2016 紀伊半島の旅21 横山展望台 | 楢丁(YOUTEI) 旅の話

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趣味で書きためた旅日記が、膨大な量になりました。2020秋に脳出血、2023には食道癌を発症と、様々なことが起こりますが、克服してまた旅に出たいという気持ちは変わりません。
お付き合い頂けたらありがたいです。どうぞよろしく。

2016夏の紀伊半島21
横山展望台

8/10(水)⑧
 ここから引き返す途中、テン場にならないかと、通りがかりの運動公園などを覗きに入ってみるがどこもダメ。

 「横山展望台」の看板を見つけ、山を上っていく。あまり車の通りはないようだったが、現れた駐車場には凄い数の車、展望台は大混雑の様子。メインの道路は我々が通ったのとは違うところについていた。

 この展望台がどんなところなのか全く分からなかったが、英虞湾が一望に見渡せる絶景ポイントだとは後で知った。混雑を嫌い、我々は展望台には上らずにしまった。


                                 凄い混雑で行かなかったが、ネットで探した写真がこれ

 展望台と一緒に整備された公園が山の中に点在するらしく、芝生広場の看板に従って車を走らせる。やがて駐車場が現れ、そこから下ったところに芝生の広がる公園があった。20台ほどは停められそうな駐車場に車は1台のみ、展望台の他には人がほとんど訪れない様子が見て取れた。駐車場から続く坂道を下り、芝生の張られた広場を見に行ってみたが、人の来そうにないここには、車で乗り入れることが出来るばかりか、トイレもあってテン場には格好の場所だった。しかし、章子は腹の調子が芳しくないせいか、首を縦に振ろうとはしない。もっとも、ここにテン場を取るメリットはさほどなく、今日はまた勝手の分かっているラブリバー公園に戻ろうと意見が一致した。

 既に旅も4日目、このあたりで一度洗濯をしておきたい。運良く、コインランドリーとともにスーパー、そしてドラッグストアーのある一画に当たる。

 しかし、このコインランドリー、ここでしか使えないカードに現金をチャージするシステム。10パーセント還元などとうたい文句があるが、結局半端がカードに残るだけ、これが店の作戦だろうが、2度と来ない我々には何の恩恵もない。おまけに、珍しく洗剤を自分で投入するという、今ではあまり見かけなくなったスタイル。ここで売っているのは小さい上に割高な合成洗剤、洗濯には石鹸と決めている我々は、こんなものを買わされたくない。

 

 というわけで、お隣のドラッグストアーで洗濯用石鹸を物色。ところがだ、洗濯用石鹸は詰め替え用しか置いていない。ベビー用というので容器に入っているのがあったが、中身は同じでもかなり割高になる。なるほど、環境意識が高い消費者しか石鹸を購入しない?いやいや、単に「石鹸」なんて本気で扱う姿勢がそもそもないのだろう。そんなわけで、我々は詰め替え用を買って、余った分は空いたペットボトルに詰める作戦に出た。

 仕上がるまでに、向かいのコメダで一休みし、その後スーパーで買い物。章子はやはり腹の調子が思わしくないようで、元気がない。

 風呂はこれで3日連続となる霊泉湯、そしてテン場は3連泊のラブリバー公園。連泊したテン場には先客がいて、ちょっと離れたところに移動を余儀なくされたが、広いこの公園はどこにでもテント張り放題だ。

 魚肉ソーセージでもエサにしたら、という章子の提案だが、帰り道、うまくコンビニに当たらず、結局この日は竿を出さずじまい。章湖は結局この晩、ほとんど食事に手を付けようとしなかった。

    


2016 紀伊半島の旅22 につづく