登山家の栗城さんが

亡くなる半年前くらいに、

お目にかかったことがある。

 


あるパーティに栗城さんも参加されてて

ご挨拶を交わしただけだったけど、

爽やかな人だなぁという印象が残っている。

 



彼の指が9本も切断されていることに

私は全く気づかなかった。

 


 

栗城さんは、

エベレスト単独・無酸素登頂を

目指して登っていた登山家。

 

 


テレビとかにも沢山出てたらしい。

 

 


世間ではアレコレ

言われてたみたいだけど、

 

 


私は、魂の望んだとおりに

生き抜いた人だなぁと感じる。

 

 


栗城さんは登山を通じて、

夢を持つって素晴らしいことだよって

伝えることが、使命だったと思う。


 



本の中に、こう書いてある。



 

「夢は叶うか叶わないは関係ない

夢を持つことに意味がある」


 


夢を持つだけで、前向きに生きられる。

失敗や挫折もあるが、

それは決してマイナスではない。

失敗は終わりではない。

夢を諦め、歩みをなくした瞬間に

全てが終わるのだ。

 


ー「生きるとは、夢を持ち、

行動すること」だと思っているー

 



彼は、単独・無酸素エベレスト登頂を

実現できないまま、

エベレスト登山中に亡くなってしまった。

 

 


でも、彼の生きざまそのものが、

ずっとずっと、

私たちに勇気を与え続けている。

 

 


彼の肉体はもうこの世に無いけど、

彼の魂は、ずっとずっと、

使命を全うし続けている。

 

 


彼は、夢を叶え続けているのだ。




麻生夕貴