伊藤詩織さんの民事裁判 | co・co・ro・jiyu

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心に思い浮かんだことを、自由に書きたいなと思っています。

 望まない性行為で精神的苦痛を受けたとして、ジャーナリストの伊藤詩織氏(30)が元TBS記者の山口敬之氏(53)に1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は18日、伊藤氏の訴えを認めて山口氏に330万円の支払いを命じた。

 

 裁判では性行為に合意があったかどうかが争点になった。

・伊藤氏が会食直後から千鳥足になるなど強度の酩酊状態だった。

・当日に伊藤氏が医療機関を受診していた。

・友人や警察に被害を相談していた。

ことを重視し、「性行為は意思に反して行われた」と結論づけた。

 

 一方、山口氏については

・伊藤氏が電車で帰る意思を示したのに近くの駅に寄らなかった。

・タクシー運転手に指示してホテルに向かった。

・後日伊藤氏に送ったメールの内容と法廷での供述が矛盾している。として,「信用性に重大な疑念がある」と判断。

 

 「性行為に合意はなく、伊藤氏が意識を回復して拒絶した後も体を押さえつけて続けた」と不法行為を認めた。

 

 彼女は警察に被害届を出し,山口氏は逮捕寸前までいったのだが,なぜか中断されてしまう。何かの圧力があったのではと当時推測されていた。それで伊藤氏が勇気をもって民事に訴えたということだ。

 裁判はまだ確定しておらず,これからも争うことになるだろう。

 

 女性がひどく酩酊している状態で,ホテルの自分の部屋連れて行き寝かせる。そこまではまあ良しとする。しかし,その後行為に及ぶのはやはり女性に対し優しさに欠けているのでは。いくら相手がその気になっていてもである。

 

 相手の人格を大切に思うなら,彼女が意識を取り戻すまで体に触れず,ゆっくり休ませてあげるべきだ。朝,「迷惑かけてしまいごめんなさい。ありがとう。」で終わるはずだった。そういう度量を持った大人の男性だったらよかったのだが…。

 

 お酒はほどほどに酔い過ぎないよう,特に女性は気をつけるべき。どんな危険が待ち受けているかもしれない。家に帰る途中で何が起こるかわからない。女性は力では男性に負けるのに,酔っていれば尚更である。

 

 ジャーナリストの二人が,このような形でマスコミに取り上げられた

ことを残念に思う。