函館~ニセコ~積丹 北海道 新元号カウントダウンの旅⑩最終 | ゆうとの鉄道ブログ

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ボストンバックとカメラを片手に
寝台列車に飛び乗った
遠い昔に 一度忘れた夢
深夜の汽笛

行き先も無い 終着駅も無い
夜明けさえ来ないなら

このまま乗っているつもりだ

2019/04/29~2019/05/01、東京から函館→ニセコ→積丹と北海道の道南から道央へ、鉄道と車で大自然の湯と極上の食を求め北上し、複数路線の配線跡地を巡りながら時代が変わりゆく平成~令和の歴史的なカウントダウンを過ごした2泊3日の旅紀行を掲載しています。
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思えば今回の旅の始まりは、平成最後の日から

ひとつ手前の2019年4月29日、、、、。

そう、これはほんとに偶然なんだけど、

ちょうど1年前の今日だ。

あっという間に1年って過ぎてしまうんだなあという思い。

この旅ブログ、何とかギリギリ1年経たずに掲載出来たなあ

という思い。

それよりなにより、コロナウイルスとこの旅が1年という

時間が重ならないでほんと良かったって今は思っている。

旅が1年遅く、今のGWに計画していたら、、、、

間違いなく中止になっていただろうし。

そしてコロナウイルスが1年早かったら、、、

旅行どころか、外出規制の今と同じ世の中で

希望の光もなく平成が終わり、そして

ひっそりと令和の幕が明けていたことになる。

こんな考え方は、今はよくないかもしれないけど

1年前にこの旅を心に刻めたのは、運がよかった。

ただ、我々は年齢としては感染後のリスクがやや高い

中高齢世代、もちろん感染には充分に注意しているが、

我々にとってこの旅が、最後の旅とならないことを

心から祈るばかりだ。


では気を取り直して、前回の続きから。


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今回の旅の最終到達地点の神威岬へ到着したのが、最終日となった3日目のam11:56。お昼の海鮮食堂へ行く前にまずは神威岬の観光へ。



重たかった曇り空は奇跡的にもこの時だけ少し晴れ間が見れ、この先の素晴らしい景色を我々に映し出すことになった。



駐車場からゆったりとした上り坂をやや歩くと、女人禁制の門と言われる所謂神威岬の入り口をくぐる。大海原へとダイナミックにせり出した神威岬の先端までは、この女人禁制の門から約770m、ここから「チャレンカの小道」という散策路が岬の先端まで続く。





それにしても美しい:*:・( ̄∀ ̄)・:*: 神威岬は積丹半島の最西部に位置する先端の岬で、ニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定、その美しい青は「シャコタンブルー」と言われ、この景色を楽しみにしていたんだよね。




岬の先端までは、チャレンカの小道を約20分、アップダウンが多いのでおじさんの我々にはかなりこたえたが、シャコタンブルーの美しい海がその疲れを和らいでくれるんだ。



そしてついに信じられないほど美しく青い神威岬の先端に到着:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
これぞ楽しみにしていた景色、高さ40mの垂直に立つ神威岩の周りはシャコタンブルーの大海原が広がる。



しかしここには悲しい伝説が残される。その昔、源義経との恋に破れた首長の娘チャレンカが身投げしてこの岩に化身したという伝説、その昔の女人禁制とは、チャレンカの怨念からここを通る船の事故が相次いだためだとか、、、、。




灯台を横目に帰りも来た道をひたすら歩いて戻る。しかし重たい曇り空がこの時だけ青く色づいたのは、ほんとにこの旅が我々に運を与えてくれていると今にして思う。





駐車場まで戻ると時刻はお昼の12:45、ここで僕はもうひとつ楽しみしていたシャコタンブルーのソフトクリームをゲット(*^ー^)ノ 事前調査で神威岬を調べてるとわんさか画像が出てくる。爽快なミント味、これは食べてみたくなるでしょ(笑)





さて時刻はpm13:00、神威岬には海鮮食堂が数軒あるが、我々は車でちょっと走ったところにある食堂うしおさんで美味しい海鮮をいただくことにした。これが大正解( ̄▽+ ̄*) 



狙っていたのはとにかく生うに。この時期、地場の積丹半島ではうにの水揚げは出来ないことはわかっていたが、それでも近隣の美味しいうにを求め、、、、おお、この日は根室産の生うに、ばふんうに(赤)って書いてありますよ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ お値段もかなりいきますが、、、我々はふたりとも生うに大盛丼をチョイス(*^ー^)ノ



一目でわかるくらいの綺麗な生うに。保存用の食品添加物であるミョウバンを使っていない生うにであり、しかも大盛りですねえ:*:・( ̄∀ ̄)・:*: これは絶対に東京では食べられない味、甘くてとろけて最高なんてもんじゃないY(>_<、)Y




しかも欲張りな僕は、せっかくここに来ているんだからと、うにアワビ丼をもう一つ注文∑ヾ( ̄0 ̄;ノ このアワビも最高でしたよ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:




