過去に結構な量を書いたのだけど、ボツネタにしたものがある。

それを掘り返しては無いけれど、今回は書いておこう。

 

昨年、講師間でパワハラがあった。

講師は、「鉄の委嘱順」というのがあって、

年齢性別問わず、委嘱の古い者が当然先輩になる。

平成一桁に委嘱された僕は、全国的にも先輩がほとんど居なくなってきているし、

厄介な事に、年上だけど後輩という人が数人いる。

今の時代、縦社会を表に出すと、何かとパワハラになるケースが多くなるが、

僕の体質はそういうのに慣れ切ってしまっている。

例の場所(高校卒後に入った所)では

「1日でも早くここに入った者は雲の上の存在。」と教えられたものだ。

 

余談だが、先輩と呼ばれる人も実績を積んでいけば雲の上の存在から、「神様」になり、それを超えると、不思議に「妖怪」と陰で言われるようになる(笑)

昔、大先輩がある時を境に講義時間が大幅に伸びたり、内容がちぐはぐだったり・・・どないしたん?という時があった。それが所以だ。(今では伝説になってる)

ちなみに僕は、妖怪レベルまでは行ってないが、何かの拍子でいきなり妖怪になるかもしれないw

 

 

 

話しを戻す。

 

昨年、年上の後輩講師(以下、P講師)が、2人の後輩講師にパワハラした。

その内容を僕は大事になる直前で知ることになる。

こういう事の措置は早いほどいい。

時間が経てば人間の感情は増幅して爆発し、訴訟問題にもなりかねない。

仲介したい、事情を知っているA講師も委嘱が邪魔して悩んでいたのだろう、何とか収まらないかと、妖怪一歩手前の神様講師である僕にヘルプしてきた。

主だったメンバーと相談し、僕の名前で通達を出すことにした。神様講師からの通達なら反撃や反論は無いだろう。との判断だ。(講師の中では人格者で通ってますw)

協会も中に入ってくれて、P講師に反省文と誓約書(内容は知らない)を提出させ、当面の間、講習の出席は自重するように・・・これで一旦、事は収まった。

 

 

そして来月、近畿の講師が集まる研修がある。

僕は欠席だし、日が悪く主だったメンバーもほとんど欠席。

昨日の検定で、A講師と被害者講師から相談を受けた。

P講師がその研修に参加申し込みをしてるとのこと。

風の噂は本当に早く、前述したパワハラ問題は他府県に知れ渡っている。

そこにP講師が参加したとなると、いろんな弊害が出てくる。

かといって、「参加するな」と言えば尚更ヤバイ。

さて、どうしたらよいか・・・。

 

話しがまとまらない中、

「しゃ~ない、僕が彼に連絡して、遠回しに欠席するように言うわ。」

と、男前を出したゆいち。

正直、面倒な事は嫌だけど、僕の口癖、「しゃ~ない」

 

 

 

 

今朝、P講師に電話して、世間話しから遠回しに話しの本題に入っていく。

内容を察知したのか、意外とあっさり理解してくれた。

鉄の委嘱順っていうのはなかなか怖い。

一歩間違えると、こちらがパワハラの加害者にもなりかねない。

言質をとられないよう、慎重に言葉を選んだ。

電話終了後、一気にお腹が減ったw

 

 

以前もハラスメントの事を書いたが、今は何かあると何とかハラだと言われる。

ハラスメントのハラスメントを「ハラハラ」とも言う。

なんやそれ!と言いたい。

 

こんなこと書いたらどうかと思うが、今は「腹割って話そうやないかい」なんて通用しないのだろうか。

 

ハラスメントの定義は、相手が不快に思えばハラスメント

こいつに何言われても腹立たへんわ~という人間関係を構築する事がトラブル回避の大原則だ。

 

夏目漱石著:「草枕」の冒頭

山路を登りながら、こう考えた。 智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。

 

ほんまこの通りだね(笑)