北陸新幹線 金沢~加賀温泉 冬の北陸加賀越前の旅⑤ | ゆうとの鉄道ブログ

ゆうとの鉄道ブログ

ボストンバックとカメラを片手に
寝台列車に飛び乗った
遠い昔に 一度忘れた夢
深夜の汽笛

行き先も無い 終着駅も無い
夜明けさえ来ないなら

このまま乗っているつもりだ

2020/12/28~2020/12/30、緊急事態宣言が発令される直前のコロナ感染拡大の合間を縫って東京から金沢~加賀温泉~芦原温泉~三国港と北陸新幹線、北陸本線、えちぜん鉄道で巡った冬の加賀越前、極上の味覚と温泉の旅を掲載しています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


先日、雨の日の自転車用のレインコートの撥水性が

劣化してきたのでちょっと高価な素材のレインコートを

購入したんだ。

そしたらNASAの宇宙服?ってくらいの頑丈な素材で重く、

まあ確かに雨水は一滴たりとも服に着くことは無い、、、。

しかしだ、、、

あまりに丈夫な素材故に通気性が非常に悪く、とにかく暑い。

結果、雨水で濡れることは確実に無いが、蒸し暑くて汗で

びっしょりになり、結果的に雨でびしょ濡れになったレベルに

汗をかいて全身が濡れる。

1万円もしたんですよね、、、。

うまくいかない事って、あるよね。


という事で前回の続きから。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


旅は2日目の13:07、金沢から681系の特急しらさぎ8号に乗車してやってきたのは加賀温泉駅。駅前で美味しいランチの後、宿からの送迎バスを待ちながら駅前を散策中。



ここ加賀温泉駅は、金沢から敦賀まで延伸される北陸新幹線の停車駅でもあり駅を丸ごと工事中のようで、ところどころ仮設っぽい造りが見られる。



奥の方に喫煙所を発見、しばし一服タイム。東京とは違ってブースにはなっていなく隅の方にただ灰皿が設置されているだけのシンプルな構造。この時はすでに東京ではコロナ感染防止でほとんどが閉鎖されてたなあ、、、なんて思いだす。




建設中の北陸新幹線の高架と駅ビル。年末で工事はお休みのようだがそれにしても駅前、、、ほぼ人が居なく寂しい感じは否めない、、、。駅前には今のところこのアビオシティ加賀というショッピングモールくらいしか大きな建造物はないようだが、北陸新幹線開業後はきっと賑わうんだろうね。



駅前の案内プレート。そうそう今宵はここ加賀温泉のお宿に宿泊となるが、そもそも加賀温泉とはこのプレートにもあるように、小松市の粟津温泉、加賀市の片山津温泉、山代温泉、山中温泉の4つの温泉を表す名称として使われる。




さて約20分程度駅前を散策し、13:30加賀温泉駅前発のお宿の送迎バスで10分くらいでお宿に到着。



やってきましたのは加賀温泉郷・山代温泉「雄山閣」(*^ー^)ノ。思えばこの旅の前日でGo To トラベルが一時休止となりこの旅の存続も危ぶまれたがこの宿のご好意でGo To トラベルほぼ同額のプランを出してくれたので今旅が出来ているとってもいいほど感謝したいお宿だ。



そしてこの雄山閣、とにかく大規模な大型旅館でかなり引きじゃないと全貌がカメラに収まらない、、、っていうかまだ奥に建物があるんだよね( ̄□ ̄;) 



さて14:00にチェックインできるコースなので、もう入れるんだけどコロナ感染を考慮して宿に入ったら充分消毒して、それからは外出したくない、、、。



なのでチェックイン前にコンビニとかの買い出しをしておいて、ついでに山代温泉の温泉街を散策することにしたんだ。まずは、雄山閣から歩いてすぐの観光案内にもあった男生水の名水。



名水なのに、、、飲めません?、、、あ、独り言ですが(笑)



お宿から歩いて行けそうな場所には、この一風変わったデザインのローソン。ここで酒とつまみ、それから除菌ウエットなどを買い込む。



雄山閣の向かいには真菰ヶ池という素敵な池があった。山代温泉を題材にした吉井勇の短歌が記された碑があると案内には書いてあったが、たぶんこれだろう。



そうそうこの時は気が付かなったが、この時僕は重大なミスをしてたんだ。この山代温泉のマップにも中央に記されているが、ここから軽く歩いて行ける場所にある山代温泉最大の観光スポットを見逃していたんだY(>_<、)Y



それは「古総湯」といって約1300年前に僧、行基によって発見されたと伝わる山代温泉にある外湯。明治時代の総湯を復元したもので、外観はもちろん2階の休憩所や浴室の床や壁の九谷焼のタイルなど、当時の様子が忠実に再現されているらしい。四国は松山に行って道後温泉へ行かないレベルのミスだ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ



加賀温泉というキーワードで観光地を検索していたのが敗因、、、山代温泉で検索すれば発見できたのに、、、ほんと悔やまれる( ̄_ ̄ i)。 ってことで14:30、ようやくチェックイン。



雄山閣の広々としたロビー中央にはソファー席が並び、右手にはフロント、左手奥にはお土産処、金をベースにしたデザインは圧巻の豪華さですね。



そしてロビー奥には雄山閣ご自慢の大きな金色の“鳳凰の像”が出迎え、大きな窓の屋外には雄大な滝が流れ落ち、ソファー席で寛ぎながら滝を眺め、のんびりとお茶など愉しむ優雅な時を過ごせるようになっている。