北海道は積丹半島まで来ないと食べられない味、東京に住んでいると人生の中でそう何度もある事じゃないし、ほんとに貴重な事だと思う。ちなみに夏に水揚げされる積丹のばふんうにはもっとオレンジ色で、黄色いキタムラサキウニとの2色丼という画像もWEBではたくさん目にしたので、いつかはそれも食べてみたいものだ。





おなかも心も満タン:*:・( ̄∀ ̄)・:*: 食堂うしおさん、ここを選んで最高だった。この新元号カウントダウンの旅、最高のお食事をいただきましたm(__)m




さてさて積丹の最高に美味しい海鮮を食し時刻はpm13:30、ここからはこの旅のいよいよ帰路となっていきます。途中で地場のお土産購入に立ち寄り、車は南下を辿りだします。




雲行きは一転してまたも重たい曇り空が広がり、国道229号線ではついにこの旅初の雨が降り始める、、、。ここからは車で一気に新函館北斗へ向かい、そこから北海道新幹線へと帰路をとります。






有料道を抜け、目指す新函館北斗駅の手前の七飯町へ入るとなんと渋滞Y(>_<、)Y 我々が乗車する東京行きの最終列車、pm18:40新函館北斗発はやぶさ42号には、間に合うのだろうか、、、かなり不安が走る場面、、、。



しかしpm15:00、何とか渋滞を抜け新函館北斗駅前に到着(*^ー^)ノ 一時はヤバかったが、この時間ならこの旅の最後のイベントの時間もあるだろう。まずは駅前のトヨタレンタカーで長らくこの旅を共にした白いアクア君を返車。





そしてこの旅最後のイベントとは、新函館北斗駅前ビルに入る元祖はこだてラーメンおんじき庭本さん。我々は函館に来るといつも海鮮ばかりで、たまには函館ラーメンもイイよねってことで( ̄▽+ ̄*) 




メニューはいろいろあるが、やっぱり北海道三大ラーメンといえば函館は塩でしょう。という事で、念願の函館塩ラーメンがこの旅の最後のグルメ:*:・( ̄∀ ̄)・:*: 2~3時間前に生うに丼食べたばかりなんですけどね(笑) 美味しくいただきました。



さてさて、ゆっくりと函館塩ラーメンを満喫して新函館北斗駅前へpm17:50。東京行きの最終列車、pm18:40発はやぶさ42号発車まであと50分という余裕な時間帯。




手にはお土産、心には素晴らしい思い出を持って新函館北斗駅のエスカレーターを上る。



駅構内の電光板には旅の最後の列車、pm18:40新函館北斗発はやぶさ42号が表示される。七飯町の渋滞が激しければ、およそぎりぎりになっていたであろう状況を思うと心安らぎ、同時に迫りくる旅の終わりに寂しさも覚える時間帯だ。




ホームにはわりと早めに移動。友人はお土産を買いに売店を散策、僕は案内板を見つめ程よい旅の疲れと物思いにふける。



そして、はやぶさ42号のE5系が入線、旅が終わってしまう実感が思い出をフラッシュバックのように浮かび上がらせる。






残念だったのはこのピンクのライン。旅の最後を飾る列車、ラベンダーをデザインした紫ラインのJR北海道車両であるH5系であってほしかったがそう上手くはいかないようだ。




そしていよいよpm18:40新函館北斗発はやぶさ42号乗車、我々はE5系6号車の最後列、20番DE席をゲット。終点の東京着はpm23:04、4時間24分の列車旅の始まりだ( ̄▽+ ̄*)



 

pm19:42新青森着。あっという間だったがここまで約1時間、そろそろうとうとし始めるが缶チューハイを飲みながら旅の余韻を楽しむ。



pm20:45盛岡着、ここではこまち号連結にて恒例の5分停車。確か3~4号車付近にあるホーム上の喫煙ブースへ僕は小走りで急ぐ(笑)




そしてpm23:04、終点の東京到着。ふたりとも完全なる熟睡から目覚めて、旅の終わりに我に返る(笑)いや~それにしても今回も見事に素晴らしい旅でした(*^ー^)ノ 思い出に残る旅ってホントイイですね。




前にも書いたが、我々は世代で言えば高齢ちょい前の

世代に入るだろう。

よってこの先の未来、元号が変わり時代が変わる

ということは、おそらくもう経験できないはず、、、。

だけど旅そのものはどうだろう。

元気でいれば、健康でさえいれば、

こんな素晴らしい旅がまたできる。

僕は今、家に帰ったら手首よりも上の腕の方まで除菌石鹸で

手洗いを3回連続でやっている。

買い物の後は、アルコール性の除菌ウエットティッシュで

買ってきたものをひとつひとつ拭いている。

玄関のドアノブ、鞄やベルト、靴の表面までも拭いている。

すべては感染しないため。

元気で健康でいるため。

何歳になっても、我々はウイルスなんかに感染せず、

また素晴らしい旅をしようじゃないか。

あの世ではない、、、、、

幕開けの瞬間を旅の中で迎えた令和という時代、、、

これからも生き続ける今の時代でだ。



しめっぽくなってしまいましたが、、、、

これを読んでいただいているすべての方々のご健康とご無事を

心より祈っています。



では、またの旅で。