毎日が小さな修行
塩沼亮潤 僧侶
そうだったのだ
この世は修行の場だったのだ
すっかり忘却していた
ああだのこうだの愚痴っている場合ではなかったのだ
天は修行の課題を提供してくれていたのだ
全てを受け入れて励めばいいものを
どうしてこうなるの 何故だ と修行を避けていた
だから
必然的に修行の種類が増えるし重くなっていたのだ
素直に天の叡智に随えばよかったものを・・・
毎日少しずつ修行のに励めばいいものを・・・
様々な経験をさせてもらったと思えばいいものを・・・
修行のためにここに来ていたのだから
考えて見れば修行は財産を蓄える事のようだった
肉体は消滅しても魂は永遠不滅
我が魂の成長のため 輝く来世のための修行の場
これこそがこの世の在り様だったのだ
いまさら気付いたのでは遅い!
いいえ遅くはない 気付いた時がチャンスなのだ
今日も何らかの形で魂磨きをしよう
課題をクリアした時 さて来世はどうなる
来世なって見なけりゃ分からない