2024年1月に新NISAの制度が始まって半年近くが経過しました。
投資の初心者が陥りやすい罠について少し述べたいと思います。
わたしの投資歴について紹介します。
夫婦ともに、親の代から株式投資については経験があるので、恐ろしいと思ったことは一度もありません。
正しく、投資について理解していれば、危険なことはありません。
それに、投資についての環境はリーマンショック以降には
色々な金融商品、たとえば投資信託や外国株にも簡単に投資できるようになりました。以前に比べれば比較的安全に資産を増やす環境が構築されています。
投資をやっていると利益が出ることもあれば、損失を被ることもあります。
勝ち続けるだけの投資家というのは皆無です。
(国債を期限まで持ち続ける場合は負けることはありません。低利ですが)
今でこそ、米国株に投資していますが、10年ほど昔までは、米国株を買っている方はわずかだったと思います。外国株への投資の方法がわかりませんでした。
それから、ネット証券の誕生は大きかったですね。
今でこそ、売買手数料は、わずかであったり、証券会社によっては無料というところもありますが、昭和の時代には今の10倍前後していたような気がします。
口座管理料も野村證券で年間3000円だったと記憶しています。
現在は口座管理料を取る証券会社は皆無だと思います。
昔話はこれくらいにして、どのような姿勢で投資に取り組めば利益が得られるかに話を移しましょう。
1 NISA口座をネット証券に開設する。
2 つみたて投資枠で、S&P500、オールカントリーなどの人気があるインデックス投
資信託を毎月積み立てる。
3 1〜3年ほどは元本が半分になることを覚悟する。いきなり大金を投入しない。
(インデックス投資信託では15年以上積立を続ければ損失が出る確率は0%、過去
のデータによる。今後もそうなるとの保証はありません)
4 成長投資枠でも投資をしたい場合は、つみたて投資枠で投資中の銘柄と同じ銘柄
か、NASDAQ100インデックスの投資信託を追加するにとどめる。
5 できれば、最初の1年は個別株には手を出さない方が賢明であるが、決算書で経営
状況を確認して、その企業が提供している製品やサービスを使用しており、これ
からも使い続けたい企業に少額投資するのは有りかも。と思います。
6 個別株に投資する場合には日本株ではなく、米国ハイテク株を勧めます。
(apple、microsoft など10年以上の長期チャートで、年々最高値を更新している銘
柄です)
7 例えば、毎月appleなりmicrosoft の株をつみたて購入する場合は、その前月の平
均株価より安い頃を見計らって少しずつ購入しましょう。
(これについてはapple株を少しずつ購入した履歴が5月頃のブログにありますので
参考にしてください。過去の平均株価以下で購入するということです。どうしても
欲しい銘柄であれば1株だけ、成り行き注文します)
年間を通じて安いところで分散投資するということです。
人気化している銘柄に手を出すのは初心者のうちはやめた方が良いと思います。
投資のベテラン?は人が気がついていないうちに仕込んで、急騰したところで手仕舞いしています。ババをつかまされるのは、たいていズブの素人ということになります。
景気のサイクルには 金融相場→業績相場→逆金融相場→逆業績相場 のように景気の循環というものがあります。このサイクルが一巡するのに8〜12年程度かかります。
このサイクルが一巡する頃になると景気循環を、ぼんやりと肌で感じるようになれることでしょう。