初心者向けの最も簡単な投資戦略は、インデックス投資信託の長期定期つみたてです。

 

ただし、S&P500、オルカンのように比較的安定している投資信託でも1〜5年目には

投資を始めたタイミングによっては資産が半分近くに減少することもありますが、

そこで投資をやめてしまわないことが将来の資産形成につながります。

 

インデックス投資信託にもリスクが高いものもあります。目論見書(もくろみしょ)に目を通すとリターンとリスクの数値があります。

リターンは、例えば過去1年で〇〇%値上がりしています。リスクは数値が高いほど変動が激しい、逆に数値が小さい方が資産を大きく減らすリスクが小さいということです。

ハイリスク、ハイリターンのようにリターンが高くなるほどリスクも高くなるということです。

 

大幅に下落することは耐えられない人は上記の2銘柄を選んでおけばいいと思います。

 

NASDAQ100というのはハイテク企業に投資対象が偏っていますので、少しリスクが高くなりますが、上昇トレンドの場合には資産の増え方が上記より早いです。

 

FANG+の場合はハイテクの10銘柄程度に絞って投資を行いますので、変動が激しくなります。

 

インデックス投資信託の中にはレバレッジといって、先物取引を利用して投資金額の2〜3倍の資金で運用を行いますが、利益も2〜3倍になりますが、損失も2〜3倍になります。これらの投資信託は初心者にはお勧めできません。

 

次に個別株の場合です。米国の時価総額トップ10の中から選んで投資すれば、無難な選択だと思います。

 

10〜30年のチャートを見て、どの程度の変動まで耐えられるか?業績で連続増収増益となっているかを確認します。

そうしてどれくらいまでの株価なら資金を投入しようと思うか?これは1年後の目標株価を機関投資家が発表しているので確認して決めましょう。

 

銘柄の選択ができたら、直近(6ヶ月程度)の株価の変動を調べます。

投資は時間分散で行いますが、上昇が早い場合は早いタイミングの投資が良いかもしれませんが、チャート分析(ボリンジャーバンド、MACD、RSI)で買い時か売り時かを調べタイミングを考えて投資をします。

 

例えば、現在はNVDAが昨年あたりから急上昇しています。今後の決算発表により、どこかで調整局面が訪れるはずです。その時は大きく下落する事があるかもしれません。今後の業績の伸長に見合った株価であれば問題はそれほどありませんが、急上昇している場合は業績に見合わないほど株価が上がっている事があります。

その場合は大きな調整が近いうちの訪れる事がありますので、投資を待った方が良いかもしれません。

 

最も安心できるのはチャートが緩やかに上昇している銘柄で、上昇トレンド、レンジ相場を繰り返し描いている時のレンジ相場の安値付近で買えばいいかなと思います。

 

個別株の場合にはインデックス投資信託に比べて、上下の変動が大きいので、今後金融引き締めや景気後退が予想されるときには、変動が激しい銘柄は一部又は全部を数回に分けて売却してキャッシュを保有しておいた場合が良い事があります。

 

実は、わたしもリーマンショック時は株の売却をしなかったために資産が大きく減り、大手企業の株価が信じられないほど安値で購入できるバーゲンセール状態でしたが、キャッシュがないために投資の機会を逃しました。

誰もが恐怖におののいていましたので、連日ストップ安でした。

例えば、コマツですが3000円台の株価だったものが10日前後で600円台まで下がりました。

 

これは、私個人の考えですので、人それぞれの投資戦略があると思います。

 

含み益が増えている間は嬉しいものですが、個別株の場合には下落局面で水疱に期してしまうこともあるので、わたしの場合は数回に分けて少しずつ利益確保するようにしています。(利益確保することにより気持ちの上で楽になります。利益確保することなしに、含み益だったものが含み損になった場合はダメージが大きいです)

 

以上、参考になるかどうかわかりませんが、自分なりの戦略作りに活かしてください。