腹診の重要性 | 目黒区祐天寺駅の訪問マッサージ 指圧処 与楽の院長ブログ

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経絡指圧において、腹診はとても大切なことです。

経絡指圧普及会の藤崎先生の教えでも、健康なおなかとは、つきたてもおもちのようなおなかだとおっしゃっています。

 

腹診は古来日本において重要な診断箇所とされています。

 

たとえば、名医の後藤昆山は、病が生じるのは風寒や飲食、七情によっても気が滞っておこるのだが、経絡が滞っても皮膚にうつっても最後は、みな腹のうちに落ち込むから腹診が肝要だと説いています。

 

またその弟子の香川修庵は、腹皮が厚く大きく、柔軟で力があり、上胃部が低く、下腹部が豊かで臍は凹入し、腹部正中線をとおっている任脈が低く、任脈の両側が高くて塊物がなく、動気が手に触れないのは健康な人。

病人は、腹皮が薄く、腹部が狭くて力がないか、硬い。上胃部が高くふくれ下腹部が低く臍は浅くあらわれ、任脈は高く任脈の両側は低い。

様々な塊が多く、動気が手によく触れ、腹筋は攣急しやすいと病人と健康な人の腹を話しています。

 

そして、按腹図解の著者であり、徳川幕府末期の医師の太田晋斎は、「その病の所在の裏面に当たる背中つくづくとときほぐし、それから病気に犯されている胸腹部の五臓六腑の周囲を極静かに調摩しなさい。これを繰り返し行っていると、動悸も静まり攣縮してひきつ」ている所は伸び、腹に出来ているいろいろな結塊もだんだんと消えてまいります。但し即効を挙げようと思って心をいらだち病状を決して強く押してはなりません。」とあるように、内臓や疾病の治療として背部の凝りを解釈してから、按腹するように説いています。

 

それだけ、腹部は重要な場所であり、腹部指圧は重要です。

施術者であっても健康のために、朝晩腹部の自己指圧することも大切なことです。