北陸新幹線 金沢~加賀温泉 冬の北陸加賀越前の旅⑦ | ゆうとの鉄道ブログ

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ボストンバックとカメラを片手に
寝台列車に飛び乗った
遠い昔に 一度忘れた夢
深夜の汽笛

行き先も無い 終着駅も無い
夜明けさえ来ないなら

このまま乗っているつもりだ

2020/12/28~2020/12/30、緊急事態宣言が発令される直前のコロナ感染拡大の合間を縫って東京から金沢~加賀温泉~芦原温泉~三国港と北陸新幹線、北陸本線、えちぜん鉄道で巡った冬の加賀越前、極上の味覚と温泉の旅を掲載しています。
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4回目となった緊急事態宣言が9月で終わり、

直近の1日の都内の感染者数は20人台、14日連続で

50人を下回っている。

世の中は飲食店への時短制限なども解除傾向。

なので先日、数年前に東北は松島の旅を共にした

メンバー3名で集まり、居酒屋で久しぶりのお酒の

ひと時を楽しんだ。僕はそこまで居酒屋でお酒を飲む

 

ということに拘りを強くは持っていないが、それでもやっぱり

外のお店で飲めるのは楽しいものだと感じる。

しかしながら気になるのは、満席の店内の客席では

マスクはほぼ100%近く外し、混み合うが故大声での会話。

パーテーションはあるものの、効果があるのか疑問視する

レベルの小さな作り。もし感染が多い中なら絶対に

やってはいけない環境が目の前に広がる。

まあ、自分がその場に居るので何も言えないのは承知だが、

 

緊急事態宣言が明けていきなりこれでは、、、、

第6波が間違いなくすぐ近くに見えてしまう、、、、。

ワクチン効果に祈るばかりだ。


という事で、前回の続きから。


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旅の3日目の11:30、JR芦原温泉駅から路線バスに約15分乗車し、えちぜん鉄道三国芦原線のあわら湯のまち駅に到着。



福井県の最北端に位置するここあわら温泉は、関西の奥座敷とも呼ばれ県内の有名観光スポットや、金沢からも近く、旅の拠点として人気が高い。



僕個人としても、ここ福井県は多分初訪問で旅の新鮮さでテンションが上がる。あ、前回我々の旅の中で路線バスの移動が初と書いたが、調べたら数回乗車している事が判明した、、、、Y(>_<、)Y



この時間のあわら湯のまち駅に広がる空は、重たく曇ったり時折は青空を見せたりを繰り返しているようだ。



人の少ない閑散とした駅前を見渡すと、ガーデニング風の一画を発見、季のガーデンという素敵なネーミングに惹かれる。夜にはライトアップが美しいそうだ。



駅前にあるあわら温泉の案内図。温泉地っぽい風格がイイねえ。



そしてこれは事前に調べていたんだが、駅近くの湯けむり横丁というのに只ならぬ魅力を感じていた。北海道の帯広でもこういう感じのとこ行ったっけかなあ~こういう感じ好きだなあ。



夜に来れるスケジュールなら、間違いなく行ってただろうね(笑) 昼間なのでほとんどが開店前だったようだ、、、。



さて、駅前にはこの湯のまち広場という空間があり、そこにさっきの湯けむり横丁もあるんだけど、これから立寄るお目当ての場所もここにあるんだ。



長く伸びた和風な屋根の下を歩いていくと入り口に辿り着く、あわら温泉「芦湯」。芦原温泉の「芦」と「足」をかけて「芦湯」とは、なんとも風情があって素敵だ。



年中無休で無料っていうのがすごいねえ、大きい施設なので管理も大変だろうな、、、。



早速入ってみると、大正ロマンをイメージした造りや総檜(ヒノキ)の数寄屋造りに旅の中の安らぎ感を覚え、これは期待できるねえ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:



スタイルの異なる浴槽は全部で5つあり、2本の源泉を混ぜ合わせた3種類の温泉が楽しめる。また、夜はライトアップされ更に素敵な雰囲気になるようですね。



この日の気温は12月にしてはそんなに低くはなかったんだけど、ちょうどそろそろ冷えてきた頃だったので、ほんとこの足湯には癒されたよ(*^ー^)ノ ここへ来たら絶対に立ち寄るべきスポットですね。



充分に足湯を楽しんだ後、外に出てみるとこんな案内板。地下90メートルから湧き出ずる約60度の源泉、って書いてあるね。なるほど、この段差を源泉が通っている仕組みっぽいね。



