非常に小さい胎児・脳室拡大疑惑が出てから診察までの1週間、暇を見つけてはネットでひたすら情報収集しました。
私のように胎児がとても小さい状態のことを、子宮内胎児発育不全(FGR)と言うようでした。


子宮内胎児発育不全(FGR)◆
全体的に小さい均衡型と、頭は平均だが体の成長が遅れている不均衡型がある。
均衡型は赤ちゃんの先天性異常や染色体異常が要因となっているケースが多い。
不均衡型は母体の胎盤異常などの要因が多く、高齢出産や妊娠高血圧症候群などのハイリスク要因で引き起こされることが多い。
しかし、ただ小さいだけで問題とないnomal smallであることもある。


どのサイトにもだいたいこういった説明がされていて、私の赤ちゃんは一体どれなんだろうと思いました。
というのも、なぜか先生は相変わらず大きさを教えてくれなくて・・・;
わかりません、とか、今は測りません、の一点張り。

じゃあ、どうやって赤ちゃんが小さいことを判断しているのよ!?と疑問でした。
同じような方のブログを見つけ、比較しようにも出来ない状態で、不安は大きくなるばかり(;o;)
(でも、大きさがわかったらわかったで、不安なんでしょうね)

ただ、調べるほど気になったのは、当時の私の数週。
私はまだ19wだけど、だいたい発育不全を診断されている方は、30w超えてる・・・34wとか35wとかの方が多いようでした。
あまり同じようなケースがない早すぎる診断に、不安が大きくなりました。
 
また、脳室拡大の要因である水頭症疑惑も不安だったけど、こっちは産まれてからシャント手術をすれば良くなるケースが多いようです。
何より、水頭症で産まれた主人は元気に過ごしてるから、きっと大丈夫。
それに、1/1000の確率の水頭症で産まれた主人から、また水頭症の子供が産まれるなんて、そんなことありえないはず。
主治医も遺伝はないって言ってた・・・よね?

そんな気持ちもあって、まずは子宮内胎児発育不全が一番の不安でした。
そんなことを考えながら、診察。


先生「やはり小さいですね。脳室も大きい。
また、羊水も少ないようですね。胎盤も低く、前置胎盤の恐れがあります。胎盤から胎児への血流もよくありません。」

先生「他の病院へ紹介状を書きます。」


散々な診断。
診断書には
「胎児発育不全疑い / 脳室拡大 /  羊水過少 / 胎盤機能不全疑い /  前置胎盤疑い 」
これでもか、というほどたくさんの症状が書かれています。

そして、やっぱり転院。
そんな気はしていました。
もともと、ここの病院へも長男を生んだ大学病院からの転院だったので、また出戻りかぁ、なんて思ってました。
しかし、 


先生「A病院とB病院、どちらいいですか?」

名前が上がった病院は、長男を生んだ大学病院とはまったく違う病院。

私「え、長男を産んだ○○大学病院ではないんですか?」

先生「そちらの病院は産科に力は入れていますが、NICUはありません。
今回の場合、赤ちゃんに問題がある可能性が高いので、新生児医療や小児医療に特化しているこの2つのどちらかの病院ではないとダメです。」

私「(そんなに深刻な状況なんだ・・・)
では、A病院の方が近いので、そちらでお願いします。」

先生「では、明日こちらからA病院へ電話を入れますので、予約が取れたらこの紹介状を持っていってください。」


この日、さすがに不安に思って、先生に今後の治療についてなど聞きましたが、先生は「正直なところ、小児科は専門外だからあまりわからない」と言ってました。
無責任な!と思わなくもありませんでしたが、

専門外=まだ正確な判断じゃない!!

そんな解釈ができて、逆に大丈夫かもしれない、という安心も得ました。
私はかなり心配性な性格なんですが、振り返ってみるとこの時はかなり楽天的ですね。
マイナスのことを考えてしまうと、赤ちゃんに申し訳ない、って気持ちがあったんだと思います。


そして、翌日、病院から電話がありました。


先生「ご希望のA病院ですが、予約がいっぱいで、3週間待ちでした。
B病院なら4日後見てくれるそうなので、そちらへ行ってください。B病院宛に書き直した紹介状は速達で送ります。」


私としては、通うことが大変な遠いB病院でこれからの長い妊婦生活を送ることより、
3週間後の診察までこちらの病院で様子を見てもらいながら、家の近くのA病院に転院する。

この方が先のことを考えるとありがたいとは思いましたが、速達まで使ってくれた先生の勢いに押されて、勧められるがままB病院への転院することになりました。
今なら、先生がどうしてこんなに転院を急いでいたのかわかります。



人工死産ができるのは、妊娠21w6dまで。



そんなこと頭にかすりもなかった私は、すでにこの時20wを迎えようとしていました。



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