2020年のメモ | 意識低い系獣医inアメリカのブログ

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日本で数年動物病院勤務後、気づいたらアメリカで働いてました。
モチベ低めそれなりに楽しく生きれればいいや的なノリで生きてます。
雑談系ブログ。獣医の話は全然しません。
→モチベは低めですが勉強意欲は増えてきています。09/13/2023

ふとスマホを整理していたら2020年のメモを発見しました。
2020年といえば4年前のコロナ禍真っ只中。僕はアメリカから渋々日本に帰国し(理由は’コロナ禍での日本’参照)、知り合いの動物病院で働かせてもらっていました。

トルコ人の友人とのシェアハウスが始まったばっかりでとても楽しくアメリカ生活を謳歌していた僕にとってはいきなり現実に突きつけられた気分でした。超フリーター生活(収入は月$1200程度)をしながら不法労働をしているトルコ人の友人とのシェアハウスの時点で自分が当時いかに現実逃避をしていたかがわかります。幸い獣医だったのでコロナ禍でも仕事にはありつけました。いつアメリカに戻るかもわからない状況でしたので自分の患者さんは持たないで検査やオペなど裏方に専念させてもらえる形で雇ってもらえたのもありがたかったです。

とまぁ前置きはさておいて。
その2020年のメモ、タイトルが「将来の理想像」。すでに生意気ですね。現実を突きつけられて気持ちがバグって理想ばっかり見ちゃってたのでしょう。
以下メモ内容。
・土日休み
・給料平均以上
・有給しっかり取れる
・海外転勤
・残業代でる
・リモートワーク可能
・営業以外
・海外に通用する仕事

・・・なんと言っていいのやら。
当時は多分アメリカに戻れない可能性&戻っても仕事を見つけられない可能性を考えていたのでしょう。
日本で働く場合の希望労働条件を書き綴っていました。
大手優良企業のサラリーマンに憧れていたのでしょう。実際転職エージェント2箇所ぐらいエントリーしていました。
転職エージェントには相当強めに「年俸制は残業代がつかないので月給制かつ見込み残業のない時間で残業代が払われるところを紹介してください」と伝えました。
と言うのも僕の中でその会社がブラックかどうかを見極める一番簡単なポイントがそこだったからです。正直安月給でも構わないと思っていました。
しかしエージェントから紹介されるのは全部年俸制またはみなし残業代ありの企業ばかり。

僕は2020年の一時帰国から4ヶ月弱でアメリカへ戻ったのですが、この転職の絶望感・日本企業の不信感を感じたことも「早くアメリカに戻ろう!」と背中を押した一因です。

「一人前の獣医師になる」という目的のある動物病院であれば年俸制でもブラックでもやっていけてましたが、一時帰国中の不安定な僕には一般企業の具体的なビジョンの見えない仕事には妥協はしたくありませんでした。なんとも生意気。

なんやかんやで無事アメリカにも戻って来れて職にもつけているので笑い話にできますが、コロナ禍はみんな少し頭おかしかったですよねぇ(みんなを巻き込むスタイル)。

ただ自分の理想を掲げるのは大切だと今でも思ってて、今週末にでも自分の理想像を更新しようかなと考えています。

この記事で過去の自分の理想像のメモは供養します笑。南無。