四国一周 鉄道ひとり旅⑱ | ゆうとの鉄道ブログ

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ボストンバックとカメラを片手に
寝台列車に飛び乗った
遠い昔に 一度忘れた夢
深夜の汽笛

行き先も無い 終着駅も無い
夜明けさえ来ないなら

このまま乗っているつもりだ


2017/08/10~2017/08/14、東京から岡山→宇多津→松山→宇和島→窪川⇔中村→高知→阿波池田→徳島→高松→宇多津→岡山と、鉄道でつながっている範囲の最大回りでの四国一周の旅紀行。真夏の太陽、四国の見事な景色に温泉、グルメと満喫した4泊5日の鉄道ひとり旅を掲載しています。
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この前の年末年始休みから発症した右手の痺れと麻痺、、、

年明け早々に大型病院にかかり、ついに昨日は人生初のMRIの

検査、、、。

整形外科の首の神経のMRIなんだけど、、、苦痛な時間だった。

狭い筒状の機械の中に動けない状態で入れられ(x_x;)

身動きできないまま約20分耐える、、、、Y(>_<、)Y

しかも何やらすさまじい騒音、、、、。

騒音を長い時間あびるのが治療のひとつなら仕方ないが、、、

聞けば機械側での都合上の音だというじゃないか・・・。


今どきの時代、

壁に掛けられるほどの薄くて大型で鮮明な画像のテレビジョン、

誰もが手にする板状の通信機器では、銀行や買い物、旅の予約。

予算が無くても弾道ミサイル、カメラ付きのラジコンヘリは

軽量化と格安化、車に乗ればナビに入力だけで何処でも行ける。


さて、、、、

最先端の現代医療機器、、、もうちょっとどうにか進化して

いただけると助かるんですけど、、、。


という事で、前回の続きから。


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旅は4日目のお昼。
土佐くろしお鉄道の窪川駅、ここからは、ここまで反時計回りで来ている四国一周のルートを一度外れ、南西へと伸びている土佐くろしお鉄道の中村線へ乗車し、終点の中村を目指します。



中村が終点とはいえ、そこからは更に土佐くろしお鉄道宿毛(すくも)線として、四国最南端の駅である宿毛まで伸びていますが、結局ここ窪川まで戻らねばならないので、宿毛までは時間的に行けず、中村までで断念。



しかしながら、この日移動予定の高知までは、この土佐くろしお鉄道中村線の中村始発の特急に乗車するので、窪川から次の特急の始発駅まで行っちゃうというイメージかなあ(笑)



さてさて、土佐くろしお鉄道中村線の窪川始発中村行の普通列車515Dへ乗車。
12:08発で、終点中村へはpm13:09着予定、ちょうど1時間の普通列車の旅だ(*^ー^)ノ



列車は土佐くろしお鉄道のTKT-8000形気動車の8004号機。
「すくものはなちゃん」というキャラクターの派手なラッピング車両で、車内には地元の子供たちの作品だろうか、夏の風に揺れる風鈴や、電車の絵が展示されていて、とても心があたたまるね:*:・( ̄∀ ̄)・:*:



そして12:08、今度はほぼ乗客が居ない寂しい車内の515D、窪川を発車。
今回も後方展望を楽しむことにした。ここまで乗車してきたキハ32の「かっぱうようよ号」に見送られる。



窪川を出て少しの間は、予土線で通ってきた路線を反対方向へ進むので、車窓にはまた綺麗な四万十川を少しだけ楽しめる。



やがて土佐くろしお鉄道中村線の路線へ入ると、少しして四国の南側の海にこの旅初めてのご対面(*^ー^)ノ  瀬戸内海から伊予の海である伊予灘、宇和海と反時計回りで海はいつも見えていたがここは土佐湾、遠くまで来たなあ~



12:45、有井川着。
この路線には駅名標にキャッチフレーズがあることが多いが、ここは「磯づりと温泉の井ノ岬」。完全に街のPRだが、なんとも素敵な雰囲気じゃんね。



後方展望には、有井川の素敵な駅の風景。
すぐ横が海だし、磯づりと温泉の長閑な街の雰囲気がある。



そしてちょっと珍し気な連続トンネル。
数か所の小さなトンネル、ひとつひとつに名前が付いているんだろうか、、、。



12:48、土佐上川口着。
キャッチフレーズは「幡多青少年の家」。県が運営するレクリエーション施設があるようですね。



土佐上川口を出てすぐ、蜷川(みながわ)という川では、浅瀬の一部分がプールのようになっていて、子供たちの水遊びが真夏の風景に映える。



12:50、海の王迎着。
海の王迎駅(うみのおうむかええき)と読む、もの凄いインパクトの駅名だ、、、WEBで見たら鎌倉時代に後醍醐天皇の子、尊良親王が流刑された地で、海から王を迎えた地という事らしい。



この駅は、単式ホーム1面1線の無人駅で海が見える高台にあるので景色もとても素敵だった。



綺麗な水平線と長閑な街並みが続く。
そうだ、さっき窪川駅ではお店が無くてお昼は何も食べられなかったので空腹も続く(笑)



pm13:00、西大方着。
おお、、ここは駅名標にキャッチフレーズが無い、、、特に何もないって事なのかなあ。



そして列車は、土佐くろしお鉄道のカラフルな車両が置いてある大きい駅のホームへと入線。
終点の駅へ到着したようだ。



pm13:09、終点の中村着。
とにかくお腹が空いているので(笑)、まずはお店をさがそう、、、、。



次の列車は、この中村始発の特急「あしずり6号」、pm13:24発なので15分の連絡時間があるが、15分では駅の外の散策は不可能なので駅の売店でランチをゲットすることにした。



