2019 筑波・土浦・笠間17
笠間出雲大社
5/2(木)⑥
笠間出雲大社。太いしめ縄がそれらしい
章湖はかつてバスツアーで出雲大社に来た折、かなり俗っぽいところだと思ったというが、今、目の前にした限りでは、その言葉から想像されるほど低俗には感じられなかった。若干商売っ気があるというのは否定しないけれど、本来なら門前にあるはずのものが境内に入り込んでいる、ということだろうか。
「出雲大社」という響きで思い浮かべるほど壮大な規模の神社ではなく、そして社殿は新しいもの、という印象を受けた。どうしてここに出雲?という疑問は残るが、秦野あたりに行ったときにも出雲大社に行きあっていることもあり、全国展開しているのかも、とは想像される。諏訪神社などというのも全国にあるが、しかし「大社」を名乗るのはさすがに本場のものだけじゃないだろうか。いずれにしろ太いしめ縄は出雲大社の象徴的存在、縄の太い断面にコインを下から投げて挟もうと頑張る人たちがいたが、挟まった暁には願いが叶う、ということだろうか。
コインがたくさん挟まっているが、写真ではよく分からない…か
本殿裏手の山は「樹木葬」を謳う墓になっているが、墓石代わりに植えられていたのはシャクナゲの花。現在は雑木林だが、その中にコシアブラの幼木を発見、しかしこの調子でいくとやがてこれも伐られ、山全体がシャクナゲ畑になってしまいそう。これはちょっと考えて欲しいところだが、顧客の希望は無視できないだろうな。
駐車場から本殿に上がってくる途中に、ガラスの展示館や土産を扱う店、食事処などがあったが、そこからちょっと外れた場所に、鉄筋の建物があり、ここに美術館が併設されていた。
絵画展のポスター
大社付属の美術館は意外にもオシャレ
宣伝用に掲げられていた幕から、写真の展示と思っていたら、あにはからんや写実の油絵だった。椿の花をテーマに描き続ける画家のようで、そこそこ見応えのあるものだった、と評価しよう。
片口直樹という画家
展示は中々の見応え
2019 筑波・土浦・笠間18につづく