ミツバチはどこから花粉を集めてくるのでしょう。
いろいろな花から集めて来ますが、当然、花粉の多い花を好みます。
これが何の花かわかりますか?
花が小さすぎて、普段ならあまり気づかないかもしれませんね。
そうなんです、トウモロコシです。
そもそもトウモロコシは自分で受粉をします。ミツバチの手?足?を借りることはありません。トウモロコシは風媒花(ふうばいか)で、通常は虫ではなく風によって花粉が運ばれて受粉します。
雄花にはたくさんのミツバチが飛んできているのですが、写真に撮るのは至難の業です。なかなかミツバチにピントが合ってくれません。
トウモロコシの先端からでているヒゲですが、あの1本1本が雌しべで、受粉するとそのつけ根に粒ができます。そのヒゲが出る直前に、茎の先端にススキの穂のように雄花が開き、ここから出る大量の花粉が風などで雌しべに降り注ぎ、自然に交配します。トウモロコシの花粉の量は1株で約2000万粒もあり、下の写真でも葉の上に黄色い花粉が落ちています。
ミツバチも、花粉の多い花を知っているんですね。