判断の根拠を与える為に、ブレるのをやめて、政権構想をはっきりさせるべきです。

 即ち立憲民主党と共産党は、

「立憲民主党は単独政権を目指さず、政権交代したら立憲民主党と共産党は協力して政権を運営します!!」と宣言するか、

「立憲民主党と共産党は天皇・自衛隊・日米安保条約に対する政治思想が全く異なっているので、政権交代しても立憲民主党と共産党は協力しません!立憲民主党は単独で政権を運営します!立憲民主党と共産党が両方立候補した小選挙区では、立憲民主党は共産党を叩き潰し、共産党は立憲民主党を叩き潰します!!」と宣言するか、

どちらかを選ぶべきです。

 2021年10月18日、日本記者クラブ主催による9党党首討論会が開催されました。

 その中で山口那津男・公明党代表が枝野幸男・立憲民主党代表に対して、共産党が閣外協力する政権とは、どのような政権を提示するのか質しました。これに対し枝野代表は立憲民主党による単独政権を目指すと宣言しました。

 次期衆議院議員総選挙で立憲民主党が擁立する候補は小選挙区214人、比例代表単独26人の計240人。小選挙区は289選挙区ありますが、立憲民主党が連合政権を共に樹立する予定の国民民主党・社会民主党(社民党)・共産党に譲った選挙区があるので、立憲民主党は小選挙区の全289選挙区に候補を擁立した訳ではありません。そこで小選挙区に立候補しなかった候補者は比例単独に回っているのですが、比例代表ではどの政党も或る程度の議席を獲得できてしまうので、実は比例単独候補が当選するのは意外にハードルが高いんですね。つまり、立憲民主党は与党だけでなく野党とも比例代表の議席を奪い合う訳です。ということは、出来るだけ比例単独候補ではなく小選挙区に立候補させて小選挙区で当選した方が立憲民主党単独政権の実現可能性が高まると言えます。しかし立憲民主党は小選挙区での立候補者を増やすことが出来ません。なぜなら前述の通り連合政権を共に樹立する予定の国民民主党・社民党・共産党に選挙区を譲っているからです。

 つまり、立憲民主党は単独政権を目指すなら国民民主党・社民党・共産党を無視して全小選挙区に候補者を擁立すべきだったのに、国民民主党・社民党・共産党に選挙区を譲ったせいで単独政権は不可能になった。それにも拘わらず単独政権を目指すと宣言したのは完全な矛盾であるということです。

 2019年からずっとブログのネタが溜まっているにも拘らず私の行動スピードが異常に遅くなって全然ブログが更新できておらず、ご協力戴いた皆様には大変申し訳ありませんとしか言いようがない状態です。本来であれば時系列順にブログを執筆すべきところではありますが、2021年10月5日(火)〜10月10日(日)、東京都渋谷区渋谷にあるギャラリー・ルデコ(LE DECO)の6階で開催された三島奈津子さん写真展「それから」(撮影=舞山秀一氏)のレポートを公開致します。
 

 ↓写真展のポスター。三島さんのマネージャーより「ポスターは写真撮影可能で、インターネット上に投稿して良い」との許可を戴きましたので掲載致します。

 

 本写真展で個人的に印象深い作品が2作ありましたのでご紹介致します。

 

 まずは、スペインの画家・フランシスコ・デ・ゴヤ(生誕1746年~1828年没)が1797年から1800年の間に制作した絵画『裸のマハ』をオマージュしたと思われる、同作そっくりな構図の作品です。芸術作品とされる絵画のような存在を目指し、芸術作品として高く評価される写真を制作しようという気概が感じられます。

 

 2つ目は、謎のトゲトゲが付いたアイマスクを着用した写真です。未来世界を舞台にしたハリウッド製SF映画で、奇抜な服装をした人物が登場しますが、この写真の雰囲気は、まさに上記のような雰囲気です。即ち環境汚染か何かで頽廃的な雰囲気となった未来世界の廃墟で、その頽廃的世界に順応した、現代の世界とは異なる未来世界の住人が、トゲトゲ付きアイマスクを着用しているかのようなのです。1枚の写真でありながらSF映画を観ているかのような印象を受けました。
 

 ところで三島奈津子さんが在廊していらっしゃいましたので、

「超可愛いです!」

と申し上げましたところ、三島さんは
「超嬉しいです!」

と返事をくださいました。その場で韻を踏んで返事をなさるとは機転が利いていらっしゃって流石です。三島奈津子さん、ありがとうございました!!

