2023大阪の旅6
ザ・ロイヤルパーク・キャンバス北浜
1/3(火)
予約した「ザ・ロイヤルパーク・キャンバス北浜」は、実にこの大阪取引所の隣にあった。安い宿だし、せいぜいビジネスホテルだろう、という想像はいい意味で裏切られることになった。
建物自体は記憶に残るようなものではく、地上にはファミマ、その隣の入り口を入るとフロントは2Fにある。ここは簡素なものだが、その左手奥に広がるラウンジは、シックなバー、という雰囲気。ここには宿泊者向けの飲み物のコーナーがあるが、コーヒーの場合、マシーンはもちろん、豆を自分で挽いてハンドドリップで淹れる、というのまで用意されている。おまけに18:00~20:00はワイン、ハイボール、ハードシードルのアルコール類が無料というありがたいサービスが付く。これはいい!
おしゃれなラウンジで、まずはコーヒーを頂く
部屋を選ぶときに23㎡、というのを確認してあったが、実際に入ってみると、まず、充分な広さ。しかし、収納はほとんどなく、この点には不満が残る。あらかじめ送ったキャリーバッグは、すでに部屋に入れてあった。
充分に広い!
窓の外には大阪取引所ビル、ここの屋上庭園が眼下に見える。その脇の向こうには難波橋のライオン、これも実に気分がいい。
今回、これまでのタイムドメインに替わって、章湖が買ったブルートゥース対応のスピーカーからBGMを流したが、こんな用途には充分。テレビをつけるより数段雰囲気が出る。
BGMならこれで充分!
大阪に来たからには、内部公開しているという太陽の塔へは行ってみたい。1970年の万博当時、オレは小学5年生。家族で行ったと、嬉しそうにしゃべる同級生が羨ましかった、その記憶は遠いものだが、今でもかすかに残っている感じはある。章湖は一つ上の6年、各務原に住んでいた頃だから、万博へは行ったという。調べてみると、ここの見学には予約が必要らしい。
内部公開された太陽の塔が登場するテレビ番組を見た覚えがあるものだから、今頃になって予約が取れるだろうかと思いきや、案外に空きがある。今時、ケータイですべては事が済み、明後日の10時半で無事予約完了。
さて、これからどうしようかと策を練ったが、この時刻からあまり遠くまで足を運ぶのも億劫だ。橋を渡った先にある、天神橋筋のアーケード街まで行けば、少しは開いている店もあるだろうし、と話がまとまる。そうこうしているうちに窓の外には闇が降りてきた。
6時を待ってラウンジまで降り、ソファに腰を下ろした。全体に落とし気味だが刻々と変化する間接照明、DJが入ったらダンスフロアにでもなりそうな雰囲気のある、ちょっと素敵な空間。カウンターで、宿泊者はフリーというドリンクのうち、ハードシードルと白ワインを頼み、乾杯だ。
ハードシードルと白ワインで乾杯!
こんな場所とサービスがあること自体、着いてみるまでは全く意識の他だったが、ルームチャージが¥6000ちょっとのホテルでこれ?という驚きがある。これもまた、コロナ禍でインバウンドが回復するまでの、狭間の幸運か。
2023大阪の旅7 夜の天神橋筋商店街1につづく