第2話

32歳、2万円分のプラレールを買って電車に乗る

 

 

前回、4歳の姪に買ったプラレールに、なぜか32歳の僕がハマりました。

そしてある日。

僕はビックカメラへ向かいました。

目的はもちろん、

プラレールです。

 

 

売り場に到着すると、もう楽しい。

「これも使えそうだな」

「こっちのレールがあれば立体にできる」

「この駅もいいな」

完全に子どもの買い物ではありません。

設計担当者の顔になっています🤣

 

 

カゴに入れる。

また入れる。

さらに入れる。

この時、人間には不思議な能力が発動します。

 

 

一個ずつ見ると安く感じるんです。

「これくらいならいいか」

「これも必要だし」

「せっかくだから、これも」

そしてレジへ。

合計。

約2万円。

……。

 

 

ちょっと待て🤣

4歳の姪へのプレゼントとしては、明らかにおかしい。

しかし、ここで引き返すわけにはいきません。

僕の頭の中では、すでに巨大なレイアウトが完成しています。

お金を払い、大量のプラレールが入った袋を受け取ります。

 

 

ここまでは良かった。

問題は帰りです。

電車に乗りました。

僕の手には大きな袋。

しかもプラレールって、箱が長いものがあるんですよ。

 

 

袋から、

「こんにちは」

みたいな感じでレールが見えている🤣

隠れない。

どう頑張っても隠れない。

僕は急に恥ずかしくなりました。

「これ、周りの人からどう見えてるんだろう……」

 

 

32歳の男。

一人。

大量のプラレール。

完全に本気の人です。

もちろん、

「4歳の姪がいまして……」

と車内で説明するわけにもいきません。

聞かれてもいないし🤣

 

 

だから黙って座っている。

でも袋からレールは出ている。

僕は人生で初めて、

「早く電車から降りたい」

と思いました。

 

 

しかもおかしなことに、

乗っているのは本物の電車です。

電車の中でプラレールを恥ずかしがる32歳。

文字にすると、さらに意味が分かりません🤣

ようやく駅に着いて、僕は降りました。

ホッとしました。

 

 

ところが家に着いた瞬間、

さっきまでの恥ずかしさは全部消えます。

袋を開ける。

箱を並べる。

「うおー、これだけあれば相当作れるぞ」

 

 

さっきまで、

「見ないでください」

みたいな顔で電車に乗っていた男と同一人物とは思えません。

人間というのは都合がいいものです🤣

 

 

ただ、今振り返ると、この時に一つ面白いことを学びました。

夢中になれるものがある人は強い。

周りから見たら、

「そんなことに、そこまでやる?」

ということでも、本人にとっては楽しい。

 

 

そして、楽しいから工夫する。

工夫するから上達する。

上達すると、さらに楽しくなる。

これは、そろばんでも同じだと思っています。

 

 

練馬そろばん教室で作りたいのも、

先生に言われたから問題を解く教室ではなく、

「昨日より速くできた!」

「次はこれに挑戦したい!」

と、子ども自身が前に進みたくなる教室です。

 

 

教育というと難しい話になりがちですが、

結局、

好きなものには、人は勝手に努力する。

これ、かなり大事なんじゃないかと思います。

 

 

まあ僕の場合、

努力する対象が32歳でプラレールだったんですが🤣

そして、この大量購入には当然、大義名分がありました。

「姪のため」

です。

素晴らしい言葉です。

何でも正当化できます。

 

 

ところが家に帰り、実際に遊び始めると、

だんだん怪しくなってきました。

姪のためにしては、

どう考えても量が多い。

そして何より――

一番楽しそうなのが僕でした。

 

 

▶ 次の記事はこちら
【第3話】「子どものため」には、どう見ても量が多すぎた
 

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真面目に学ぶ。でも、真面目すぎない🤣

練馬そろばん教室は、子どもが「また行きたい!」と思える、ちょっと楽しい教室を目指しています。

 

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