第12話 「今日は何作ろう?」姪より先に32歳の僕がワクワクしていた

 

 

まきちゃんとプラレールで遊ぶ日。

普通なら、

「今日は何して遊びたい?」

と4歳児に聞くところだと思う。

 

 

しかし当時の僕は違った。

頭の中には、すでにいくつかの案があった。

「今日は駅を大きくするか」

「いや、立体交差を増やすか」

「この前と同じじゃつまらないな」

完全に企画会議である。

しかも参加者は一人。

 

 

企画部長・青山。
設計部長・青山。
施工責任者・青山。
利用者・まきちゃん。

4歳児一人に対して、組織が重すぎる。

 


 

まきちゃんがやって来る。

僕は聞く。

「今日は何作ろうか?」

しかし、これは質問の形をしているだけで、

僕の頭の中ではすでに、

 

A案、B案、C案が走り始めている。

「駅作る!」

「いいね!」

と言いながら、

(じゃあ駅から複線にして、こっちを高架にして……)

もう始まっている。

32歳、止まらない。

 


 

【専門家の見解】

今回、プラレール問題に詳しい架空の専門家に話を聞いた。

「一般的に4歳児とプラレールで遊ぶ場合、大人は補助的な役割を担います」

 

なるほど。

「今回のケースはどうでしょう?」

「大人が主導していますね」

 

なるほど。

「問題でしょうか?」

「本人たちが楽しければいいんじゃないでしょうか」

 

急に優しい専門家だった。

この先生には今後も出演していただきたい🤣

 


 

ただ、一緒に何かを作るのは本当に楽しかった。

僕が全部作ってしまうのではなく、

「ここ、どうする?」

と聞く。

まきちゃんが、

「こっち!」

と言う。

 

 

予定していたレイアウトが崩れる。

でも、その方が面白かったりする。

大人が考える「正解」と、子どもが面白がるものは違う。

これは今でも、僕が子どもと接するときに大事にしていることの一つだ。

 

 

大人が正解を全部用意しない。

子どもが考える余白を残す。

練馬そろばん教室でも、ただ答えを教えるだけではなく、

「自分で考えてみる」

時間を大切にしたいと思っている。

 

 

プラレールから教育論を学んだ、と言うと立派に聞こえる。

ただし当時の僕は、

そんなことを考えていない。

単純にプラレールが楽しかっただけである。

後付け教育論、完成🤣

 

教室についてはこちら。

👉【練馬そろばん教室公式サイト】
https://nerima-soroban.com/

 


 

そしてこの頃、別の問題が発生していた。

作るのが楽しい。

遊ぶのも楽しい。

しかしプラレールには、どうしても避けられないものがある。

 

片付けである。

これが長い。

ものすごく長い。

 


 

次回予告

第13話 

2時間作って、2時間遊んで、1時間片付ける。何かがおかしい

 

遊ぶために5時間使う男。

そのうち3時間、列車は走っていません🤣