暁の目覚め星々が濃紫の空に゛ 別れを告げ 淡紅色の衣を纏ったような暁が訪れるころ 朝露は花弁を愛い 草木も花々もけさの命にめざめる 風は穏やかに柔らかく 微笑みを届ける 梢の囁き 小川のせせらぎに 小鳥たちは歓喜を歌う 文月の空は抜けるように青く すべては 暁の目覚めを奏でる 紫敷布 ガレキの隣で芽吹いて成長 これはいったい何 松の枝のようであり花のようでであり 何の花なのかしら