 ↓因みにこちらは会場で販売されていた図録です。

 2019年からずっとブログのネタが溜まっているにも拘らず私の行動スピードが異常に遅くなって全然ブログが更新できておらず、ご協力戴いた皆様には大変申し訳ありませんとしか言いようがない状態です。本来であれば時系列順にブログを執筆すべきところではありますが、2021年10月1日(金)~10月3日(日)に亘って東京都豊島区北大塚にある劇場・萬劇場で開催された朗読劇『東京戦区/TOKYO War:DS』のレポートを公開致します。

 出演者は

生田善子さん

道井悠さん

夏陽りんこさん

澁谷梓希さん

の他、日替わりゲストとして

星守紗凪さん

こうのゆうかさん

エリザベス・マリーさん

が出演されました。

 

 ↓チラシ 表面

 

 ↓チラシ 裏面

 

 実は私はCOVID-19によるパンデミックの風景をずっと記録し続けておりまして、萬劇場の感染症対策の風景もブログに残しておきたいところですが、それはまた今度の機会にするとして、今回は公演中の模様にのみ着目し、COVID-19によるパンデミックの影響下で舞台公演が如何にして執り行われたのかコメントすることと致します。
 さて本公演は朗読劇でありまして、これは恐らくCOVID-19によるパンデミックの影響から、感染症対策の為に女優同士の間隔を空けて立ち位置を固定し、舞台上を動き回らせないようにする為、朗読劇になったと推測されます。女優2名が舞台上を動き回る場面が1箇所だけありましたが、それ以外の場面はスタンドマイクの前で立ち位置が固定されておりました。
 途中、ナレーションで「アクションシーンは割愛する」と語られた箇所が2箇所あったのですが、これは演劇の外の世界におけるパンデミックの影響に基づく"メタナレーション"と言えましょう。

 粗筋は、ノストラダムスの大予言が的中し恐怖の大王が降臨して荒廃した東京で、複数の武装勢力が抗争を繰り広げるというもので、即ち2つの要素で構成されていると言えます。


 1つ目はSFの要素であります。即ち、ノストラダムスの大予言が的中した架空の東京というSF世界を舞台にしている訳であります。
 私などは少年時代、大晦日に夕方6時から『大晦日だよドラえもん 3時間スペシャル』、その後の9時から『ビートたけしのTVタックル 嵐の大ゲンカ 超常現象バトル』と5時間半ぶっ通しでテレビ朝日を視聴し、ノストラダムスの大予言特集を熱心に観ていた世代であり、昭和49年の映画『ノストラダムスの大予言』に関する評論文を書いたこともあるぐらいですので、ノストラダムスの大予言が的中した世界と聞けば当然注目する訳であります。
 とは言うものの、本公演を観劇した限りでは、東京が荒廃したというところがポイントで、ストーリー上は必ずしもノストラダムスの大予言である必然性はなく、第三次世界大戦でもストーリーは成立する印象です。
 

 2つ目の要素は集団抗争です。

 映画『十三人の刺客』(昭和38年)や『仁義なき戦い』(昭和48年)といった集団抗争映画や、映画『白い巨塔』(昭和41年)のような派閥争い映画を手に汗握って鑑賞した私にとってみれば、複数の武装勢力による抗争を描いたストーリーと聞けば、きっと盛り上がるに違いないと感じるものです・・・が。

 本公演は上演時間の合計が70分で、朗読劇とトークショーによって構成されていたのですが、朗読劇はこれから盛り上がるであろうと思った矢先に上演時間30分で終わってしまったので、私は「え!?もう終わり!?」と驚きました。まさかとは思いましたが残り40分はトークショーでした。
 しかしトークショーで私の疑問に対する答えが明らかになりました。本作は本来、舞台上で殴り合いの抗争を繰り広げる演劇であるが、本公演はそのお披露目となる朗読劇に過ぎないと言うのです。
 なるほど、それでは今後開催されるであろう本篇に対する期待も高まろうというものです。

 以上を纏めると、本篇の公演はまだ先のことでありますが、SF集団抗争作品という本作の特色に観客の期待は高まること必至であるというのが本稿の結論であります。
 これ以外にもう1点言及致しますと、登場人物の衣装が1人1人、全く異なる個性的な衣装となっており、とても素敵です。衣装も見所の1つと言えるでしょう。

 

 最後にグッズをご紹介します。

 ↓来場者に配付されたポストカード

 

 ↓物販コーナーで販売されたバッジ

 

 ↓物販コーナーで販売されたブロマイド