2021 夏 京都の旅9
京都モダンテラス
8/18(水)④
美術館から出ると、正面に見える建物の1階部分がツタヤだ。本屋のジョーシキを覆すようなディスプレイ、喫茶店と融合した様にくつろげる店舗は、過去に台北や広島でも同様のものに出逢った覚えがあるが、さすがは京都の店だけあり、ここは一際オシャレだ。置いてある小物のなかに、台北で見つけたhibiというお香?があった。自分の姓とおなじ名がつけられているだけに、なんとはなしに親近感が湧く。
台北で“hibi”を見つけたときの記事
この一画は、高級デパートの1フロアのような感じといえばいいだろうか、雰囲気で買わせる戦略と見た。
斬新なディスプレイのツタヤ
写真入りのメニューに見入る
二階に上がる階段の上り口に、写真入りのメニューが広げてある。上はカフェ・レストランの「京都モダンテラス」、じゃあ、ここで食べていくか、となったのはこの場合、自然な流れだろう。丁度同時に入店したのが我々を含め3組、ちょっと待たされることになった。
店の内装は天井が高く、実に格調が高い。喩えるなら高級ホテルのダイニングルームといった雰囲気、こんなところで食事するのは、旅に出たときならではのことだ。といって料理は、まあそれほどの値段じゃないから来てみたわけだが、気分はいい。車でなけりゃ、ワインの一杯でも、と思うのは自然だろう。ただ、¥3000程のランチと魚のフライ定食は、しかし特筆するほどの味ではなく、章湖はハヤシライスやカレーの方がよかったかも、とメモに残していた。
雰囲気はバッチリだが、味はいささか平凡
周囲の客は皆さん長居をしているようで、食事のあとのおしゃべりに興じている。我々も日記書きで粘ることになった。
雨でなけりゃこっちもいいだろう
ここの3Fはロームシアターの建物に通じている。そちらに上がってみると、フリースペースといった雰囲気で、皆さんものを食べたり、お茶を飲んだりしながら勉強や読書をしている。これを見ていると、自分の身近にもこんなところが欲しい、という羨望はつのるばかり。
2021 夏 京都の旅10につづく