北陸新幹線 金沢~加賀温泉 冬の北陸加賀越前の旅⑧ | ゆうとの鉄道ブログ

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ボストンバックとカメラを片手に
寝台列車に飛び乗った
遠い昔に 一度忘れた夢
深夜の汽笛

行き先も無い 終着駅も無い
夜明けさえ来ないなら

このまま乗っているつもりだ

2020/12/28~2020/12/30、緊急事態宣言が発令される直前のコロナ感染拡大の合間を縫って東京から金沢~加賀温泉~芦原温泉~三国港と北陸新幹線、北陸本線、えちぜん鉄道で巡った冬の加賀越前、極上の味覚と温泉の旅を掲載しています。
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忘れもしない2020年の2月頃、、、、

最初に国内でのコロナ感染が始まってからそろそろ

2年近くなるんだね。

あれから当然外に出なくなったので、鉄道にも全然乗れず、、、

特に新幹線においては旅にほぼ行ってないので、

まあ、今回書いている北陸加賀越前の旅では2020年の

年末に北陸新幹線に往復で一度乗れているが、

東海道新幹線には長く乗れていないなあ。

思えばコロナ直前の2020年1月に伊勢神宮の旅で

名古屋まで乗っているので2020年としては一度乗車

しているが、今年の2021年は乗れていない、、、。

このまま感染数低下期間が続けば来月の12月には

仕事で地方へ行けそうなので新幹線としては東北、北陸、

東海道は乗車できそうだが、なによりもGO TOの再開を

急いでもらいたいものだね。


という事で、前回の続きから。


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旅は3日目の最終日、えちぜん鉄道三国芦原線に乗車して日本海に程近い終点である三国港(みくにみなと)駅に到着。時刻はすでに13:00過ぎ、ランチがまだなのでそろそろ空腹がつらい、、、。



それでも初めて訪れたこの素敵な駅もゆっくり見ておきたいところだ。単式ホーム1面1線にMC6101形6111が停まるその先にもまだ線路が続いているようにも見えるし、こういうの見るの楽しみだ。



こちらは乗車してきたあわら湯のまち駅側、この三国港駅に車両が入線する直前にくぐった旧国鉄三国線時代からの存在している眼鏡橋がホームの奥に見える。



それにしてもほんとすごい強風だ、、、。この駅自体が海が目の前にあるので日本海を吹き抜ける海風が直撃し、いつもこうなのだろうか、、、ほんととんでもない強風だった。



三国港駅の出入り口側には素敵な古い駅舎とは若干テイストの異なる西洋風の空間が広がってる。



ホームにそのまま続ているこの空間、ベンチや街燈なんかはさながら古い西洋映画に出てきそう。



そしてホームから南側、線路に並走する県道7号線その向こう、海からの強風が海面を荒らし海水を霧のように巻き上げシャワーのようにホームまで届いてる様子( ̄□ ̄;)!!



海水を纏う強風が続くのでそろそろ移動を開始しよう、、、ホームから県道7号線側に出るにはこの構内踏切を渡るわけだが、まずは終点の線路の先の部分を見てみたいのでしばらく先まで進んでみる。



この三国芦原線の旧国鉄三国線時代は、この先の有名な観光地でもある東尋坊まで海岸線として線路が存在しており、東尋坊駅が終点だったので、この時はこの部分は配線跡と勘違いしていた、、、、、、。



後で調べると東尋坊駅まで伸びていた線路は、ひとつ手前の三国駅から分岐するようにこの三国港駅を通らずに伸びていた事実を知り、、、となるとこの部分は駅の留置線であり、わずかな配線跡と勘違いした当時の自分に冷める( ̄_ ̄ i)



さてさて、、、この三国港へ訪れた理由、、、それはずばり越前ガニ。三国港といえば皇室献上蟹で知られる越前ガニの有名な水揚げ漁港。皇室献上品質を満たすカニには、「献上品質」のタグが付けられるそうなので、それも是非見てみたいねえ~。



お目当てのお店は県道7号線側にあるので、さっきの構内踏切を渡る。この写真、線路内に侵入しての撮影ではありませんよ、、、、(笑)



線路沿いに歩道を歩くとさっきの眼鏡橋が大きく近づいてくる。



そしてその眼鏡橋の真横に見えてきましたお目当てのお店、「蟹の坊」さん:*:・( ̄∀ ̄)・:*:  さっきからチラチラ映ってましたけどね、、、。



まあまずは超インパクトのあるズワイガニのこのオブジェ( ̄▽+ ̄*)  よく見るカニ専門チェーン店のそれより、なんだかこっちのほうが凄い強烈な感じだ。



事前にお店に電話して予約を取りたかったが、時期的になのか予約制ではなかったので入れるか不安だったが、あえてランチタイムを外した事で難なく空いている時間帯に入れたのでほんと良かった。



お店は一見古民家風な造りに見えて、それでいて店内はどこか西洋っぽさも取り入れた洒落たテイストになっていて、落ち着いた雰囲気が漂う。



そして案内されたお席は窓側のカウンター席で、なんと目の前に線路(*^ー^)ノ   超トレインビューに感激がやまない。



冬の味覚の王者とも言われる越前ガニ、ここまでこの旅では石川県は加賀の国に居たので食してきたズワイガニは加能ガニなので、大きな違いはないと思われるが越前ガニはこの旅初となる。



メニューを見るだけで幸せな気分になれる。お、、、皇室献上品クラスの凄いお値段のメニューもあるね∑ヾ( ̄0 ̄;ノ



しかしながら実は迷わずに注文。金沢、加賀と雌のズワイガニである香箱ガニを食べてきたが、それと同様に越前ガニの雌であるセイコガニを食べてみたかったので、せいこ丼をオーダーしたのだ。まずはレモンサワーでひとり乾杯。



