いつも起きる時間より一時間早く目が覚めた。
もう少しだけ身体を休めてから起きようと
再び横になってみたが落ち着かない。
カーテンを開けると外は晴れている。
そうだ
朝のうちに外を歩く という目標を今日こそ達成しよう
そう思い身支度をはじめる。
いろんなことをやり終えてからでないと外出しない
ということを長年やってきたため 今まではどうしても
外歩きの時間がおそくなってしまっていた。
今日こそは と
いろんなことを後回しにすることにして外に出た。
それでももう午前七時三十分を過ぎていた。
そして思った。これでやっと普通の人並みに戻れたと。
とても長い時間 午前中を有意義に過ごしてなかったと。
同じ道なのに いつもとは違う人との出会いがあった。
思い切って挨拶してみた。
すると、挨拶の言葉がかえってきた。
たったそれだけのことが とても新鮮で嬉しかった。