さいはての駅に下り立ち雪あかりさびしき町にあゆみ入りにき

 

しらしらと氷かがやき千鳥なく釧路の海の冬の月かな

 

神のごと遠く姿をあらはせる阿寒の山の雪のあけぼの

 

東海の小島の磯の白砂にわれ泣きて蟹とたはむる

 

小奴といひし女のやはらかき耳朶なども忘れがたかり

 

 

4月13日今日は若山牧水に看取られ26歳の若さで亡くなった薄幸の歌人

石川啄木の命日でした。

啄木は新聞記者として勤務しながら76日間の在釧中に小説を書き釧路を詠み

多くの芸術的功績を遺しました。

釧路の街中には啄木の足跡を辿るように20余基の歌碑があります。

 

我が愛する琢ちゃんの 一握の砂 悲しき玩具 は愛読書でもあります。

 

26歳の若さで病に倒れ逝かなければならなかった無念さがあったでしょう。

心安らかにと冥福を祈ります。

 

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