自分の耳が許す音だけが
音楽である
ショパン
それぞれに好みの音もあるけれど
耳に心地良い音
魂に染み入る音
音は癒しでなければならない
楽しい音でなければならない
受け継がれてゆく優れた音に出会う機会が少なくなった気がする
音楽としては遠ざかりたくなる音もある
凡そ音楽とは認め難い音
雑音に等しい音すらある
小鳥のさえずり小川のせせらぎ
風の柔らかさ雲の流れ
軒の雨だれ
枝先の葉擦れの音
虫たちの羽音
人の耳が許す穏やかで爽やかな美しい音
それが音楽なのだ