４年前に売却した別荘が
フォレストペンチュという貸別荘に生まれ変わり
母を連れて再会するまでの物語。
内容を整理、補足加筆しつつ、
順番に再掲させて頂きます。
2020年7月。
結局父は売却手続に来れる状態ではなく、
母だけ新幹線で来てもらい、
先に草津旅行に出ていた私達と合流しました。
この写真は2020年のもの。
父がお気に入りというイタリアンのお店
トラットリア ラ パッキアに
予約無しで入りました。
よく入れたよね…
予約しなくても大丈夫だから！
と根拠ない自信で断言する母…
まぁ入れたからほっとしました。
現在は移転閉店しています。
移転先は、今回初日にお昼を食べた、
軽井沢発地市川庭のすぐそばでした。
2020年7月。売却手続き。
私と夫は先に草津に旅行に行ってました。
母を迎えに軽井沢駅に来た時は、小雨。
なかなかうまく待ち合わせられず
時間かかりました。
曇りの中、北軽井沢に向かって北上しました。
いつでも来れるようにしてあった、別荘。
見慣れた家具や食器たちを置いてきてしまいました。
どうせゴミとなってしまうなら
なぜ、もっと、自宅に送らなかったんだろう。
こんなに全部は無理、と思ったり、
これらは軽井沢にあるのが似合うと思ったり。
もっとえげつないくらい、
全部送ってしまえばよかったのに。
好きな食器セット。
あの時の私と母は、家を引き払うっていうのが
どういうことかわかってなかった。
どこか、いつでも取りに来れる感覚でいたのかな
これだけは惜しかったと、父が言ってたのは
トルコのイズニックのお皿。
もろもろに柔らかそうな素材で
あきらめちゃったのよね。
崩れてもいいから持ち帰ればよかったのに。
これは覚えてないけど、惜しかったです
５年間住んでいた、ドイツっぽい絵。
オウムは置いてきました。
息子達も怖がってたのよ
一番の心残りはコカコーラの壺。
かかえきれないほどの大きさなの！
これ、すごく価値あるんだけど
ゴミになったのかなぁ
uriarte talavera というお店のタグが。
調べると、
ウリアルテ工房のタラベラ焼らしい。
タラベラ陶器は世界遺産の街
メキシコ・プエブラ州プエブラの特産。
その中でもウリアルテ工房は
1824年創業の老舗。その特注みたい。
そして、壊れてもいいからこボヘミアンガラスは
持って帰ってくるべきでした。
あの時は、そんな頭、回らなかったのです…
見えない絆に引き寄せられて…
浅間山に呼ばれて…
日ごろは料理、たまプラーザ情報、時々お出かけのブログです。
今回売却した北軽井沢の実家の別荘を再訪したのですが、まるで不思議な見えない糸に惹かれるような別れと出会いの物語、長くなりますが聞いてください
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４年前に売却した別荘が
フォレストペンチュという貸別荘に生まれ変わり
母を連れて再会するまでの物語です。
（今までの投稿）
①就職祝いに軽井沢の土地購入・別荘の場所
②別荘建築までは海外駐在生活・ハルニレテラス
③別荘との想い出・星野リゾートの村民食堂
④別荘の隣は桜蔭浅間山荘・ツルヤ購入品
⑤フォレストペンチュ外観・別荘は相続すべき？
⑥ベジビエ・別荘を手放す時
別荘売却後、父は入退院を繰り返します。
施設も初台から横浜山手町転居する、
怒涛の3年が過ぎることとなります
(20207月ベジビエそばの道路)
売却当日については
アメブロにはさらっと書いてあるだけ。
記憶は流れてしまうもの。
一方で、今回別荘を再度訪問してみて
自分の中で呼び起こされた記憶もありました。
別荘が私を呼んでくれた。
そう、思える瞬間もありました。
売却した時を思い出してみます。
売却手続きは自分達でやると母は言いました。
もう父はその頃車椅子だったのに、
なぜ手助けはいらない！
だなんて母は言えたのだろう。
そして長年父に守られて、
事務手続きなどと無縁で生きてきた母に、
最後の最後、
不動産売却手続きを託すのは、
父はいかに不安だったろうかと今思う。
必要な書類は父がすべて
必死で用意したのだろう。
どれほどそれが大変だったことか。
私と夫はその売却時期、
草津旅行を計画していました。
もともとはベトナム旅行の予定でしたが、
コロナで行けなくなり、
勤続30周年祝いの旅行券の
使用期限が近かったからです。
なぜ行き先を草津にしたのか。
それは、きっと私が呼ばれると思ったから。
本当は全然違う行先にもできたのに。
（別荘から持ち帰ったDECOY。
アメリカ駐在時の父の趣味でした）
両親に宛てたメールが見つかりました
「主人が勤続30周年で会社から
使用期限8月末の旅行券を支給さ
草津に今週末から行く予定です。
草津から別荘までは車で30
14日にパパ、ママが軽井沢に着いたら
レンタカーで別荘まで送る
本当に行く直前まで、父が来る予定でした。
（別荘から持ち帰ってきた、ブラジルの鳥）
旅行当日。
草津に行く前に別荘に立ち寄っておこう
と言ってくれたのは夫。
こういう時さすがと感心し、
後に心底感謝することになります。
母と一緒ではゆっくり
写真や動画は撮れませんでした。
母が軽井沢に来た当日になって
私に売却手続きに同行してほしいと言い、
私は新幹線を当日キャンセルし、
夫は仕事で先に帰宅したのでした。
草津から母を軽井沢に迎えに行き
この時は、母と別荘に一泊し、翌日
契約手続き後、母と新幹線で帰ったのでした。
あたし、がんばったなぁ…
2020年７月別荘売却当時アメブロ
それにしても、なんでこんな変なものばかり
持ち帰ってきたのかしら、私
管理人さんが私達を契約の不動産やさんに
送迎してくれ、また、宅急便も送ってくれました。
そう、それもあって、あまりたくさんは送れないかな
と妙な遠慮をしてしまったのかもしれない。
売却時の話に続きます。
写真は今年行った時のハリオカフェです
↓
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