幸せに生きるのもいいけれど

 

できれば

 

粋に生きてみたい

 

粋に優雅に穏やかに

 

そして芸術的に

 

限られた時間だからこそ

紫敷布

 

結構情緒のある風景

 

七十六日間の釧路滞在で啄木が見た釧路川は

たいして風情もなく海が近いだけの

淀みない穏やかな流れの川だけだったに違いない

随分と昔のことだから

 

もし昔もこうした風景だったなら

啄木はどんな歌を詠んだのだろう

 

釧路川 太平洋の むこう側 夢か希望か 未来悠か也 

(字余り紫作)

 

どう詠んだのだろうか

 

七十六日間の釧路にて啄木は多くの歌を詠んでいる