2023大阪の旅5
北浜歩き
1/3(火)
梅田でその昔、大阪で人と待ち合わせした記憶のある、地下街の曾根崎警察などという場所を確認してみたくもあったが、人の波をかき分けて歩くのもいささか疲れたし、もう、ホテルに向かおう、という話になった。
最寄りの北浜までは乗り換えが厄介そうだが、御堂筋線で淀屋橋まではわずか一駅、ここから土佐堀川沿いに東へ歩くことにした。あたりは一見してビジネス街だが、戦前からのビルが残る、ちょっと風情のある表情をも併せ持つ。
橋には特に時代を感じさせる造作が残る
対岸にレンガ造りの中之島公会堂が姿を現した。これがまた威風堂々とした歴史的建造物、大阪のキタを代表するランドマークと言ってもいい。かつてこの近くには来ているはずだが、もう遠い記憶である。
中之島公会堂。かっこいい!(HPより転載)
しばらく行くと、北浜駅の入り口に架かる難波橋は、欄干に大きなライオンの像が鎮座、これも威風堂々、あたりを払う、というとちょっと大げさに聞こえるだろうが、疑うなら行ってみるといい、これが正直な感想だ。
難波橋(NAVITIME Travelより転載)
大きな交差点越しにそれに相対する、円柱状のビルに掲げられた名称は「大阪取引所」と読める。その前に立つ偉人らしき銅像は五代友厚だった。一昨年の大河ドラマでは、ディーンフジオカ演じる、渋沢栄一のライバル、というのがすぐに思い浮かんだ。なるほど、今はどうか知らないが、かつて大阪の経済の中心はここだったのだろう、という想像をかき立てられる一画である。
ディーンフジオカ演じる五代友厚は、渋沢栄一のライバルとして描かれた
五代友厚像と大阪取引所
2023大阪の旅6 ザ・ロイヤルパーク・キャンバス北浜につづく