今更ながら『お前に惚れた』          「宇宙刑事シャイダー」ギャル5・直井理奈さん | 郵便局員のごった煮よもやまブログ

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とにかく私自身の趣味・思うことなど書き込んでいきます。

「時すでに遅し」「気付いた時には遅かった」時にその女性の魅力に気付く事がある。まあ芦川いづみさんのように活躍時期が私の生まれる前なら正直仕方がないが、これがリアルタイムで見てたのに時が大分経った今頃その女性の魅力に気付くほど歯がゆい事がない。特にこうなってしまった理由が理由だけになおさら歯がゆさが大きいのである。

 

実は特撮ドラマ『宇宙刑事シャイダー』が今年で放送開始(昭和59年)から40年目を迎えた。シャイダーはギャバン・シャリバンに続く宇宙刑事シリーズの第3作目で、不思議界フーマの手から地球を守るために宇宙刑事に任命された沢村大(円谷浩)とパートナーのアニー(森永奈緒美)がフーマを相手に戦うストーリーで、リアルタイムの時は私は小学3年生でしたので熱心なファンでは無いが普通に見てましたね(ただその後再放送とかビデオ・DVDのレンタルでは見て無いので内容の記憶面はほぼうっすら程度となってしまいましたが…)。ただ残念ながらシャイダーの円谷浩さんは平成13年にわずか37歳の若さで亡くなられたのは大いに惜しまれる次第であります。

 

実は先日御厚意によりシャイダーの出演者の座談会の映像を見る事が出来た。残念ながら主役の円谷さんはいないのだが、森永奈緒美(アニー)・名和慶子(ギャル1)・大石麻衣(2代目ギャル2)・小島憲子(ギャル4)・直井理奈(ギャル5)・吉田淳(神官ポー)・そして当時の製作スタッフから國米修市さんも参加されての座談会で見てて楽しかったのだが、しかし悪の女性軍団であるギャル軍団のメンツが多かった事、年齢を重ねてる感じはあったが皆魅力的な感じがした。しかもその中に『電撃戦隊チェンジマン』のチェンジフェニックスこと大石麻衣さんが悪の一員でもあったとは…しかもギャル2を途中降板したのはその『チェンジマン』の撮影準備のためで悪の一員がすぐに正義のヒロインに変わるのも何か妙な話である。

 

悪の一員であるギャル軍団とはフーマの戦闘行動隊長であるへスラー指揮官配下の女戦士軍団で、変装をしての諜報活動及び作戦の遂行やシャイダーやアニーを相手に戦闘したりしていたが、当時小学3年のガキである私にとってはまだ正義と悪の区別しか無くギャル軍団は普段の姿はキツめのメイクで目付きも鋭く吊り上がっていたので、そういった見た目もあって単に悪の一員としか思っておらず当時小学3年のガキには大相撲の事や演歌の良さはわかっていても悪女の魅力・悪の中にある可愛さがわかるわけが無かった(逆にアニーは正義の味方という事もあって子供心にもその可愛さは眩しかった)。

しかしギャル1と3が倒された後に残されたギャル2・4・5の最期は覚えている。最終決戦でシャイダーがフーマの帝王クビライと戦っている最中にギャル2・4・5が自ら蝶に変身しクビライの口の中に入りエネルギー源として同化された、そして最後はクビライはシャイダーによって倒されたのだが、当時リアルタイムで見てた私は本来ならば「悪が滅びた!」と喜ぶべきだったのだがクビライの中に取り込まれたギャルたちの事を思うと何とも言えない切ない感じとなってしまったのだ(この事はその後思い出す度に「あの時の私はもう既に純粋じゃ無かったのか?」とふと自問自答してしまう事もあった)。

 

前述の座談会の映像を見てそんな事を思い出してその後パソコンで「シャイダー ギャル軍団」と検索して見てみたらとあるブログに到達したのだが、それは過去のドラマ・アニメについて書かれているブログなのだが、『宇宙刑事シャイダー』も書かれてましてそのシャイダーの記事の特別編として何と御丁寧にギャル軍団の変装シーンのみを取り上げた記事が出ているとの事でとりあえず見てみる事にした。考えてみると番組は当然シャイダーの戦いに主眼を置いているのでギャル軍団の変装しての諜報活動及び作戦の遂行は全体的に見てほんの少しの時間となるのだが、その中からこれだけの画像を出して記事にするのだからそのブログの管理人のバイタリティーには恐れ入る次第であります。

 

ギャル軍団の変装姿を見て思ったのは、前述の通り普段のギャル軍団はキツめのメイクで目付きが鋭く吊り上がっていて見てて何か怖そうな感じなのだが、変装した姿を見ると怪しまれないためかキツめのメイクも無く時に笑顔を見せたりするのである意味ではギャル軍団を演じる女優さんたちのナチュラルな顔立ちを見る事が出来る貴重な機会なので、「普段の悪の姿はあんな怖い顔つきだったんだけど素顔はこんなに可愛い・美人なんだな。」という発見があった。