そしてこんな方々もお出迎え。BBHホテルグループは我々の旅には縁がある、以前北海道網走の天都の宿 網走観光ホテルでもお世話になりました。



さてさて受付をすませて早速お部屋へ向かう。ロビー館からは別館となる数寄屋造りの「元禄館」へ階段を降り低い通路を進む。



後に分かった事なんだけどこの低く長い通路、さっき撮影した雄山閣の全貌には映りきれていないロビー館の道路を挟んだ隣の建造物への通路で、ここが道路の下を通っているんだとか、、、とにかく敷地が広いってことだね。



そしてやっとたどり着いた元禄館のエレベーター前にも真麻さんがお出迎え。



エレベーターで元禄館4Fの通路へ出るとなかなか豪華:*:・( ̄∀ ̄)・:*:事前に調べたお値段からしてもおそらくこっちの元禄館は高級なお部屋のようだ。



お部屋に瓦屋根が付いてるのは、まあだいたいその温泉旅館の中でも高級なお部屋っていうのが定番だから期待できるね。しかもドアが二重になっているのも高級感があるねえ。



ドアを開けるとまずびっくり∑ヾ( ̄0 ̄;ノ 所謂玄関に値する部分が腰掛も付いたひとつのお部屋のように広い(*^ー^)ノ これ、お部屋への入口がまだ見えていません。



お部屋側からドアを見るとこんな感じ。



そしてお部屋に入ろうとすると右側に何やら暖簾が、、、お、、、広々したキッチンが付いてる!



そしてやっとお部屋へ。お~広々しててイイねえ(*^ー^)ノ新しさはないけど、これぞ温泉旅館って感じで、しかもこの旅館の中では高級なグレードのお部屋に宿泊できる嬉しさもあって充分満足ですね。



この何気ないスペースがイイねえ、そしてここは4Fなんだけど窓の外がちょっとした和風の庭園的な造りになっていて雰囲気が素敵だ。



窓の外に広がる温泉街の奥の方には建設中の北陸新幹線の高架が見える。開通したら列車が見れるねえこれ( ̄▽+ ̄*) 



さて何度も書いてるけど、今回もともとはいつもの旅の友人と計画した旅、14:00にチェックインして温泉旅館の館内でゆっくりと満喫しながら過ごすというテーマがあったのでその通りの行程を、、、。まずは浴衣に着替えて露天風呂へ。



千三百年もの永きに渡って、滔々と湧き出る山代温泉の源泉露天風呂はほんと最高:*:・( ̄∀ ̄)・:*:



このほかにも殿方大浴場「兼六」、ご婦人「ギリシャ神殿大浴場」など、多彩な温泉を楽しめるが、思いのほかさすが人気温泉宿だけあって混みあっているのが、感染防止的にはちょっと残念だったなあ、、、。※写真は撮れないのでWEBの写真から。



さてさて、湯上りには雄山閣の嬉しいイベントでもある「ハッピーアワー」を利用する。これは時間帯が15:00~18:00に限られるが、なんとロビー階の専用カウンターでアルコール(生ビール、サワー、ハイボール)と冷たいソフトドリンクが飲み放題なのだ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:まあ、ただしお部屋で飲むにはあの長い通路の往復が余儀なくされたが( ̄□ ̄;)!!



14:30にチェックインして予定通りに露天風呂や温泉、ゆっくりとお酒を満喫してあっという間に16:30、この時忘れられない嬉しい連絡が。なんと旅の初日に東京駅で発熱でリタイアした友人からコロナPCR検査結果が陰性ですでに熱も下がったらしい。ほんと良かったという思いが最高のひと時に拍車をかけた。



そして19:00、楽しみな夕食タイム:*:・( ̄∀ ̄)・:*: 感染防止対策として広い館内に複数あるお食事処へ分散してお席が配置されているようだ。



お料理のディナーバイキングの目玉は「カニ」+「甘エビ」+「地酒の飲み比べ放題」。それと雄山閣名物の「甘エビ食べ放題」コーナーもあり、たくさんのお料理が出るんだが結局はズワイガニ食べ放題へ行っちゃいますねえ(笑)死ぬほどいただきました:*:・( ̄∀ ̄)・:*:



最高に美味しかった夕飯後は、何度か温泉を楽しんだり広い館内を散策したり、まさに最高のひと時でしたね。ハッピーアワーは時間的にもう終わっているので、コンビニで買ってきた缶チューハイがここからは主役だ。



旅の中の温泉宿、ここは北陸山代温泉。年末のこの時期に、なんとゆったりとした贅沢な時間だろうか。そして素晴らしい温泉宿の豪華なお部屋で、ゆっくりと夜は更けていくのでした。



いやしかし旅のプランを組んだ段階から、

14:00チェックインで何処にも出かけずに温泉宿で

露天風呂や温泉とお酒を満喫しながらゆっくりと旅を過ごす

という企画は、ちょっと時間を持て余すかなあ、、、とも

思ったりはしたが、やってみるとなかなかどうして

持て余すどころか足りないくらいあっという間だった。

思えばこの日は午前中は移動で、ランチを挟んで午後は

温泉宿だけという旅としては贅沢なスケジュール。

忙しなく、あちらこちらを見てまわる旅もいいけど、、

こういうのんびりとした旅に、ほんと魅力を感じちゃうな。

やっぱり旅って、いいもんですよね。


という事で、旅はまだまだ続きます。


↓自転車の趣味ブログです↓
☆☆ゆうとの自転車ブログ☆☆