つぎの業績のグラフは中堅企業の日本株です。投資直後のピークから25%ほど下落したままで、なかなか上昇しません。保有5年目です。PER 15 です。
マネックス証券の銘柄スカウターで調べたものです。
投資の教科書に載るような上場来の連続増収増益、増配を続けている優良企業です。
ソフトウェアを作っている企業で、金融機関向けのソフトウェア開発からスタートし、現在は自動車向けの組み込みソフトや、セキュリティ関連として、サイトがサイバー攻撃で書き換えられたりした場合に、瞬時に元に戻すソフトなども販売しています。仕事量が逼迫しているのでM&Aで企業買収により事業拡大を図っています。
経営上の問題は特にありません。強いていえば、出来高が少ないくらいで、プライム市場に上場しており、上場継続の条件も満たしています。
株価はコツコツと上昇し、日経平均がネガティブな時には、どかーんと下落します。
このような企業ですら、株価が上がらないとなると、株価は業績に比例するという前提が成り立ちません。株価が下落する理由が見当たらないのです。
対して、米国株、とりわけメガテックやマグニフィセント7と呼ばれる、apple microsoft などへの投資結果は、2〜4年程度の保有で平均100%超えの損益率を示しています。保有して、ほったらかし状態で、良好な結果です。
円安による為替差益分を割り引いても50%以上の株価の値上がりとなっています。
これほど楽な投資法はありません。ちょうどインデックス投資信託を長期積立するように、長期分散積立で米国株に投資するだけです。
40年以上の投資経験から、日本株はコツコツどかーんと損失を被っていたり、10年以上塩漬け状態だったことを思えば、米国株は銘柄選びさえ間違えなければ、業績は素直に株価に反映されます。
昨日(6月17日)は日経平均だけが世界で最も大きく下落しましたね。
世界中の指標の中では、日本市場が最もネガティブな動きをすることが多いような気がします。