 

そして直井理奈さん演じるギャル5の変装姿を見て衝撃が走った、

一言で言います、

『超絶可愛い!』

直井さんのギャル5も普段の悪の姿はキツい感じがしたのだが、変装した姿を見ると、「カメラマン」「ウェイトレス」「学校の先生」「貴婦人」「キャンペーンガール」「浴衣姿」「ビキニ姿」などギャル5の変装した姿を見ると正に悪人とは思えないくらいの可愛さ全開で(まあ作戦遂行のために目付きが鋭くなる事もありますが…)直井さんそのものが可愛い人だという事がわかります。という事は役柄だから仕方ないとはいえ本来の悪の姿のキツめのメイクと目付きの鋭さは彼女にとってある意味で損をしているのかもしれないと感じた(まあだからこそ変装時の可愛さが大きなギャップとなって見てる者を魅了してるんだけどね)。

 

ちなみに直井さんのギャル5の変装でどれが1番かと言うと、第7話での「メガネをかけた学校の野々山先生」です。

その姿を見た感想を一言で言います(私のキャラとまるっきり合わない発言である事を承知の上で)、

『萌え死にしました。』

とにかくまずはメガネをかけた姿が本当に可愛い、メガネをかけて可愛い人なんて自分的にそう多くはいないのだがこれは本当に可愛い!そして見た目からして100%悪人とは思えない可愛さである、これは私があの場にいても絶対に騙されるし私に限らず他の人でも絶対100%騙される事間違い無し!「可愛い顔に騙されるな!」と言われてもこれは正直無理である。あと多分今の若者にこれを見せても相当数萌え死にする事間違い無いでしょう。悪役でいるのがもったいなく感じるね…。

 

直井さんのギャル5に魅せられた時、私の頭の中にある歌が流れました、萩原健一さんの「お前に惚れた」である。「「お前に惚れた」ならお前だったら美空ひばりだろ!(但し同名異曲で、ひばりさんの方の題名は「おまえに惚れた」。)」という声が出ると思いますが、私のこの時の状況・気持からするとショーケンの歌の方が近いんだよね。この歌が頭の中で流れるくらい悪役ではあるが彼女に惚れてしまった(何のこっちゃ抹茶に紅茶!)。

(そう!題名の『お前に惚れた』はここから取りました)

 

まあこんな事を書くと「もうすぐ50のオジンがいい年してそんなもんに心奪われてみっともないと思わないのか!」という声が出ると思いますが、確かに今時のアニメ・特撮の女性に心奪われるのならみっともないと思われても仕方ないが、これは子供の頃にリアルタイムで見たものである。子供の頃に見たものに今頃ではあるが心奪われるくらい別にいいでしょ!

 

しかしリアルタイムの頃はいくら自分が子供(小学三年生)とはいえ何で彼女の魅力を見付ける事が出来なかったのだろう…、あの頃の自分に歯がゆさや腹立たしさを感じてしまう、正直小学3年のガキの頃の自分に「バカヤロー!」と怒りたくなってしまう。もしもリアルタイムの時期が中学生以上の思春期の頃だったらもしかしたら直井さんのギャル5の魅力に魅かれていたのかもしれないが、中学生以上の思春期の頃の自分が『宇宙刑事シリーズ』などのメタルヒーローものを見るかというと正直『?』である。あれは自分的には小学生以下の頃に見るものだと思ってる、難しい問題である…。

 

これだけ直井さんのギャル5に魅せられてしまった私なので、もし今前述のギャル2・4・5の最期の映像を見たら年甲斐も無く涙を流してしまうだろうな…、結末知ってるだけに…。

 

ちなみにギャル5を演じた直井理奈さんについてですが、「花のサンパチ組」でありますが(昭和38年生まれ、しかし表現方法が大相撲だな。)どうやってデビューしたかは正直不明。しかしシャイダー以前は映画『の・ようなもの』で落語研究会所属の女子高生役を演じたり、雑誌のグラビアにも登場したりしていたそうです。しかしシャイダー以降の活動に関してはウィキペディアでは平成5年の映画『夜逃げ屋本舗2』(主演 中村雅俊)の出演が書いてあるのみでその他の詳細は不明であり(もしかしたらウィキペディアに書かれてないだけで実は他にも出ていたかもしれないし、もしかしたら悪のイメージが付いちゃったから使い難くなった可能性もあるかもしれないし、情報によれば当時大学生だったので学業優先の可能性もあったのかもしれない、いずれにしてももったいない…。)、残念ながら現在は芸界から引退しているとの事です。

こういう事だからいくら彼女に魅せられたとはいえファンレターなんぞは出せるわけ無いのである、こんな超が付く鈍感オヤジが唯一出来る事は彼女のこれから先の幸福を祈る事だけである。

 

 

今更ではありますが、40年目になって遅まきながらやっと貴方の毒牙に罹りました。