2019 筑波・土浦・笠間19 笠間稲荷 | 楢丁(YOUTEI) 旅の話

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趣味で書きためた旅日記が、膨大な量になりました。2020秋に脳出血、2023には食道癌を発症と、様々なことが起こりますが、克服してまた旅に出たいという気持ちは変わりません。
お付き合い頂けたらありがたいです。どうぞよろしく。

2019 筑波・土浦・笠間19

笠間稲荷

 

5/2(木)⑧

 さて、まだ日暮れまでにはかなり時間がある。観光スポットとして有名なのが笠間稲荷、いったんは専用駐車場に車を入れるが、すぐ目の前にコインランドリーを発見、これは願ってもないチャンス。ここに移動して溜まった洗濯物をマシンに突っ込み、参拝へと出掛けることにした。

 

                   門前市をなす笠間稲荷


 門前は参拝客目当ての食事処や土産物屋が軒を連ね、この時刻でもそこそこ賑わいを見せている。レトロ風な店に「けずりイチゴ」なるものがある。看板に写真が出ていて、おいしそうだ。見たところでは凍らせたイチゴをかき氷の機械で削り、練乳をかけたもの。初めて食べたが、これ、案外にいいかもしれない。今は台湾風かき氷が席巻している感はあるが、これはどこが発祥なのだろうか。イチゴだけにお隣の栃木あたり?が有力か。

 

                もう日暮れも近いが賑わう笠間稲荷


 笠間稲荷自体はさほど大きな神社という印象はないが、賑わっているのはめでたいことである。

 

                       八重の藤

 

境内脇の藤棚に花を咲かせているのは八重の藤、これは珍しい。周囲が木枠で囲まれたクルミの老木は、下に美しくコケが生えていたが、ここにアミガサタケが3本ばかりある。こんな所に、と思うが写真を撮るだけで済ませた。その昔、京都の仁和寺境内でコガネタケを大量に収穫したのをふと思い出す。

 

                 こんなところにアミガサタケ

 

                    神馬は中々の彫刻


 拝殿は朱塗りの華麗な建築だが、時代が感じられないところが惜しい。


 裏手に美術館の案内がある。笠間稲荷のお宝や所蔵品だろうか。既に4時を回り、閉館してしまっているから、またの機会に、ということにしておく。境内右脇の門から出るが、この門は、拝殿より遙かに時代を感じさせ、由緒ある神社はやっぱりこうでなくては、という姿をしている。建築としてもなかなかに重厚だが、懸けられた木額が時代がかっているところがいい。今時の新しい看板に、何10年か経って古びたときに味が出てくるなどというものがどれだけあるだろう。

 

                     境内右手の門

 

 

2019 筑波・土浦・笠間20につづく