新NISAの制度がスタートしてから5ヶ月近くが経過しようとしています。
2024年の相場環境は、私の投資経験の中でも絶好調に近い状態で推移しています。
おかげで含み益が順調に増加して新NISAに関するものだけでも12.55%と5ヶ月足らずで、ずば抜けた損益率を出しています。
年初から投資を始められた方は、本当にビギナーズラックですね。
オルカンやS&P500などのインデックス投資信託を年初から積立あるいは一括購入された方は投資の面白さを実感されていると思います。
中には利益が出ないどころか、損失を抱えてしまっている方もあるようです。
そういう方は、一度振り返ってみましょう。
自動車や飛行機の操縦をしたいからと言って、訓練なし、免許なしでいきなり運転(操縦)をしていませんか?
投資信託の場合、特に金融庁が推薦するインデックス投資信託の場合は、初心者でも分散、長期積立をすれば利益が出るように設計されています。
しかし、S&P500にしてもオルカンにしても最悪の場合には1年目に資産が半減することもあるというデータがあります。長期に続けることによりマイナスになる確率は少なくなり、15年経過するとマイナスになる確率は理論上、無くなってしまいます。
おそらく成長投資枠での投資がうまくいっていないのではないでしょうか?
投資の勉強とはどんなことをすれば良いのでしょうか?
株式投資についての本は書店に行けばたくさんあります。
でも、付け焼き刃にお金を儲けることだけが投資の勉強でしょうか?
私の場合は小学生の頃から小遣い帳をつけていて、高校の頃は授業料を含めて小遣いをもらっていました。ですから、食費を除いた一人分の家計簿をつけていたようなものです。参考書を買ったり授業料を払ったり、残りを貯金して節約を覚えました。
そういえば記念切手の購入もしていましたね。(これも投資です)
家計簿は現在も妻に替わってやっています。個人商店の経理も担当しています。
現役で仕事をしていた時も興味があって、FPや簿記の資格を取りました。
毎年の確定申告もやっていますので、金融や経済、為替に関しては金融機関の新入社員よりは詳しいと自負しています。
投資の勉強をしたいと思っていらっしゃる方で、何から勉強して良いかわからない場合にはFP(ファイナンショルプランナー)の受験をお勧めします。
社会保険や税金、民間保険、金融、投資などお金が社会の中でどのような役割を果たしているかが浅く広く勉強できます。
その次が簿記の資格です。日商簿記と言って商工会議所が実施している試験が一般的です。1〜3級までありますが、3級は仕入れたものを販売する小売業に必要な商業簿記だけの試験です。2級以上になると、製造業に必要な原価計算を行うための工業簿記が追加されます。決算書を読む力をつけるためには3級でも十分です。
投資信託には目論見書(もくろみしょ)といって解説書や決算書に相当するものがあります。
個別株にも決算書があります。簿記の知識があれば、その会社がうまくいっているのかどうかもわかります。
Youtubeを見ているとCPIや雇用動向などについて機関投資家の方が説明してある場合や、無責任にこれからの推奨株などど煽っている情報なども見かけます。
玉石混合です。信頼できる情報もあれば、惑わすだけの情報も溢れています。
まずは、経済や金融を読み解く知識を身につけて、信頼できる解説者を見つけましょう。
投資のシミュレーションが行えるアプリもありますので、実際に投資する前にシミュレーションで力をつけてみましょう。実際に資金を投入するか、しないかの違いだけで、リアルな相場の中でバーチャルマネーを動かすゲームです。
その結果、インデックス投資信託の長期分散投資がいかに優れているか理解できると思います。(実際にインデックス投資信託を超えるファンドマネージャーは少数です)