ちょっと外へ出たお店の敷地内に、こんな憩いのスペースがあるのはありがたい:*:・( ̄∀ ̄)・:*:  と思って横を見たらなんと、、、さっきの眼鏡橋が真横にあって大感動。



そしてちょうど料理が来たと同時に、えちぜん鉄道MC6101形電車6109が通過する。



これは最高のシチュエーションになりますねえ、美味しい蟹料理と目に前の鉄道がたまらない。マッチするかどうかは、その人次第ですが(笑)



さてさて、来ましたよ「せいこ丼」:*:・( ̄∀ ̄)・:*:  まず見た目が美しい、、、食べてしまうのが勿体ないくらいの芸術に見える。



この時期にしか水揚げされないので当然この時期じゃないと食せない希少価値。雌の越前ガニであるセイコガニ、香箱ガニ同様に茶色の外子(そとこ)と呼ばれるつぶつぶの卵、そして味噌の部分であるオレンジ色の内子(うちこ)が最高に美味しい( ̄▽+ ̄*) 



せいこ丼はセイコガニ2杯を使っているダブルからメニューがあるが、こちらはセイコガニ3杯を使ったトリプル。「丼」ではあるが、その迫力からご飯がもはや見えない、、、。



手前の1杯の甲羅をめくると下にやっとご飯が確認できる。しかし身が綺麗だねえ~



メニューにも「身だしし」と説明がある通り、一度蟹の身とみそ、茶色の外子とオレンジ色の内子を丁寧に取り出して綺麗に盛り付けている手が込んだお料理。当然お値段も張るが、これは絶対的に食べる価値がある逸品であるといえる。



くどいくらい写真を載せますが(笑)まあそれだけ最高に美味しいってことです( ̄▽+ ̄*) 食べてる途中の写真はあんまりよくないかなと思ったけど、、、途中じゃないと見えてこない美しさもあるんですよ。



完食しました:*:・( ̄∀ ̄)・:*:   びっくりですよ「せいこ丼」トリプル、こんなに美味しいとは、、、これ僕のこれまでの人生において軽く最高に美味しかった蟹にランキングされちゃいましたねえ(笑) いや蟹というカテゴリーを超えて、この世のすべての食の中で最高の食事となりました。



帰り際にレジの前にある店内の生け簀を、お店の方に許可をいただいて撮影。すごい大きいんですよ生け簀自体が、、、これ最高ですねえ~



人生最高のお食事の後、人間という生き物は何を思うか、、、。それはこの「越前蟹の坊」というお店の看板を目に焼き付け、絶対にまた来ると心に誓うのでした(笑)



それに今日頂いたのはセイコガニ3杯のトリプルだが、セイコガニ4杯入りのクワットというメニューがあったのを僕は見逃していない。次は絶対にそれだ!



そして凄いことにさっきより日本海からの強風がさらに増したように思える、、、この強風でよく飛ばされないものだなあと、あらためてこのお店のインパクトのある越前ガニの巨大オブジェを見上げる。



う~んなるほど、きっと中は空洞になっていて軽量化したデザインなんだろうね。しっかりとお店の屋根にしがみついて微動だにしない、まさに冬の味覚の王者の風格だ。



お店から駅までの歩道を一歩一歩強風に向いながらゆっくり進むと、廃線跡?らしきコンクリートに辿り着く。



これは紛れもなくホームの跡でしょうねえ、説明書きのプレートが設置されていた。



旧国鉄三国線時代の貨物用ホームの跡だそうで、この時はまだ廃線跡と思い込んでいる僕はこれを見てこの先の廃線跡も探しに歩きたかったが海からの強風に足を止めざるを得なかった、、、。



そしてあまりに凄い強風に、なんとか三国港駅の素敵な駅舎の中へ避難。この後の予定、、、実は県道7号線の路線バスに乗車してここから北へ数キロ先の東尋坊を観光する予定だったんだけど、、、



外は立って居られるのがやっとくらいの強風、、、たとえ東尋坊へたどり着いたとしてもこの強風じゃあ観光もできないし危険すぎる、、、。



という事で観光は断念して、まずはコインロッカーに大きな荷物を置いてあるJR芦原温泉駅へ向うことにしたんだ。



入線して停車しているえちぜん鉄道MC6101形電車6112に飛び乗る。我々の企画した旅の中で当日の悪天候により予定が変更になるのは、たぶんこれが初めてじゃないかなあ~ 東尋坊、、、行きたかったけどまあ仕方ないねえY(>_<、)Y



車両に乗り込み一安心。さてこの時の時刻は14:15、旅の最終日のこの日はゆっくりと北陸を楽しめるように帰りの金沢発の上り北陸新幹線を最終の21:00発の列車で切符を取っているので、この後どうしようか、、、。



あまりの強風に海からの風が海水を巻き上げて、びしょ濡れのダウンジャケットをクロスシートにかけ、この後のプランを考えながらえちぜん鉄道三国芦原線に揺られるのでした。



さてさて、三国港にて天候悪化により

楽しみしていた東尋坊への観光を断念、、、。

東尋坊は、国の名勝・天然記念物に指定されていて

荒々しい岩肌の柱状節理が延々と1kmに渡って続く

美しい絶景で有名な観光地なので、ほんと残念、、、。

しかし、アンラッキーな旅の予定変更は、

実はこれだけではなく、この後とんでもない事態

が僕を待ち受けているのでした、、、、。


という事で、旅はまだ続きます。


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