新NISAのスタートを機に投資を始められた初心者の方もいらっしゃると思います。

 

投資を始めたばかりの方にとって、どうやったらいいのか全く分からない方が大半だと思います。今回は投資を漁業に例えて説明しましょう。

 

インデックス投資信託を長期積立で投資をする。

これは漁業でいえば、いけすの中で養殖により魚を育てるのに似ています。

稚魚に餌を与えたり、温度、水質管理をする。これが長期積立に相当します。

魚が大きく育って収獲する。必要に応じて資金を引き出すことです。

 

これに対して個別株に投資をすることは、一本釣りに相当します。

銘柄の業績や株価チャートを分析して成長するか見極めて投資をします。

予測が外れた場合は資金を引き上げます。

予測通りに上昇し始めた場合には、目標株価に近づいてきた頃に業績の成長具合や株価チャートの形を分析します。

これをファンダメンタル分析、チャート分析と呼びます。

その結果により保有を継続するか利益確定するかを判断します。

 

一本釣りの場合には餌に魚が食いついたとしても竿を引き上げなければ収獲になりません。ただ、餌を持っていかれるだけです。

タイミングが早すぎて、餌を突いただけで竿をあげれば魚は逃げてしまいます。

タイミングを見計らって竿を引き上げることが重要になってきます。

個別株の投資も難しいのは売却のタイミングです。

PERや移動平均線からの乖離率など常に観察していないと収獲を得ることができません。

一般的に個別株で利益を出し続けることができる人は1割程度です。

初心者の場合にはコツコツ儲けてドカンと損する場合が多いものです。

1割の方は損切りは少なめに、利益は大きく収獲されています。

 

さあ、あなたの投資スタイルはどうですか?

初心者のうちはいけすの中で養殖を行った方が長期で確実に収獲を得ることができると思います。分析力が身についてからでも個別株に挑戦することは遅くないと思います。