カルピスとモンゴル
モンゴルの遊牧民の知恵が集まったモンゴルの伝統的な飲みもの馬乳酒
馬の生乳と乳酸菌と酵母を発酵させたのが馬乳酒
馬乳酒といってもアルコール度数は1度前後で、日本でいう甘酒のようなもの
だっそうですで。
カルピスの生みの親三島海雲氏が当時中国で仕事をしていた頃
北京からモンゴルに移動した際に
モンゴルで馬乳酒を勧められて、それを口にした時に
その美味しさと健康効果に感動し、モンゴルで馬乳酒製造を学び
日本に帰国後、馬乳酒を基に『乳酸菌飲料』の開発を開始し
『美味しい・滋養になる・安全性・経済的』であるを本質として
三島氏の研究の結果、現在の『カルピス』が誕生するに至ったそうです。
そして
日本で初めて『カルピス』として商品化されたのは1919年のことでした。
誰もが一度は口にしたことのあるあのカルピスの起源
遊牧民の知恵の馬乳酒と三島氏の出会い、ロマンを感じますね
馬乳酒とは、馬の生乳が原料になっていて豊富な栄養価があるそうです
1年を通して移動を続ける遊牧民は農耕はしないので食生活の中心は
肉や馬乳になり、たんぱく質は摂取できてもビタミン不足になりがちだが
馬乳酒には豊富なビタミン類が含まれておりビタミン補給のためにも
モンゴル遊牧民たちに古くから珍重されてきた飲み物だそうです。
日頃から飲酒の習慣がない遊牧民たちは、常に馬乳酒を常用
交流の場の酒盛りのコミュニケーションツールとして
馬乳酒を造っていたという事だそうです
モンゴルからいらしたある先生から聞いたお話でした。
先生は白板に氏名を書いてくださいましたが、モンゴル名が長くて
カタカナで日本名の三倍も四倍もの文字の連なりの名前
ウンジャラ・カンジヤラ・ナンジヤラ・まったく覚えられませんでした。
(ごめんなさい)
モンゴルとカルピスの関係は、まったく全然知りませんでした。
時、場所、物、人、の出会いの繋がりって素晴らしいですね。
三島海雲氏がモンゴルで馬乳酒に出会わなかったら
カルピスが生まれなかったかも知れないんですものね。
お節にカルピスを添えて2023年の健康と幸せを願い祈る
如何でしょうか
モンゴル遊牧民の移動テント ゲル
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