今日は事務所の写真撮影の後、両国の北斎美術館へ行ってきました。
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近代的なデザインが特徴の美術館。
公園の脇に突然にょきりと現れます。

富嶽三十六景が有名な葛飾北斎。日本史では文化史で一瞬現れるだけですが、一人の人間としてとても魅力溢れる人です。
まさに鬼才。
西洋の中にも大きな影響を与えて国内外問わず高い評価を得ています。

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館内には絵を描く北斎とその娘、応為の人形も。実際北斎は高齢になってもなお創作を続けたバイタリティ溢れる人物です。
その一方、絵以外のことにはからきし頓着せず、家にはゴミがたまりぱなしで、住めなくなったら引っ越すという生活を続けていたそうです。

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教科書で目にするような雄大な自然を描いた作品の他にも、北斎漫画と呼ばれるようなユーモラスな作品や、春画まで本当に幅広く作品を描き続け、自らに画狂老人卍というペンネームをつけるほど絵に打ち込み続けた生涯。
柔軟に自分の能力の可能性を広げていくその熱意が作品の多種多用さから伺えます。

数年前には百日紅という娘応為を主人公にしたアニメ映画も公開されました。北斎の生きた江戸の町を生き生きと描いていて、ただの時代劇ではないヒューマンドラマまでしっかりと作り込まれていました。ぜひ見てみてくださいな。

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優雄斗