中小企業におけるシステム監査の実態と展望について | システム監査人のひとり言

システム監査人のひとり言

システム監査を15年以上やっています。
最近ITコーディネータにも挑戦中。

今夜はシステム監査学会の第2回定例研究会に参加。テーマは「中小企業におけるシステム監査の実態と展望について」ということで、東京都情報産業協会の工藤氏の講演でした。

我が国の中小企業の現状について、ITの導入や活用については、主に経営マインドの違いから積極的な企業と関心が薄い企業とで2極化している由。

また、情報産業のオフショア開発についても中国では優秀な人材が育っている一方、人件費も高くなっており、撤退している中小企業が増えているそうです。

システム監査を行う際の問題点としては、経営トップの権限が絶大だったり、仕事が属人的、システム担当者が不在でベンダーに任せっきり、等そもそも内部統制が十分とは言えない状況とのこと。

中小企業にシステム監査を広めるためには、システム監査を行うことによって金銭的にどんな得があるのか(あるいは損失を防げるのか)を示していくことが必要なようです。