『灰羽連盟』 2002
監督:ところとこかず
キャラクタデザイン:高田晃
アニメーション制作:光輪密造工房
淡く、柔らかで、穏やかだけど少しだけ胸が痛い物語。
どこかにあるグリの町のオールドホーム。そこには「灰羽」が住んでいる。
この灰羽の世界に新たに生まれた「ラッカ」と彼女の仲間たちが織りなす物語は懐かしく、優しい。
大きな水の流れは穏やかに見えても、その中は激しく入り乱れているように
穏やかな日常や和やかな中にも灰羽の心の中は乱れている。
退屈になりそうだが、伏線が絡められているので最後まで楽しめる。
登場人物たちの「灰羽」としての葛藤が話の中心になる。
灰羽とは何なのか?自分は一体なぜ灰羽になったのか。
しかし、このこれに対して明確な答えは示されない。
この事が気に入らないと言う方もいるかもしれない。
テーマであるはずの「謎」がどうして解決されないのか。
私はこの「謎」に対する距離感がとても好きだ。
ラストのレキの物語が秀逸。

