2008山陰21 樗谿神社 | 楢丁(YOUTEI) 旅の話

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趣味で書きためた旅日記が、膨大な量になりました。2020秋に脳出血、2023には食道癌を発症と、様々なことが起こりますが、克服してまた旅に出たいという気持ちは変わりません。
お付き合い頂けたらありがたいです。どうぞよろしく。

2008山陰21

樗谿神社

 

8/18(月)①
 未明に、近くでおばちゃんたちがなにやら歌っているのを、半分夢の中で聞いていたが、歌は「炭坑節」だった。あるいは、まだ月が出ていた頃合いだったろうか。6時になると、おじさんが草刈りにやって来た。テントを撤収していると、ライオンズの泉がある方から、今度はおばさんたちの豪快な笑い声が聞こえてくる。辺鄙なところに感じられるが、公園はよく利用されているようだった。


 R9に乗り、東へ。青谷あたりから混雑してくるのは通勤ラッシュに違いない。もうお盆明けだ。鳥取着を8時ともくろんでいたが、20分ほど遅れることとなった。


 鳥取市内に入って、まず向かったのが久松公園、裏手は山だが、堀があるのは城址の証拠。駐車場を探しているうちに、高校の敷地に入ってしまったのは不覚だった。丁度通勤の時刻、先生方何人かとすれ違う。自分で記したメモに「映画に出てくるような女の先生がいた」とある。わざわざ書き残すくらいだから、よっぽど印象に強かったはずだが、これがどんな意味なのか、もう全然思い出せない。すでに10年以上の時を経た今、これは仕方のないことと思う。メモを残すなら、具体的に描く必要があると痛感。


 野球部の生徒諸君からは次々に挨拶され、慣れているはずの俺でも、ちょっと気恥ずかしい心持ちになった。県立の鳥取西高校だ。


 この公園は鳥取城址の麓に作られた公園、この一画には県立博物館もあるが本日休館、残念。月曜は、観光には難しい曜日である。

 

                  「樗谿神社」境内入り口にて

 

 山続きの、この先にある「樗谿(おうちだに)神社」周辺も公園を形成している。ここは少し歩いてみた。やはり木々のうっそうと茂る山の麓、流れ出る小川のせせらぎもある、素晴らしいロケーションだ。


 今度は中学校の部活だろう、生徒が体操着で走らされていた。公園内にあったのが創建が1650年という東照宮、なるほど、社殿はよく見ればそれらしいもの。小さな動物園もあり、白いクジャクが羽を広げてくれていた。こちらには市立博物館があるが、やはり休館。

 

                     これが東照宮と思う


 もう一つ写真が残っているのが「中国観音霊場三十二番」の看板の掛かる山門だ。庭園が国指定名勝という寺だが、見ずに終わった。鳥取市内は、行きと帰りに上っ面をなでた程度で通り過ぎた格好だが、なあにまた来てみればいい。

 

                   ​​​​​​庭園を見ずに終わった


 R29を南へ下り、若桜へ向かう。途中で見かけた物産館、だいたいこういうところには寄ってみることにしている。性懲りもなく桃や梨、ブドウを買い込む。果物や野菜がずいぶん安い。従って、帰ってしばらくは、毎日フルーツ三昧となってしまう。買わずに帰って、家の近くのスーパーに入ると、あれ、あそこのはもっと大きくて半額だった、などと後悔することはたびたび。しかし、ガソリンだけは例外、旅先では下手すると、いつもよりリッター20円ほども高い、なんてことはよくある。

 

 

 

2008山陰22 につづく