「22年目の告白」見ました。
映画館で度々流れる衝撃のPV。藤原竜也の挑戦的な表情が印象的で本編が楽しみでした。
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オープニングが平成初期のテイストで、スタイリッシュなものが多い近頃の作品とは一線を画す魅力を放っていました。
殺人犯を演じる藤原竜也の恐ろしくも人を魅了する力に社会がかき乱される様を、snsや報道ニュースといったメディアのシーンを存分に盛り込んで描いていくのが面白かったです。過去の事件と現在の社会現象とをフラッシュバックのように行き来することで徐々に近づいてくる真相への期待を煽ってきます。
刑事役の伊藤英明も、厳しい表情と眼光の鋭さで強烈な存在感を放ちます。きれたらてがつかない、警備員も他の警察も押しのける強いフィジカルがまた男らしく逞しかったです。
人の憎しみの恐ろしさ、復讐の炎は絶えることはない。迫真の演技で人間の憎悪を表しています。人間の残忍性や猟奇性、さらには現代の情報化社会で生まれる集団心理の残酷さ、匿名性の問題。様々な人間の暗い部分をまざまざと見せつけられた作品でした。


優雄斗