WESTの回。とにかくいつもにぎやか。
今回は,ソースについて。ソースはイギリスからもたらされた。
食卓によくあるのは,ウスター,トンカツ,中濃の3種類。関西の
粉もんに使われるのが,とろみと甘みのあるお好み焼きソース。
日本料理は,基本味付けは出汁と醤油なので,ソースの出番は
比較的少ないが,やはり何気に使っている。
もともとイギリスから入ってきたソースは,食材に下味をつける
ためのもので,後からかけるものではなかったという。初耳だ。
ソースは,フルーツ,スパイスなどから作られる。その配合に
よって,その料理に合うようなソースが作られる。かけたほうが
よりおいしくなるらしい。
トンカツ,コロッケなどの揚げ物には,酸味の強い味のソースが
合うそうだ。揚げ物を食べる時は,ソースやケチャップをあまりかけ
ないようにしている。本来の味が,ソースで打ち消されないように。
ホットドッグに溢れんばかりにケチャップやマスタードを塗るのは,
本来のパンやソーセージの,味はどこへ?と思ってしまう。
エビフライには,タルタルソース。ソースカツ丼はパス。
焼きそばは,少しウスターソースを使うとスパイシーな感じになる。
一番ソースにお世話になるのは,串カツの時。専用のソースは,
とろみがなく,かけるのではなく,浸す。ソースの味が勝ってしまう
のでどっぷりと浸さないようにする。
お好み焼きからはみ出ないジュレのようなソース。卵かけごはん
に合うソースなど,ちょっと意外なものは試してみたいなと思った。
夫は,濃い味が好みで,イカの塩辛に醤油と七味,みそ汁にゆず
胡椒,ホットドッグにはケッチャプしっかり,十分味付けした焼き飯や
焼きそばにソースをかけ味を足す。餃子のタレにラー油をたっぷり
入れる。自分とは真反対の食べ方をする。
しかし,二人とも繊細な日本料理の味にはうるさい。刺身がおいしくても,茶碗蒸しや出汁巻き卵の味が濃い目だったり,少し固かったり
するといきなりポイントが下がる。
ソースにしろ,醤油にしろかけ過ぎは避けたほうがいいと思う。