さて時刻はお昼の12:30、足湯を満喫した後、いよいよえちぜん鉄道三国芦原線に乗車する為、あわら湯のまち駅へ戻ってきました。



時刻表はこんな感じ。早朝と夜を除くと毎時上下2本が同じほぼタイミングでの発着となるようだね。次の列車まで約20分あるので、ゆっくりと駅を散策することにした。



駅は相対式2面2線のホームで駅の先は単線になっているのが見えるね。北側にある駅舎から続くホームは1番線でこちらは福井方面行き。



僕がここから移動する三国港方面行きは構内踏切を渡った向かいの2番線になるので、早速構内踏切へ行ってみる。



えちぜん鉄道三国芦原線はもちろん初めての乗車、4駅先の終点三国港駅まで約8分程度の乗車だが楽しみだ。ところで、こっちの地域では遮断機の音を「ジャンジャン」というのかな、、、。



「ジャンジャン」に注意しながら構内踏切を渡る。駅舎と続いている1番線のホームを振り返ると美しい青空が広がってきた。



この三国芦原線は勝山永平寺線の福井口駅から福井県坂井市の三国港駅までを結ぶ25.2kmの路線で、以前は京福電気鉄道(京福電鉄)が運営していたが、2003年からえちぜん鉄道の運営となった。またここあわら湯のまち駅から三国港駅までは、現在のJR芦原温泉駅から繋がっていた旧国鉄三国線の一部分でもあった。



2番線のホームで気になる部分を発見、、、相対式2面のホームを結ぶ跨線橋と思っていたがよく見ると、、、完全にホームの敷地外に存在していて、、、



1番線もホームの外に降りていく、、、つまりこれはホームとは無関係で鉄道路線を渡る歩道橋ってことになるのかな、、、。



と、、、そんなことを考えていると空は見る見るうちに怪しく重たい雲に覆われ、、、あっという間に土砂降りの雨に、、、こっちの天気はいつもこんなに変わりやすいのか( ̄□ ̄;)!!



そして大雨の中、12:49発の福井方面行の列車が1番線に入線する。



車両は1999年に2両製造されたうちの残る1両、えちぜん鉄道MC5001形電車。京福電気鉄道時代は京福電気鉄道モハ5001形電車、MC5001形に改称され、残存する5001の1両のみが引き継がれ他の車両と同様にカラーリングを変更したようだ。



フロントの顔がすこし屈折したデザインになっているのがなんか独特でいいね。少しだけEF66を思わせる個人的には好きな顔つきだ。



そしてほぼ同時タイミングでこちらは僕が乗車する12:50発の三国港方面行の列車が2番線に入線、ちょと顔つきが違うこちらはMC6101形6111。



かつて愛知環状鉄道に在籍した車両で1988年ってWEBに出てるのでこっちの方が古いのかな、、丸目だしね。



さてさて、あわら湯のまち駅を出て終点三国港駅まで約8分程度の乗車だが、クロスシートに流れる車窓を眺め、えちぜん鉄道三国芦原線を楽しもう。ちょっと狭いけどね、、、。



この鉄道路線の歴史は古く、1928年に福井口~芦原(現・あわら湯のまち)間が開業、翌年三国町(現・三国)まで延伸し、1932年に海岸線として三国~東尋坊口間が開業とある。



しかし1944年に三国~東尋坊口間が休止となり、後に廃止となっているのでこれから向かう終点の三国港から先、東尋坊口までが廃線となっているのでそこに何らかの廃線跡が見られたらと期待も膨らんだ。



やがて終点の三国港駅が近づくと、レトロっぽいレンガ造りのトンネルを抜ける。これ、眼鏡橋という旧国鉄三国線時代からのもので、三国港駅のホームからも見える風景だ。



そして12:58、終点の三国港駅到着。駅名標がとても素敵なデザインだったのでゆっくり写真を撮りたかったんだけど、目の前の海からくる風がとにかく強くて、、、、飛ばされそう(笑)



三国港駅の素敵な駅舎、ほんと良い感じですね。ちなみに実際の港の三国港は「みくにこう」、地図上の地名なども「みくにこう」と思うが、この駅は「みくにみなと」って読むみたいですね。



この三国港は、この旅を集合場所の東京駅で急な発熱

によりリタイヤを余儀なくされたいつもの旅の友人が、

強く熱望した訪問地、、、そして僕もそれに強く同意。

その理由は皇室献上蟹である三国港の越前ガニ。

旅の事前調査でも、三国港の越前ガニはほんと食べてみたい

絶品であることがすごく伝わってくるんだよね。

ということで、この三国港でこの後僕は人生で最高の

美味しい蟹をいただくことになるのです。

まあそれは次回のお楽しみで、、、。

 

 

という事で、旅はまだまだ続きます。


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