罪とは
魂を曇らせる全てのものをいう
アンドレ ジット ( フランスの作家)
いま わたしは罪人である
魂をすっかり曇らせてしまっている
理想を追い求め叶わないため
目的を見失ってしまったため
思うように進めない為
ではなく
生きていて誰の為にもならず
何の足しにもならず
課せられた枠の中で
魂はすっかり曇っている
まちがいなく罪だ
大人も子供も
草木も花も小鳥も
大河もせせらぎも
山も大海も大地も
いま全てが息詰まり魂を曇らせている
夜明け前の暗雲のように曇らせている
時が経てば曇りは消え失せるのだろうか
いつもの晴れ間と本来の魂を保てるのだろうか
道が遠くないことを祈る