株式投資をやっていると、夢に出会うことがある。

 

数年前、あるテレビ番組でベンチャー企業の紹介があっていた。

 

〇〇✖️IT ITを空気のように活用して、あらゆる業種の形態を変える!

 

上場して数年、業績も徐々に上がってきていた。

大学発ベンチャー企業ということで注目され始めた。

 

株価はストップ高をつけてグングン上がっていった。

上昇トレンドで、「卵を一つのカゴに盛る」愚かな行為を続けた。

 

2000円台後半から4000円を超えた。

その後2回の株式分割を経て4分割となった。

 

分割後の最高値は3800円を超えた!

 

夢を追いかけてみたいと5000円を目指せと祈った。

 

しかし、設備投資に費用がかかり、売り上げは順調に伸びるも利益が伸びない。

株主たちは夢から醒めて現実を見始めた。

 

その後緩やかに下落が続いた。2000円割れに至っても、過去の夢が忘れられない私は業績と共に、いつか上昇すると思い込んだ。

 

結局、600円台まで下げ、現在は700円台のままである。

 

一時は、ファミリー用ミニバンが手に入る含み益が生じたが、現在は100万近い含み損状態で塩漬けのままである。

 

投資の世界ではよくある、「儚きもの、それはひとときの夢!」である。

 

10年後の1000万より、目先の10万ですね。