今、話題沸騰中の NVDA の株を買ったのは2021年11月頃だったと思います。

 

翌年の2022年は米国の金融引き締めにより、S&P500、NASDAQが大きく下げた年です。NVDAの株は345ドルくらいで購入していましたが、100ドル台前半まで下落しました。

 

今から思えば、買い増ししておけば良かったと思いますが、

これだけ下がると、選択眼のなさに自信喪失しそうになります。

NVDA のグラフィックボードの技術には他を寄せ付けないものがあったので、

保有継続としました。

 

これも、投資先の企業の技術を20年以上昔から知っていたからでした。

個別株投資というものは長期にわたって、その企業がどのようなものを作り、世間の評価がどれほどのものかを知っている必要があります。

 

たまたま、PCの組み立てに興味があったので、1990年台後半からNVDAのことはよく知っていました。まさに、世界一のグラフィックボードメーカーです。

 

個別株が難しいのは、付け焼き刃や、他の人の受け売りを信じて投資をすると、当てが外れたということになります。

それだけ、企業研究が必要になります。

素晴らしい技術を持っている企業の株価が、必ず上がるとは限りません。

 

日本では一代で起業し、大企業にまで育て上げたとされる、パナソニックやホンダがあります。

どちらも技術屋の松下幸之助氏、本田宗一郎氏ばかりが記事になることが多いのですが、実際には大番頭の存在が大きな役割を果たしていることが多いものです。

 

大番頭というのは金庫番のことです。どんなに素晴らしい技術を持った企業でも、お金が回らなければ成功することはありません。

研究・開発のための資金をどうやって調達するか?

タイムスパンをいかにして効率よく業績を上げるか?

自社開発か?それとも企業買収か?

いかにして売り上げを伸ばすか?

 

どうでしょう、エンジニアだけでは企業というのは成り立ちません。

財務、経営、営業、総力戦になります。

 

残念ながら、ベンチャー企業でこれを満たすところはほとんど皆無と思われます。

ベンチャーには財政に弱みを抱えるところが少なくないので、9割は経営破綻に追い込まれています。

 

最近、空飛ぶバイクを開発していたベンチャー企業が経営破綻に追い込まれたようです。

 

損切りとは、購入した企業の株価が20%下落したら売却するといったように

損切りのタイミングを決めておくことですが、うまくいくこともあれば、売却した後に反転上昇するといったパターンもあります。

 

わたしが米国ハイテク企業の株を勧めるのは、米国ハイテク企業が高値更新をし続けていることです。NVDAのように高値で買っても1〜2年すれば、買値を超えて上昇する企業が多いからです。

 

日本株、特にベンチャー企業は最初にドカンと急騰した株価は、急激に下落し、以降は鳴かず飛ばずの低空飛行というものが多いものです。破綻してしまう企業の方が成功する企業より多いくらいです。

 

apple microsoft の20〜30年くらいの長期チャートをご覧になってください。

次のチャートはappleの20年ほどのチャートになります。

さて、いつ頃が買い時でしょう?

 

いつ買っても良さそうですね。

高値掴みをしても、長期保有すれば利益は出ます。

しいて言えば、できるだけ早く購入し、長く保有する。

10年前、いや5年前に買っていればと思いませんか?

それだけです。投資って、こんなに簡単なことなんです。

 

銘柄を間違えなければ、買ったことを忘れているうちに資産が雪だるま式に増加します。

 

投資は一攫千金のギャンブルとは違います。

小さな雪の玉でも、転がっているうちに巨大な雪の玉になります。

焦らずゆっくりとやりましょう。10年後、20年後に資産の確認すれば良いだけです。