毎日が小さな修行

塩沼亮潤 僧侶 

 

そうだったのだ

この世は修行の場だったのだ

すっかり忘却していた!

 

ああだのこうだの愚痴っている場合ではなかったのだ

 

天は修行の課題を提供してくれていたのだ

 

全てを受け入れて励めばいいものを

 

どうしてこうなるの 何故だ と修行を避けていた

 

だから

必然的に修行の種類が増えるし重くなっていたのだ

 

素直に天の叡智に随えばよかったものを・・・

 

毎日少しずつ修行のに励めばいいものを・・・

 

様々な経験をさせてもらったと思えばいいものを・・・

 

修行のためにここに来ていたのだから

 

考えて見れば修行は財産を蓄える事のようだった

 

肉体は消滅しても魂は永遠不滅

我が魂の成長のため 輝く来世のための修行の場

これこそがこの世の在り様だったのだ!

 

いまさら気付いたのでは遅い!

いいえ遅くはない 気付いた時がチャンスなのだ

今日も何らかの形で魂磨きをしよう

 

 

課題をクリアした時 さて来世はどうなる

来世なって見なけりゃ分からない