9月に思うこと

なんとなくノスタルジックになる秋

何故だろう

 

  

 

 

9 月

 

出逢ったのは秋の初め9月

まだ蝶が優雅に舞っていた

 

それから三年三月の秋の終わり

何の期待もなく過ぎた二人の月日に別れの日が訪れる

 

色々ありがとう

元気でいろよ

 

道中の枯葉を踏み鳴らして彼は静かに去って行く

後ろ姿を見送る義理はもはやない

 

別れの言葉さえ飲み込む

踵を返して歩を速める

さも目的があるかのように

 

冷たい風の音

枯葉はサラサラと地に鳴く

 

明日からは独り

巡りくる白い季節を待つばかり

なるようになった晩秋の午後

 

紫敷布

 

秋ってついノスタルジックな気分になる

思い出さなくてもいい事が勝手に蘇る

何故?

 

 

 

 

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