2022金沢2
粋寿司
１／３（月）②
妙高SAを出発して北陸道に入ると、そろそろ昼飯を、という時刻になる。何で知ったのか、有磯海SAのステーキ丼が美味そう、と言う章湖だったが、そのSAに入り、レストランまで行って、突然踵を返した。レストラン入口にあったその写真に幻滅したというのだ。パンフレットやガイドブックにあるのは、全くの嘘ではないにしても相当念入りな演出が加えられていて、写真より実物が劣るのは半ば常識と言えるが、レストラン前にあったそれは、正直に現物を撮影したものだったのかも知れなかった。
当初は富山あたりで回転すしに寄るのもいいかもね、なんて話していたが、ここまで来てしまうと、それはちょっと難しいかも知れない。調べてみると、小矢部のアウトレットモールに、富山に展開する回転寿司チェーンの「粋寿司」があるのが分かり、じゃあ、寄っていこうか、と意見の一致を見た。
もう５～６年は前になるだろうか、このモールには一度来た事がある。関東あたりのアウトレットと比べると割引率が違い、何だかいい買い物が出来た、という記憶は強く残っていて、今回はどうだろうという期待は膨らむ。
しかし今日は正月の３日、思えば、暮れから正月へつづく休みに飽きた人達が殺到しているのは間違いなく、広大な駐車場が用意されているから入るのに難儀はしなかったけれど、お目当ての店のあるフードコートは満席だ。それでも何とか席は確保でき、行列に並ぶこと１０分ばかりで順番が回ってきたのは、まあ、幸いだったろう。しかしここの「粋寿司」は通常の店舗とは違って、どんぶり専門。カウンターに陣取ってあれこれ選ぶ楽しみはないが、この際は仕方がなかった。
どんぶり専門の「粋鮨」。回転するほうがよかったが仕方ない
お店の方もしばらく歩いてみたが、特に買い気をそそられるものもなく、これは家の近くに類似のアウトレットモールが出来てしまったが故の悲劇？というほどのものでもないが、この手の売り場にもそろそろ飽きが来たのかも知れなかった。
もはや、あまりにも見慣れた光景
ここからはナビを頼りに、山がちな下道のルートを通る。源平合戦の「倶利伽羅峠古戦場」を途中で過ぎたが、ここにはかつて寄った覚えがあるから、一度通ったことのある道に相違ない。こうして我々は金沢に入った。
2022金沢3 金沢駅につづく