駅名標で記念に、、、あれ、、。
ここ中村は駅名標が土佐くろしお鉄道の中村線仕様ではなく、この先の宿毛線仕様ですな。



ホームには、この後僕が乗車する特急「あしずり6号」の2000系気動車。



近くでよく見ると、、、、フロントにけっこう汚れが目立つ( ̄□ ̄;)



2000系気動車は、この日の朝一番に松山から宇和島まで、特急「宇和海」で乗車したが、グリーンクローバーは付いていなかった∑ヾ( ̄0 ̄;ノ



しかしこの特急「あしずり6号」、ついにグリーンクローバーが付いているんですよ。
やったあ~( ̄▽+ ̄*)



さっそく乗車。
僕が乗車するグリーンクローバーの1号車の車内、2列+1列のゆったりした車内だ。



僕はゆったりと後ろを気にしないで過ごせる最後列の席が好きだが、この時も1号車1番C席、一人用の席をゲットできていたんだ(*^ー^)ノ



前後の間隔もゆったりで、グリーンクローバーいいなあ~
床が絨毯じゃないのが残念でしたが、ここまで2本連続で普通列車だったのでこれだけで感動。



今回使っている切符は、JR四国のフリーパスである「四国グリーン紀行」。
4日間使えてJR四国と土佐くろしお鉄道全線が乗車利用可能、しかもグリーン指定席付きだが、四国の全ての特急にグリーン車が連結されているとは限らないところが、この切符の泣きの部分だ(T_T)



そしてpm13:24、特急「あしずり6号」定刻で中村を発車。
ここでさっき駅の売店で買ったお弁当で遅いランチタイム、出来れば箱に入った駅弁スタイルが良かったが残念ながらコンビニ、、、と言うよりスーパーのお総菜コーナーのお弁当風、しかもこの旅初の低予算(笑)まあでも、味はとても美味しかったですけどね、、、。



特急「あしずり6号」はこの先、土佐くろしお鉄道中村線を進み、再度窪川。そしてJR土讃線へと入りpm15:04終点の高知着。
約1時間半の鉄道旅、今回はグリーンクローバーの旅だ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:



さてさて、遅いランチ後の睡魔と心地よいグリーンのシートでひと時の睡眠ZZzz....
気が付けば特急はすでにJR土讃線を上りpm14:30、斗賀野を通過。



土讃線は多度津~窪川間の四国を南北に延びる。
ほぼ内陸を走り、この時期の夏の緑が茂る車窓が綺麗だ。



pm14:40、佐川着。
相対式ホーム2面2線の全特急が停車する駅だ。



やがて列車は、仁淀川(によどがわ)という大きな川を越える。
この川、なんと2010年の全国水質調査ランキングで1位に選ばれ、「仁淀ブルー」なんていう愛称があるほど綺麗な川だそうだ。



そしてpm14:53伊野着。
特急「あしずり6号」の終点高知の一つ手前の停車駅で、JR四国1000形気動車の須崎行き普通列車とすれ違う。



またまた綺麗な緑と青空の風景が続くね~
やっぱ夏の旅は、深緑が綺麗でいいね:*:・( ̄∀ ̄)・:*:



だんだんと終点の高知が近づくと、高知の街まで続いている鏡川を列車は渡る。
線路に近い位置に段差があり、そこに映る水面が美しい。



pm15:02、旭通過。
段々と街っぽくなってきたなあ。



そして、車窓は深緑の大自然から大都会へと、、、。
特急「あしずり6号」の終点、、、



pm15:04、終点高知着。



特急「あしずり6号」の2000系気動車、けっこう飛ばしてましたね。
ただグリーンクローバーは最高だったよ( ̄∇ ̄+)



この四国一周の旅、訪れる先は ほぼ初めての街だが、特にこの高知は大きい街だし、ここまで来れた喜びにテンションが高い(笑)



高知駅の天井は、地元の杉材で作られたアーチ状の大屋根となっていて「くじらドーム」って愛称があるみたいで、ほんと洒落た造りだね。



けっこう単純な僕は、こういうの見るだけで歓迎されてるんだな~(笑)的な楽しい気持ちになれる(笑)



そして高知駅の駅前へ。
とてもお洒落な外観の高知駅前、でもちょっと雲が多くなってきた。



高知駅前と言えばこの土佐藩の幕末の英雄の像、土佐三志士像。
左から武市半平太、坂本龍馬、中岡慎太郎。



高さが約5メートル、重さは400キロ、その大きさにはほんとびっくりだったが、以前TVの旅番組で紹介されてたのを見てから、ここに来たいな~って思ってたのでだいぶ感動です(*^ー^)ノ



さてさて高知駅前、pm15:30。
今宵のお宿は、この街にあるので、けっこうゆっくりできそうだ。



僕の年齢は、おっさんという事までしか明かしてませんが(笑)

まあ、この先の人生、結構長生き出来たとしても、

もう半分ちょい生きちゃってる年齢。

なので旅も4日目の午後となると、ちょっと疲れが出てきますね、、、。

よくいつもの旅の友人とも話すんですが、我々の次回の旅からは

旅の中の時間を、目一杯使って行動せず、体を労わりながら

何もしない休息的な時間を作ることがテーマ。

そこで僕は、ちょっと先行してこのひとり旅から、実はそんな

時間を考えたんです。

そう、今宵のお宿はこの高知のわりと駅前。

この時すでにpm15:30なので、もうチェックインできる時間だ。

そしてなんと、この先の予定は何も入れていない真っ白な状態。

更には旅の最終日となる翌日、この高知から旅立つ列車はお昼頃の発。

旅の4日目のこの午後は、時間をゆ~っくり使って自由を楽しむ工程

にしたのだ。


さ~て、どうしよっかなあ~


旅はまだ続きます。