「また逢う日まで」

 

別れの挨拶で始まるこの曲

二人の別離

涙はなく未練も無し恨み言などは更々なし

 

じゃあね

前向きに未来を見据えるような清々しい別れ

別れはこうでなくてはならない

 

曲を見事に歌い上げる

尾崎紀世彦のインパクトがすごい!

 

もっと凄いのが

阿久悠

阿久悠 って この人強靭的であり天才です

 

どれをとっても阿久悠の作品は

フィクションが詩になっている

そこから3分間のドラマが始まる

 

彼の謳はすべてがメッセージでありテーマソングだった

彼の出現によって詩 歌 歌詞 謳が芸術の域に入った

 

「津軽海峡冬景色」

これもすごいと思う

上野発の夜行列車下りた時から♬音符

 

メロディーと歌詞によって

冷たい風に降りしきる雪の青森

連絡船 海鳴り 竜飛岬 凍えるカモメ

3分間では語り切れない程の情景が映像として目に浮かぶ

凄い!

 

いずれにしても

昭和の頃は音にも謳にも品性があった

 

阿久悠の時代は歌が時代をつくり

時代が歌をつくっていたように思う

 

最近の歌 音楽は 音の集合体であり

歌というよりは単なるBGMのように感じる

ニューミュージックというのだろうか

 

自分の言いたい事を

言いたいように言葉として形をなしているだけで

ビートが中心のようで私にはあまり響かない

 

確かに時代と共に環境の様々は変化する

歌 音楽に 限らず変化するのは時代の流れの常

変化について行けない部分がある事を感じるのは

もしかして

 

ワタクシ

歳のせいかしら? 叫び叫び叫び